株式会社三橋貴明事務所  講演・執筆依頼等、お仕事のご依頼はこちらから

三橋貴明のツイッター  はこちら

人気ブログランキング に参加しています。

新世紀のビッグブラザーへ blog

人気ブログランキングへ

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

   

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
チャンネルAJER更新しました。
『日本維新の会の皆様へ①』三橋貴明 AJER2012.12.18(1)

http://youtu.be/oIRU_556Cqg

『日本維新の会の皆様へ②』三橋貴明 AJER2012.12.18(2)

http://youtu.be/-r7ZtQu_uB0

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

【2013年1月21日 羽島商工会議所 新春講演会】

http://members3.jcom.home.ne.jp/takaaki.mitsuhashi/data_40.html#Hashima

【2013年1月31日 日本経済復活の会設立10周年記念パーティー】
http://tek.jp/p/meeting.html

【2013年2月1日 四谷法人会 三橋貴明講演会「日本経済を救う経済政策はこれだ 米中露韓経済戦争と尖閣・竹島」】 

http://www.yotsuya-houjinkai.or.jp/information.php?id=172

【2013年4月6日 FUNAI MEDIAセミナー「アベノミクスで激変!日本経済はどうなる!?」NEW!

http://www.funaimedia.com/seminars/seminars_main.html?data_id=287
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


 六日間連続出張を終え、東京に戻ってきて、SAPIOの企画で青山繁晴氏、須田慎一郎氏との対談を終え、さすがにバテバテでダウンしてしまいました明日から、再び出張続きですので、結構きつうございます。

