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【日経BO連載最新版】
第四回
【デフレ環境下でインフレ対策を叫ぶ 「規制緩和しろ! 生産性を向上しろ! ムダを削れ!」すべて誤り】


 え~、本日のタイトルは昨日の日経新聞の大機小機に掲載されていた言葉です。先日の、
日・米など先進国の自国通貨建て国債のデフォルトは考えられない。デフォルトとして如何なる事態を想定しているのか。」(by財務省
 と同じく、別にわたくしが考え付いたわけでも、あるいは加筆修正したわけでもございません。このまま日経新聞に載っていました。


 以下が、噂の大機小機です。情報提供はいつもの通りNO様。多謝!


『2010年8月27日 日本経済新聞 「大機小機  国債増加と借金大国は別物 」
 国債累積高が900兆円に達し、国民1人当たりいくらの借金だとか、このままでは日本は借金大国になるとかという懸念が広がっている。しかし、これは誤解である。
 国民1人当たりの借金は、国民1人当たりの資産でもある。国債の発行とは国債を渡してその分のお金を国民から受け取り、財政支出で国民に返すことである。そのため、国民の持つ国債以外の資産は変わらず、総資産は国債分(=将来の税負担分)だけ増える。つまり、国債を発行していなければ、その分、国民の資産も少なかったのである。
 国債は政府の借金であり、日本の資産とは民間の資産から政府の借金を差し引いたものである。前述のように国債増加はそのまま民間資産の増加になるから、日本の資産も変わるはずがない。つまり、国債発行では日本は借金大国にはならない。
 借金大国の可能性は国債発行とは無関係で、国民の消費意欲が高く、国内生産では足りない場合に出てくる。そのとき政府が需要を増やせば、経常収支が悪化して借金が膨らむ。しかし、現実は消費意欲が低く、生産力が余って経常収支は黒字である。こうしたときに政府が需要を増やしても、余った生産力が使われるだけで、日本の借金は増えない。
 それでも次のような懸念がある。今のところ国債は、大半が日本人に保有されているからよい。だが外国人が持つようになったら、日本全体が外国に対して借金を背負うから、借金大国になるというものである。しかし、これも杞憂(きゆう)である。
 外国人が日本国債を保有しているとすれば、それは外国人が、自分の資産と引き換えに日本国債を買ったからである。すなわち、外国人の日本国債保有高が増える分、日本人の外国資産保有高も増えている。外国に国債の利払いをすると同時に、外国から収益を受け取るから、結局は戻ってくる。外国人が日本国債を買ったら大変という見方は、交換で日本人が外国資産を受け取ることを忘れている。
 国債が問題なのは、日本の借金が増えるからではない。国債が重要な金融資産であり、発行しすぎて信用を失えば、金融危機が起こるからである。そうなれば、1990年代初頭のバブル崩壊や2008年の世界金融危機のように、人々が不安で倹約に走り、不況が悪化してしまう。』


 素晴らしい!


 ちなみに、最後のパラグラフに文句を言いたくなる人がいるかも知れませんが、別に間違ったことを言っとりません。何しろ、国民一人当たり1億円分くらい国債を発行し、それを日銀に買い取らせた日には、さすがのデフレ大国日本でもハイパーインフレーションが起こるそうでございます。(当たり前) そういう意味で、先日のクルーグマン氏の発言の中にもあったように、
以上は全て極端な話」(http://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/entry-10624786592.html
 というわけでございますね。


【日本の国家のバランスシート 2010年Q1速報値 】
http://members3.jcom.home.ne.jp/takaaki.mitsuhashi/data_30.html#JPBS


 以下は上の「国家のバランスシート」を見ながら、お読みください。


 一般企業と金融機関と家計をまとめて「国民」と呼ぶことにいたします(実際に記事もそうなっているようです)。国民が現金1兆円を持っていたとき、それを政府が国債発行で借り入れたとします。 
 すると、バランスシート上では
(1) 国民の現金1兆円という資産が「国債1兆円」という資産に姿を変える
(2) 政府に「国債1兆円」という負債が増える。同時に、政府に「現金1兆円」という「資産」が増える
(3) 結果、バランスシート全体では、資産も負債も「共に」1兆円増える。
(4) 政府が国債発行で調達した現金1兆円を、財政支出で国民に返す(要は景気対策)。政府の資産「現金1兆円」が、国民の資産に移る。
 というわけで、記事の通り総資産(注:総負債も)は国債発行分だけ増えるわけです。


 ここまでまともにバランスシートを理解した記事を日経新聞で見るのは、初めてです。(まあ、大機小機なので、日経の記者が書いているわけではないと思いますが)


 記事の通り、借金大国とは生産力に比して消費意欲が強すぎ(要は「供給能力<需要」)、経常収支が赤字化している国のことでございます。(経常収支赤字が多いほど、国家としての純負債が増える。例:アメリカやギリシャ)
 デフレ(供給能力>需要)で経常収支が黒字の日本は、政府が需要を増やしても「国の借金」は増えません。


 また、外国人云々も記事の通り。外国人が日本国債を買ったとき、必ず日本の「誰か」が外国の資産を買っています。日本円が外国で使用できない以上、必ずそうなるわけです。
 例えば、中国が日本の国債を買うとき、人民元を日本円に両替しなければなりません。すなわち、中国の誰かが日本円を手に入れたとき、日本の誰かが必ず人民元もしくは人民元で購入できる資産を入手しているのです。結果、対外資産と対外負債が同額増えるだけという話なのです。


 みんな(恐ろしいことに、経済評論家と自称している人々さえ)、国家間の投資行為には「両替」が発生し、必ずカウンターパートが存在することを理解していないわけでございます。
 日本が「借金大国」になるには、経常収支が大幅に赤字化しなければなりません。が、世界最大の対外純資産国で、巨額な所得収支黒字が毎年勝手に入ってくる日本の場合、今後数十年くらいは経常収支は赤字化しそうにありません。赤字化したらしたで、円が下がり、輸出競争力が上昇するため、瞬く間に黒字路線に戻るでしょう。


 だからこそ、日経BOの第四回で、
「ちなみに、世界最大の対外純資産国で、かつ所得収支が莫大な黒字になっており、恒常的な経常収支黒字国化している日本の政府に対し、数百兆円ものお金を「外国」が貸し付けることは不可能に近い。
 と書いたわけでございます。(文字数の関係で、連載上は理屈を説明できなかったので、ここで補足します)


 いずれにせよ、日経BOに三橋貴明の連載が掲載されたり、大機小機でまともな「国の借金」の記事が掲載されたり、少しずつ状況は変わりつつあります。三年前(国の借金で破綻だ! 終わり!)と比べると、結構、正常化しつつあると思いませんか。



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