「メリークリスマス!麻生首相」祭り開催中  http://blogs.yahoo.co.jp/takaakimitsuhashi/21288749.html
三橋貴明診断士事務所を開設しました。お仕事のご依頼はこちらから http://takaaki-mitsuhashi.com/
表現者2009年1月号 特集「グローバル経済の破綻と日本のゆくえ」というタイトルで座談会記事が掲載されます。 http://book.jorudan.co.jp/html/event_hyougen.html
集合知プロジェクト 進行中! http://blogs.yahoo.co.jp/takaakimitsuhashi/folder/1158306.html

 毎日ブログを更新しているとよく言われます。大変じゃないですか?と。
 そりゃあ大変に決まっていますよ。文章書くのもそうですが、それ以上にネタ、厳密には面白いネタを日々キャッチアップして、読み手の興味を引くエントリーに仕上げる事を、毎日休みなく続けなければならないのですから。「いじりがい」があるニュースが皆無の日は、特にそうです。
 そういう意味で、本ブログにネタを提供してくださるO氏やN氏には、心から感謝申し上げます。本当に助かります。
 ところで、何故わたしが毎日ブログを更新しているかと言えば、ブログランキング首位をキープし、訪問者数を増やすためというのも理由としてはあります。しかしそれよりも遥かに重要なのは、以下の二つです。
(1) 毎日一定量以上の文章を書くことで、文章の質や執筆の効率が上がっていく(要は、速く間違いの無い文章が書けるようになっていく)
(2) 将来、単行本や雑誌の執筆で使用するためのネタを溜め込んでいる。要はアイデアのメモ代わりに使っている。
 溜め込んだネタを活用する日が、刻一刻と近づいています。

 診断士事務所を開設し、独立開業した事をいい機会に、仕事用のノートPCを買いました。今まで散々ノートPCを使い潰してきましたが、「仕事用」に買ったのは初めてです。
 購入した機種はDELLのInspiron Mini 12ですが、その値段たるや驚くなかれ、\15,000です!
 もちろん、いかにPCの値段が下がってきたとはいえ、普通はこんな値段、有り得ないはずです。それでも堂々とヨドバシカメラで売られている以上、種も仕掛けもきちんとあるわけで、E-Mobileのサービス加入とパッケージになっているわけですな。
 パッケージで購入すると、E-Mobileのデータ通信サービスを二年間使い続けなければならないのですが、下り7Mbpsもあれば充分でしょう。PCを仕事で持ち歩くことが多いわたしの場合、E-Mobile、AirHにせよ、何らかのデータ通信サービスに加入する必要があるので、むしろ渡りに船でした。
 最近流行のASUSも考えたのですが、さすがに10インチのPCではキータッチが厳しすぎ、無理でした。執筆を業務の一つとして抱えている以上、光速のキータッチが出来ることは、やはり必須でございます。
 しかし安価なDELL/ASUSのPCとE-Mobileのパッケージは、中々ニーズをついており、素晴らしいです。内需拡大政策のヒントは、結局は現場で活躍する企業の人々の「アイデア」の中に埋もれている気が致します。

 さて、本日の主題は、最近独歩安となっている英国ポンドの件です。

ポンドの実効為替レートが76.3に下落、1990年以来の低水準に=英中銀
http://jp.reuters.com/article/forexNews/idJPnTK834145720081219
 貿易量で加重平均したポンドの実効為替レートが19日、過去最低となった。景気見通しの悪化や金利がユーロ圏以上に下がるとの観測が圧迫要因となっている。
 イングランド銀行(英中銀)が発表した12月19日のポンドの実効為替レート(2005年1月=100.0)は76.3。中銀が日次で算出を開始した1990年以来最低となった。
 スタンダード・チャータードのシニア為替ストラテジストのロブ・ミニキン氏は「英経済は依然低迷している。景気について良い材料が出るまでポンドには下押し圧力がかかるだろう」と述べた。』

http://members3.jcom.home.ne.jp/takaaki.mitsuhashi/data_14.html#VsUSD081219

 上記グラフは日本円、ユーロ、英国ポンド、豪州ドル、スイスフランについて、対ドルの推移を一ヶ月で比較したものです。最近のドル安のおかげで、確かに各国の通貨は揃って対ドルで値を上げているのですが、英国ポンドのみは既に一ヶ月前の水準に値を戻してしまったのが分かります。
 イングランド銀行の副総裁が英国FT紙に掲載されたインタビューで「ゼロ金利もあり得る」との見方を示したため、ここ一週間ほどの為替相場では、英国ポンドが一人負け状態に陥っています。シティのマイケル・ハート氏は「英国ポンドは、ユーロと等価になることが視野に入ってきた」と述べています。
 対円で見ると、ユーロが124円台に対し、英国ポンドは133円台。ここ一、二週間ほどで英国ポンドがユーロ以下に落ちてしまっても、今の趨勢であれば誰も驚かないでしょう。
 
http://members3.jcom.home.ne.jp/takaaki.mitsuhashi/data_14.html#Gaiju07

 上記表は日本、アメリカ、イギリス、ドイツ、中国、韓国の六カ国について、外需依存度(輸出対GDP比率)を比べたものです。
 イギリスは日本と同じほどに外需依存度が低いのですが、日本とは異なり貿易赤字国です。貿易赤字国であるにも関わらず、昨年まで英国ポンドが高騰していたのは、もちろん貿易の赤字以上に投機マネーが流入していた、即ち資本収支が黒字だったからです。
 サブプライムローン問題に端を発する金融危機で、イギリスの主要産業である金融が大ダメージを受け、英国ポンドは暴落を始めました。対円で見ても、昨年は1ポンド250円程度であったのが、今や130円台です。ポンドは対日本円で半分近くまで値を下げたわけです。
 今後も中央銀行が利下げを繰り返し、ゼロ金利に突入するとなると、英国ポンドは更に値を下げるでしょう。
 しかし、英国は貿易赤字国です。投機マネーが入ってこない状況で、英国は赤字をどうファイナンスする気なのでしょう。
 外貨準備について見てみても、英国は08年1月時点で991億ドルと、世界の十五位圏でしかないのです。(だからこそ、為替介入を一切せず、外貨準備を温存しているのかも知れませんが)
 貿易赤字国で、投機マネーの流入が止まり、外貨準備も潤沢とは言えず、通貨が下落を続けているのです。本当に大丈夫なのでしょうか? 下手をしたら輸入物価が高騰して(もうしているでしょうが)、国民生活に影響が出たりしないでしょうか。
 なぜこれほど心配をしているかというと、以下の記事が原因だったりします。

ブラウン英首相、ポンド急落に懸念示さず=報道官
http://jp.reuters.com/article/domesticFunds/idJPnJT833410120081215
 ブラウン英首相の報道官は15日、為替相場の値動きとは不安定で、上下に振れ得るものとの認識を示した。
 ポンドは同日、対ユーロでユーロ導入後の最安値をつけた。
 報道官はポンド急落について質問された際、政府としての懸念をほとんど示さず「為替相場とは不安定で上下に振れるものだ」と話した。』

 いや、ここは懸念を示すべきシーンじゃないですか? ブラウン首相。

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