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三橋貴明の新刊、続々登場!
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【三橋貴明の経済動向塾(日本経営合理化協会主催)】

上記からパンフレットをダウンロードしてください。

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チャンネルAJER更新しました。

日本の政府支出を分解する(前編)① 』三橋貴明 AJER2012.2.14(1)

日本の政府支出を分解する(前編)② 』三橋貴明 AJER2012.2.14(2)

今月は「社会保障支出」をメインに取り上げました。

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PHP研究所の「メディアの大罪」amazon予約開始しました!
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 明日はPHP研究所の「メディアの大罪」http://www.amazon.co.jp/dp/4569801129  の発売日です(書店に並ぶのは、翌日かも知れません)。本書は、TPPや増税といったイッシューに関連し、明らかな「ウソ」を報じ続けた新聞(やテレビ)を糾弾する一冊になっています。


 とにかく、特にTPPにおける新聞報道は異様でした。朝日新聞から産経新聞まで、情報を捻じ曲げ、現実になかったことをあったものとし、数字をいじくり、要人の発言から無理やり既成事実を作り出そうとするなど、無茶苦茶な印象操作を繰り広げてきました。これをこのままなかったことにされては、本当に日本の民主主義が崩壊してしまいます


 というわけで、新聞が(しかも、大手紙全てが)いかに「ウソをつきまくったか」を記録に残して差し上げたわけでございます(今もついていますが)。皆様、よろしくお願いいたします。


 本日の午後、京都大学の藤井教授が、参議院に「デフレ問題」でご登壇されます。テーマは『内需主導の経済成長と外需も含めた経済成長について』とのことです。


 2月22日 午後1時~午後3時30分
 参議院 国民生活・経済・社会保障に関する調査会
 動画:http://www.webtv.sangiin.go.jp/webtv/index.php


 さて、ギリシャです。


ギリシャ:第2次救済を獲得、「デフォルトより支援」が欧州の選択
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-LZQ3CA6JIJUT01.html
 重い債務に苦しむギリシャは第2次救済を獲得した。欧州各国政府は民間債権者からの譲歩を引き出すとともに、欧州中央銀行(ECB)のギリシャ債売却益を活用する包括案で合意。前例のないユーロ圏国のデフォルト(債務不履行)という事態を回避する道を選んだ。
 ユーロ圏財務相らは20、21日にかけ夜を徹した会議で、1300億ユーロ(約13兆8000億円)の第2次支援を決定した。ECBの利益移転を取り決めたほか、ギリシャが来月の国債償還を乗り切れるよう債務減免交渉で民間投資家の一段の譲歩を得た。
 この合意に基づく救済の成否は、ギリシャ国債保有者が債務交換に応じるかギリシャがさらなる緊縮策に耐えられるか、救済反対の世論の逆風の強い北部欧州諸国での議会承認の関門をくぐれるかにかかっている。
 債務交換に応じる投資家の割合が90%に満たない場合、ギリシャはこれを強制することが必要になり、法的な問題が生じる。また、フィンランドやドイツでは新たなギリシャ向け融資を議会が承認する必要がある。
 国際通貨基金(IMF)が救済資金のうちどの程度を拠出するかも未定だ。また、ギリシャは財政緊縮と経済改革を法制化し実施しなければならないが、5年に及ぶリセッション(景気後退)で疲弊した同国の社会不安につながるリスクがある。今後に実施される総選挙も不確定要因だ。 (後略)』


 最近、各国で「主権侵害」がオープンに実施されるケースが相次いでおり、さらにそれが「普通のこと」のように報道されており、結構怖いのですが、代表的な一国がギリシャです。


 ユーロ圏の財務相会合において、ギリシャに対する第二次支援(総額1300億ユーロ)が決定いたしました。とはいえ、実のところ、現段階では「ユーロ圏財務相会合」というハードルを潜り抜けただけで、今後は各債権者に債権放棄を納得させ、さらに失業率20%を超える中において緊縮財政を実施し、さらにフィンランドやドイツなどの国会の議決を経なければなりません。