 現在も未だ少し熱が高い状況ですので、本日は投稿二本でございます。
 まずは一本目。


「世界情勢の変化に対応を」(中野剛志 評論家)毎日新聞 1月7日朝刊(書き起こしCD様)
 第2次安倍晋三内閣は、民主党政権下で混乱した外交・安全保障を立て直すべく、日米同盟の強化を打ち出した。それ自体は正しい。ただし、第1次安倍内閣の頃の外交戦略を復活させるだけでは不十分だ。なぜなら、当時と現在とでは、世界情勢は大きく変化しているからだ。
 第一に、世界経済の構造が全く異なる。2008年のリーマンショック後、米国は世界経済を牽引できなくなり、欧州はユーロ危機に陥り、欧米への輸出に依存していた新興国の成長も著しく鈍化した。この変化に伴い、各国は経済戦略を大きく転換している。
 例えば、第1次安倍内閣当時、米国はドル高を容認していたので、日本は円高による輸出主導の成長が可能だった。しかし、現在の米国は輸出拡大と製造業復活による雇用創出を掲げ、ドル安を志向している。第2次安倍内閣が円安の誘導による輸出主導の成長を目指すなら、それは米国の方針と対立することになる。
 第二の変化は、米国の覇権国家としての地位の喪失である。
 昨年末、米大統領の諮問機関である米国国家情報会議は、報告書「メガトレンド2030」を公表し、中国が20年代に米国を抜いて最大の経済大国となり、米国は覇権国家ではなくなり、「世界の警察官」たり得なくなると予測している。米国政府機関自身が、米国が覇権国家としての地位を失う可能性について言及したことの意義は大きい。ところが政治学者のプレマー氏は、世界はすでに覇権国家も主要国の国際協調(G7やG20)も存在しない「Gゼロ」になったと論じる。確かに、米国は不安定化する中東情勢から手を引き、北開鮮のミサイル発射実験すらも阻止できない。G20体制は、気候変動問題やユーロ危機など、グローバルな課題を全く解決できない。かといって代わりとなる覇権国家や国際体制はない。国際政治経済学の覇権安定理論によれば、開かれたグローバル経済は、秩序を守る覇権国家のリーダーシップがなければ、存続し得ない。19世紀にはイギリス、20世紀後半以降はアメリカが覇権国家として君臨し、開かれたグローバル経済の秩序を維持した。1930年代の世界恐慌は、英米が覇権国家としての役割を果たさなかったために起きた。今日の世界が、斬権国家なき「Gゼロ」だということは、グローバル経済の200年の歴史が終わったことを意味する。プレマー氏や米国国家情報会議は、食糧、エネルギー、水を巡る地政学的な争奪戦を予告している。この事態に対し、安倍政権はどんな戦略で対処しようとしているのか。
 第三の変化は、米中の軍事バランスである。複数の安全保障の専門家が、この10年で中国の軍事力が飛躍的に強大化したことで、アジア太平洋地域における米中の軍畢力が拮抗しつつあると指摘している。尖闇諸島を巡る中国の挑発も、この米中の軍事バランスの変化を反映したものだ。
 オバマ政権はアジア回帰の外交戦略を打ち出したと言われる。だが、11年のクリントン国務長官の論文は、米国が中国市場に輸出し、中国が米国市場に投資するという互恵的な米中経済関係の構築を提唱している。「アジア回帰」は、中国封じ込めという趣旨では必ずしもないのだ。
 著名な国際政治学者のキッシンジャー氏は、米中は経済的な協力関係を構築して安全保障面での衝突を回避すべきだと主張する。オーストラリア国立大学のホワイト氏は、米国が中国と戦ってでも守るべき利益はアジア太平洋地域にはないと論じる。米海軍大学のホームズ氏は、厭戦気分にある米国の世論が、尖閣諸島を巡って中国と戦う選択肢を選ぶことは政治的に困難だと言う。ランド研究所は、10~20年以内に米国が台湾海峡から後退せざるをえなくなる可能性すら示唆している。米国国家情報会議も、米中の協力関係の構築が最善のシナリオだとする。ホワイト氏は、もし米国が中国と共存しようとするなら、日米同盟は邪魔になると指摘する。国際情勢が大きく変わったのだ。戦後日本の外交・安全保障戦略は、米国の軍事力に依存し、日米関係を悪化させないためには米国の経済的な要求でも呑むというものだった。しかし、米国の覇権的地位の喪失や米中の軍事バランスの変化により、日米同盟の有効性が低下し、米中が接近するのだとするなら、日本は大きな方向転換をしなければならない。日米同盟の強化は確かに必要だが、それは日本が防衛力を強化し、米国と対等な関係になることによってでなければならない。米国の経済的な要求を呑んでも、もはや安全保障の見返りはないのだ。
 日米同盟の無効化や米中接近など、想像しがたいかもしれない。しかし、40年前にもニクソン大統領(当時)が中国を電撃訪問する「ニクソン・ショック」があった。当時も、米国の国力の低下や世界経済の変化といった転換期だった。世界情勢の大きな変化をつかみ損ね、従来の対米依存路線を怠惰に続けるなら、日本は再びショックを受けることになろう。』 


 中野様、ありがとうございました。
 続きまして、当ブログユーザーのス内パー様からのご投稿です。


お金の飢饉(ス内パー)
 こんにちは。ス内パーです。
 今日は軽い話を一席。

1.デフレ
 皆さんデフレの定義をご存知ですか?
 物価が持続的に下落していく経済現象
 このブログを見ている方なら常識ですが残念ながらお茶の間では理解されていませんでした。「牛丼が安くなるんですよ」なんて一流大学の教授や経済評論家ですら真顔で褒めていたくらいですからね。このデフレ、お茶の間用語で分かりやすく言い換えますと
 お金の飢饉
 です。正確には慢性化したお金不足。インフレがお茶の間用語で「金余り日本」だったのでその逆ですね。例えば

・毎年数千万円するスーパーカーを乗り換えていた社長さんが中古で30万くらいの軽自動車を10年乗り潰す
・毎食5千円近いカレーを食べていた某新聞の主筆らが給湯室で150円くらいのレトルトカレー自炊するようになる
・数十万円する包丁を使っていた職人が100円の包丁を使うようになる

