置いてきぼりにされる人たち

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 TPP関連で二つほど。


TPP閣僚会合、米で5月半ば開催 日本は不参加見通し
http://www.nikkei.com/news/latest/article/g=96958A9C93819694E2E6E2E2E68DE2E6E2E7E0E2E3E39797EAE2E2E2
 米通商代表部(USTR)のマランティス次席代表は3日の記者会見で、5月半ばに米モンタナ州で環太平洋経済連携協定(TPP)の閣僚会合を開催する方針を明らかにした。アジア太平洋経済協力会議(APEC)貿易担当相会合の機会を利用して開く。そのうえで「日本はまだメンバーではなく、9カ国の貿易相の会合になる」と語った。
 昨年11月には、TPP交渉への参加国の首脳による横浜での会合に、APEC議長国として菅直人首相がオブザーバー出席をしたが、今回の閣僚会合に日本の代表は参加できない見通しだ。
 同次席代表は新たな交渉参加国については「TPPの高い基準に準備ができた際には、日本のような国は歓迎だ」と指摘。交渉国拡大に前向きな姿勢を示したものの、具体的な内容には言及しなかった。』


政府、新成長戦略見直しへ 原発などエネルギー政策修正
http://www.47news.jp/CN/201105/CN2011050401000436.html
 政府は4日、東日本大震災を受け、昨年6月に策定した新成長戦略を見直す方針を固めた。原発の海外輸出などを柱としていたが、福島第1原発事故を受け、エネルギー政策の大幅修正が必要と判断した。環太平洋連携協定(TPP)交渉参加の是非を判断する時期の修正などと併せて、連休明けにも基本指針を打ち出す見通しだ。(後略)』


 日本政府が「連休明けにも基本指針を打ち出す見通し」とはいっても、何しろ民主党ですから。「基本指針を打ち出す見通しを先送り」とか、分けのわからない状況になる可能性が大だとは思います。


 東日本大震災でほとんど身動きが取れない日本政府に対し、アメリカ政府は「着々と」TPPを推進していっています。さすがに、この状況で日本のマスコミにクレイトン・ヤイター氏が登場し、
「日本はこのままではバスに乗り遅れ、グローバル社会から取り残される。日本の農業の活性化や若者に未来を与えるためにも、早期のTPP参加決断が必要だ」
 などとやった日には、日本国民の反発を買います。アメリカとしては、まさしく「着実に、淡々と」TPP交渉を進めていくしかないわけで、恐らくそれが正解です。


 何しろ、アメリカが自分のペースでTPP交渉を進めていけば、「なぜか」泡を食った日本の自称経済評論家の皆様や、経団連会長などが、
アメリカが日本を置いてきぼりにしようとしている! 大変だ! 政府は早期の参加決断を!」
 などと叫び始めるわけですから。すでにして日経の記事の行間からは、その種の叫びが読み取れます。

 この辺の日本国内の「変な人たち」による反応を、アメリカはきちんと織り込んでいると思います。


 そして、以前は「平成の開国!」というスローガンだったのが、いつの間にか「アメリカに取り残されるな!」という、まことに「幸運な時代」の日本に相応しいスローガンが叫ばれ、TPPが推進されるというわけです。「幸運な時代」はすでに終了したにも関わらず、それに気がつかない惨めな人々を先頭に。


 ここ数年の日本というのは不思議な国で(まあ、いつも不思議な国なのですが)、政府は本当にダメなのですが、民間は何となくジタバタしつつ、いつの間にか正解を選んでいます。


 07年までの先進国の銀行のROA(資産対利益率)を比較すると、文句なしで日本が最低でした。何しろ、国民の預金が積み上がる中、まともな投資先は国債しかなかったわけです。
 当時の欧米金融機関は預金どころか、本物の借入をしてまでレバレッジ倍率を高め、証券化商品で利益やROE(投資対利益率)を嵩上げしていました。当然ながら、超低金利の日本国債ばかりを買っている銀行よりは、ROAも良かったのです。
 ところが、レバレッジと証券化商品に夢中になった欧米金融機関が、最終的にどのような結末を迎えたのかは、ご存知の通り。


 国債といえば、国内の経常収支の黒字が延々と続き、過剰貯蓄状態が維持されるため、政府が国内で国債を消化できてしまい、外国人の国債保有割合がわずかに4.83%(2010年末速報値)という不思議な環境が構築されました。これも、日本国内の自称知識人たちに言わせれば、
「日本が閉鎖的な証拠だ! 日本はグローバル化の波に取り残されている!
 などという批判に利用されるわけです。日本が閉鎖的で、グローバル化の波に取り残されているのは事実だとは思いますが、「だから、何?」という発想は、彼らの中からは永遠に出てきません。


 現在は、政府の資金調達をグローバル化してしまった欧州主要国が、「しまった! 失敗した!」と判断しつつあるわけです。何しろ、政府の資金調達を「グローバル金融市場」に頼ることで、各国は格付け機関や国際金融市場の動向に、政策を左右されてしまいます。格付けの上下により、自国の政策を変えなければならないというのは、国民主権的な意味でも変です。
 
 別に、TPPなどの貿易協定やグローバル化を、イデオロギー的に否定するわけでも何でもありません。とはいえ、「アメリカに置いてきぼりにされる!」「グローバル化の波に取り残される!」など、子供っぽいスローガンで事を進めるのはやめましょうよ、という話です。

 日本は日本国民が主権を持つ、日本国家なのですから、「日本の国益を害する!」「日本の国益に貢献できる!」この種の国家として当たり前の発想で判断すべきだと思うわけです。


 「アメリカに置いてきぼりにされる!」などの陳腐な言い回しを繰り返えす自称知識人、経団連の皆様は、まずは自らが「日本国民に置いてきぼりにされる」ことをこそ、恐れるべきだと思います。



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