 フィンランドやオランダ、それにドイツの一部の政治家がギリシャ支援に反対しているのは、同国が4月に総選挙を控えているためです。現時点でギリシャの2大政党である全ギリシャ社会主義運動と新民主主義党の支持率は、同国の民主化(1974年)以来、最低の水準にまで落ち込んでおります。


 ちなみに、現在のギリシャの首相であるルーカス・パパデモス氏は、元々は経済学者であり、政治家でも何でもありませんでした。それが、昨年11月のパパンドレウ前首相の電撃的な辞任を受け、連立を組むことになった全ギリシャ社会主義運動と新民主主義党が首相として担ぎだしたのです。


 パパデモス首相はギリシャのユーロ参加に尽力したという過去を持ち、当然の話として同国のユーロ離脱には反対の立場をとっています。とはいえ、元々は経済学者ということもあり、国内に確固たる政治的な基盤を持っているわけではありません。


 ギリシャの連立政権を構成する全ギリシャ社会主義運動と新民主主義党、それに国民政党派運動の各党首は、一応、政権がどのような形を採ろうとも、緊縮財政路線を堅持するとEU首脳陣に約束しています。とはいえ、それにしても国民の支持というものがなければ、特にギリシャのような国で一定の政治路線を貫けるはずがありません。


 現在、全ギリシャ社会主義運動の支持率は8.2%、新民主主義党の支持率は19%と、惨憺たる有様に陥っております。この状況で総選挙に突入し、果たしてEUと約束した緊縮財政路線を押し通せるのでしょうか。それ以前に、総選挙の時点で、
このまま緊縮財政を継続し、失業率上昇に拍車をかけます
 などと、政治家が言えるものなのでしょうか。失業率が20%を上回っている国において。


 EUにとって不運だったのが、ギリシャの国債償還の時期が総選挙の前になってしまったことです。この順番が逆であれば、ギリシャの総選挙の行方を見定めた上で、同国への支援を実施することができたはずなのですが。


 いずれにせよ、ギリシャは第二次支援を受けるという選択をした結果、欧州委員会がギリシャに常駐し、監視に乗り出すことになります。ギリシャは支援を受けることで、財政的な主権をほぼ喪失してしまったのです。ギリシャはユーロ加盟時点で金融政策に関する主権を失っていますが(ECBに委譲)、今度は財政的主権までもが制限されることになります。


 さらに、これまでに何度か触れた通り、ギリシャ政府は水道やガス、港湾、高速道路などの国有資産の売却を強いられ、恐らく買い手は外国資本になるでしょう。


 ギリシャは「ギリシャ国民のギリシャ」ではなくなりつつあるのです。


 という状況で、総選挙を迎えようとしているわけです。「あの」ギリシャ国民が、果たして「主権を奪われ、緊縮財政で貧乏になっていく」道を選択するでしょうか。とはいえ、「主権を取り戻す」ためにギリシャ国民がユーロ離脱派を当選させたとしても、結局、ギリシャ国民が貧しくなることには変わりはありません。もっとも、ユーロ離脱の方が回復の時期は早まりますが。


 加えて、実はギリシャ債の債権者たちの「自発的」債権放棄も、微妙な状況になっています。一部のヘッジファンドが「自発的」な債権放棄に応じない可能性が高く、ギリシャは債権放棄を強制する「集団行動条項」を法律化しようとしています。とはいえ、やはり「集団行動条項」で一部の債権者が債権放棄を強いられると、CDSの決済を引き起こすことになるようです。(当然だと思いますが)


 ギリシャ問題は、「資本主義」「グローバル資本」「緊縮財政」「主権」「民主主義」などの要素が幕の内弁当にように詰め込まれております。というわけで、現在執筆中のイーストプレス社の単行本では、「資本主義」を考える上で、ギリシャのケースから取り上げることに致しました。


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