 といった節約倹約を1人2人がするのならともかく、お金が足りなくて国民全員で何年もしている。それがデフレです。間違っても牛丼の値段が下がる=デフレではありませんよ。
 思い出してください。消費税増税の少し後に、あらゆる品が値上がりしましたが、あの時インフレでしたか?(3→5%増税のときは)デフレですよね。デフレで牛丼の値段が下がるとか言われても(消費期限切れは別として)コンビニの商品が値下がりしたことなどほとんどないですよね。そういう意味での物価、ぶっちゃけると単価はインフレデフレとは別の条件で上がったり下がったりしていたはずです。物価(≠単価)が下がるというのはそこじゃないんです。

2.商品の選択
 上の例えを見て気がついたことありませんか?(日本の得意な)高品質高付加価値高価格の3高製品が競合する(特亜の得意な)低品質低付加価値低価格の3低製品にシェアを奪われ買われなくなってるんです。デフレによる物価の下落というのは品物が値下げされることではなく高品質高付加価値高価格の品が競合する必要最低条件を満たす程度には品質を保っている低品質低付加価値低価格商品にシェアを奪われる……ようするにお金がなくて品質より安物を国民が選んでいった挙句にデフレになるんですね。
 よく日本は物作り大国だとか中間財で儲けているとかいいますがあれは日本の品物の品質がいいからというのもありますが、他所では必要最低条件を満たす程度の品質すら確保できないから売れているだけでして、技術移転とかして品質が確保されますと、とたんにシェアを奪われ没落しています。典型的な例が白物家電ですね。

3.名目GDP
 名目GDPって言葉があります。これは「一定期間内に国内で産み出された付加価値の総額」という定義なんですが、ぶっちゃけて言えば国全体の粗利益(=売上高-売上原価=付加価値)の合計です。例えば合わせて原価10円の液体+紙コップをジュース150円として売れば150-10=140円が粗利益=付加価値になりますよね。で、ここからが大事なんですが、粗利益から税金(国の取り分)や人件費(家計の取り分)等を引いたものが、純利益(企業の取り分)になります。
 分かりますかね?
粗利益が減れば当然家計の取り分も減ります。
 で、
デフレとは粗利益の低い商品が買われる時代
 です。
 国民総けちんぼ化して粗利益の出ない安物しか買わないんですから仕方ありません。回りまわって自分の首を絞めてるんですが、お金の飢饉ですから仕方ありません。

4.なぜけちになる?
 なぜ国民総けちんぼ化するのか?これは簡単です。
 1993年、今からちょうど20年前ですか。この年何が起きたか覚えている方はいますかね?
 平成の米騒動。日本全国の作況指数(平年の収穫を100とした場合どれだけ収穫できたか)が74。たった一年だけですが平年の3/4に落ちたことをきっかけに人々がお米の買占めに走り5kg10kg単位で売られていた米が500g1kg単位で売られるという売りしぶりや米農家から米の盗難が相次いだりして大騒ぎになった年です。
 冷静に考えれば毎年政府備蓄米が大量に余ってましたし、足りない分は一食ご飯の代わりにパンや麺類食えばよかっただけなんですが、すわ米飢饉とパニックに陥った我々にそんな常識は通用しません。あちこちで米を買うために長蛇の列が出来たのも懐かしい思い出です。
 毎年作況指数95~105の安定した収入を見込めていた米が3/4に落ちた。それだけのことでほかにいくらでも食べるものがあり備蓄米の古米古古米が大量にあるというのに、我々は眼を血走らせて米を買い漁ったものです。
 で、ですね。
 1992年バブル崩壊によって日本は土地と株が暴落しました。毎年安定した収入を見込めていたお金(及び土地と株を担保にした借金)が得られなくなって、我々はお金の買占めに走ったんですよ。すわお金の飢饉とばかりに、金の売り渋りもとい銀行の貸しはがしが横行し、数千万単位でぽんぽん貸してくれていたお金を借りられないと、全国の社長さん(企業)が血眼になって金策に走り回り得た金を二度と離すものかと内部保留や賃金カット、余計な借金の返済に使いました。さらにリストラや賃金カットで平年通りの金を得るあてを失ったお父さんたち(家計)も、金策に励み、得た金を二度と離すものかと節約に励み……国民全員がけちんぼ化、もっと口汚く言えば餓鬼道に堕ちちゃったんですね。お金は命より大事ですから品質より安物、安物過ぎて品質悪くて死んでも、自己責任というのがお金の飢饉の渦中にいる人間の心理なんです。

