続 二つの選挙

テーマ:

株式会社三橋貴明事務所  講演・執筆依頼等、お仕事のご依頼はこちらから

三橋貴明のツイッター  はこちら

人気ブログランキング に参加しています。

新世紀のビッグブラザーへ blog

人気ブログランキングへ
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

チャンネルAJER更新しました!

『消費税①』三橋貴明 AJER2012.4.24(1)

『消費税②』三橋貴明 AJER2012.4.24(2)

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

北海道十勝管内 音更町(おとふけちょう)「「TPP」に関するまちづくり講演会」

http://www.town.otofuke.hokkaido.jp/town/sonota/sonota/koenkai-230328.html

日時:平成24年5月20日(日曜日) 午後2時から

場所:音更町文化センター

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 エンターテイメント経済歴史小説、「コレキヨの恋文 」、長谷川慶太郎氏との対談本「日本と世界はこう激変する 大恐慌終息へ!? 」、日本の資本主義を語る「悲観論に踊らされるな! ニッポン経済集中講義 」発売になりました!




 昨日は【頑張れ日本!全国行動委員会 群馬県支部設立記念講演会 】 に伺いました。群馬の皆様、お世話になりました。

 田母神先生には、5月9日発売の「だから日本は舐められる 」(双葉新書)まで頂いてしまいました(^o^)_V。


【写真 田母神先生と(上)、赤池先生と(下)】
三橋貴明オフィシャルブログ「新世紀のビッグブラザーへ blog」Powered by Ameba


三橋貴明オフィシャルブログ「新世紀のビッグブラザーへ blog」Powered by Ameba

 小学館の「コレキヨの恋文 」のAmazonレビュー数が50を超えました。この数値は、「新世紀のビッグブラザーへ」や「マスゴミ崩壊」をも上回る、三橋本の最高記録です。今後はラジオ、テレビ、雑誌系のプロモーションを強化していきたいと考えています。(ご希望が多いので、講演会でも販売できる体制を整えました)


 さて、欧州経済、あるいは世界経済の運命を変えかねない二つの選挙の結果です。驚くべき結果になりました


仏大統領選:社会党オランド氏が勝利、現職サルコジ氏が敗北
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-M3MAIM6JIJUR01.html
 6日投開票のフランス大統領選挙は、社会党のフランソワ・オランド前第1書記(57)が現職のサルコジ大統領に勝利した。17年ぶりに社会党大統領が誕生する。
 世論調査会社4社の推計によると、オランド氏の得票率は約52%、サルコジ氏は約48%。フランスでは5週間後に国民議会(下院)選挙が予定されている。
 フランス経済はほとんど成長が見られず、失業保険申請件数は12年ぶりの高水準にある。政府債務の増加でフランスもユーロ圏の金融危機の影響に対して脆弱(ぜいじゃく)な状況にある。ここ2年にわたるユーロ圏の金融危機で政治指導者が交代するのはサルコジ氏で9人目。現職の仏大統領が再選を逃したのは約30年ぶり。 (後略)』


ギリシャ総選挙:NDとPASOKの連立不透明-最新予測
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-M3MB8D6JIJUO01.html
 6日行われたギリシャ総選挙で、救済合意に反対する政党が躍進、大与党の新民主主義党(ND)と全ギリシャ社会主義運動(PASOK)が再び大連立を組み、救済資金の確保に必要な財政緊縮を実行できるかどうかが不透明な情勢となった
 ギリシャ国営NETテレビが伝えた開票途中での予想によると、得票率はNDが18.9%、PASOKは13.4%。一方、同国の救済プログラムに反対する陣営では、急進左派連合が16.6%、独立ギリシャ人が10.5%。この予測によれば、NDとPASOKの合計議席数は過半数の151議席に1議席達しない。
 ロンドンのスピロ・ソブリン・ストラテジーのマネジングディレクター、ニコラス・スピロ氏は電子メールで、「この総選挙はギリシャにとって全く不必要だった」と指摘。「同国がユーロ圏にとどまることを望む場合に実行しなければならない改革をめぐる幅広い政治的合意は存在しない」と説明した。 (後略)』


 フランス大統領選挙におけるオランド氏勝利は予想していましたが、ギリシャ連立与党がここまで徹底的に負けるとは思ってもいませんでした。と言いますか、ギリシャの選挙には第一党に50議席が上乗せされる制度があり、さすがに両党で過半数を維持することができるのでは、と予想していたわけです。


 ところが、どうやら連立与党の得票率は合計しても30%強程度にとどまりそうで、50議席を上乗せしても過半数に達しない可能性がでてきました。(ギリシャの総議席数は300)