5.んじゃどうすりゃいいの?
 餓鬼道に堕ちて「ひもじいよう。もっとお金くれよう」となっている国民を落ち着かせるにはどうすればよいか。お米が足りないとき政府の行動は見事でした。すなわち


・大量の在庫を見せて安心させる
・飢えている人にばら撒き飯を食わせる(一時的に満足させる)
・来年以降は持ち直す/持ち直さなくても米を調達できるというビジョンを見せる
・さらにそのビジョンを担う生産者を物理的に応援する


 まぁ平成の米騒動のときは、マスメディアによる煽動の方が激しくて、在庫を中々信用してもらえなかったり、その後タイ米を毎年買い続けることになったりとマイナスもあるんですが。ですがお金が足りないとき政府の行動は実に残念でした。


・金が足りないと大宣伝して不安を絶望に(国のシャッキンガー)
・飢えるのは自己責任(新自由主義万歳)
・土地価格の上昇や企業の金の消費を抑える政策を出し続ける(土地の価格は実体経済を無視して高騰しているんです!税金対策でコンパニオン呼んだり土地を買うなど言語道断です!)


 結果は皆さんご存知の通り失われた20年です。
 ちなみに小渕総理、第1次安倍総理、麻生総理は、それぞれ見事な行動……アンチな経済評論家いわく「古臭いケインジアン」なんだそうですが、見事な行動を取っています。かつてこの動きが実らなかったのは、だいたいマスコミのせいなんですが、まぁその辺はISなんたらいう対策があるそうですので、そちらを参考にしていただくとして、我々に出来ることは情報拡散と……あとはまぁちょっと景気の良い儲け話を作ったり、教えたりして貰えれば「パーフェクトだ。ウォルター」と褒めようかと思います。身近に儲け話が増えれば、それだけでも景気は良くなりますので(明るいビジョンを見せる)

 それでは。軽いといいつつ長話失礼いたしました。』


 ス内パー様、ありがとうございました。


 明日は、通常更新に戻ります(多分)。


今後も本ブログをご支援くださる方は、

↓このリンクをクリックを

新世紀のビッグブラザーへ blog
人気ブログランキングへ

本ブログへのリンクは↓以下のバナーをご利用ください。

新世紀のビッグブラザーへ blog


三橋貴明オフィシャルブログ「新世紀のビッグブラザーへ blog」Powered by Ameba
◇ポルパパのブログ
投資と車と日々の起業家日記
管理人:ポルパパさん

三橋貴明オフィシャルブログ「新世紀のビッグブラザーへ blog」Powered by Ameba
◇おじさんの談話室
経済通のおじさんと、女子高生真理ちゃんが織り成す、経済を解りやすく掘り下げた基礎講座!


日本経済復活の会
三橋貴明オフィシャルブログ「新世紀のビッグブラザーへ blog」Powered by Ameba

積極財政による日本経済復活を目指して活動をしているボランティアグループです。


Klugにて「三橋貴明の『経済記事にはもうだまされない』」
連載中
新世紀のビッグブラザーへ ホームページはこちらです。
新世紀のビッグブラザーへblog一覧はこちらです。