 連立与党以外の政党は、全てが「反・緊縮財政」であり、緊縮財政に反対したからこそ一気に議席を伸ばしてきたわけです。元々連立政権の一翼をなし、第一党となったND(新民主主義党)のサマラス党首は、ギリシャのユーロ圏残留を目指す連立政府を樹立する意向を表明はしています。とはいえ、ユーロ残留・緊縮財政を訴えていたのは、大敗北したPASOK(全ギリシャ社会主義運動)のみです。そして、NDとPASOKが連立し、50議席をプラスしても、ギリシャ議会の過半数を占めることができないとなると、緊縮予算がことごとく否決されるだけの話です。すなわち、IMFやEUのギリシャ支援の前提が崩れます。


 無論、EUやIMFの支援が止まれば、ギリシャは最終的なデフォルト(EU関係者ですら認めざるを得ないデフォルト)に追い込まれることになります。同時に、ギリシャのユーロ離脱が現実味を帯びてくることになります。


 とはいえ、反・緊縮財政で勝利した野党陣営とは言えども、別にユーロ離脱の構想や道筋が立っているわけではありません。中途半端なままユーロに残り、緊縮財政を拒否すると、長期金利が再び急騰し、政権はすぐに行き詰ることになります。


 これが日本の場合、超低迷している金利を利用し、ギャアギャアとわめきたてる外野をよそに、財政出動と金融緩和という「正しいデフレ対策」のパッケージにより成長路線に戻れます。それに対し、ギリシャは「デフォルト」「ユーロ離脱」という二つの関門を潜り抜けなければ、成長路線に戻る見込みは立ちません。しかも、この二つの関門を抜ける際にどれほどの傷を負うのか、想像もつかない状況です。


 さて、フランスのオランド氏の勝利は予想していたわけですが(失業率10%の国で現職の大統領が勝つのは極めて困難)、今後はドイツの対応、あるいはドイツへの対応が注目点になります。オランド新大統領は、ドイツに対し、
緊縮緊縮ばかり言っていないで、『成長』のことを考えろ。さもなければ、財政が余計に悪化する
 と(超要約すると)、どこかの誰かが言っているようなことを要求することになります。それに対し、メルケル政権はいかに応えるのか。


 しかも、各国の金融政策の機能がECBに集中しているという不自由な状況で、「ユーロ圏全体」の成長を目指すことなど、果たして可能なのか。さらに、経済のファンダメンタルや競争力がバラバラなユーロが、一致団結して成長を目指せるような、魔法の如き政策が果たして存在しているのか。


 メルケル政権とオランド新大統領との話が決裂すると、ユーロ内は決定的に分裂することになります。すなわち「成長派」と「緊縮派」です。


 いまさらですが、「成長を目指す」も「緊縮財政を実施する」も、常に正しい政策ではありません。デフレの時は緊縮に背を向け、成長をめざし、インフレ期に成長率が十分なときは、緊縮財政を実施するべき。ただ、それだけのことです。


 この「環境に応じてソリューション(解決策)は変わる」という当たり前の事実を多くの政治家が忘れてしまい、日本はもちろんのこと、アメリカや欧州でも混乱を巻き起こしているわけです。特に、メルケル政権の緊縮路線は、デフレに片足を突っ込んでいる他のユーロ加盟国にまで「憲法的に」強制されるわけで、何と言うか「政策」というよりは「イデオロギー」としか表現のしようがありません


 上記のイデオロギー的な緊縮路線に、フランスとギリシャの国民が「NO」を突きつけました。他の国々は、どうするのでしょうか。そして、日本は?


「財政を却って悪化させるデフレ期の緊縮財政反対!」にご賛同下さる方は、

この↓リンクをクリックを! 
新世紀のビッグブラザーへ blog

人気ブログランキングへ

【三橋の新刊、続々登場!】

◆本ブログへのリンクは↓以下のバナーをご利用ください。

新世紀のビッグブラザーへ blog


三橋貴明オフィシャルブログ「新世紀のビッグブラザーへ blog」Powered by Ameba
◇ポルパパのブログ
投資と車と日々の起業家日記
管理人:ポルパパさん

三橋貴明オフィシャルブログ「新世紀のビッグブラザーへ blog」Powered by Ameba
◇おじさんの談話室
経済通のおじさんと、女子高生真理ちゃんが織り成す、経済を解りやすく掘り下げた基礎講座!


日本経済復活の会
三橋貴明オフィシャルブログ「新世紀のビッグブラザーへ blog」Powered by Ameba

積極財政による日本経済復活を目指して活動をしているボランティアグループです。


Klugにて「三橋貴明の『経済記事にはもうだまされない』」
連載中
「三橋貴明の<ウラ読み>経済レポート」 
本メルマガではセミナー、勉強会のご案内など、メルマガならではの情報発信をしていきます!
 
新世紀のビッグブラザーへ ホームページはこちらです。
 新世紀のビッグブラザーへblog一覧はこちらです。