ただの一日も、なんにもなかった一日も、二度とこない、かけがえのない一日、
一年365日、365の特別な一日、なにを書いても、書かなくても、
なんでもない一日を特別な一日にする。
香港のこと
香港の民主化デモが6月に入り活発になってきました。
前回の雨傘運動は今ないものを求めた戦い(民主主義を手にするため)で今回のデモは今あるものを失わないための戦い(「逃亡犯条例」の改正を食い止める)との事ですが、映像を見ていると北京の天安門事件を思い出さざるを得ません。
天安門事件を体験した中国人の友人はあまりその事を語りません。
また五年間過ごした上海では年間30人~40人の社員面接をした際に多くの90代後世代に天安門の事を聞きましたが、事件の存在自体全く知らない人ばかりでした。
そんな書き換えられた歴史が映像の中でまた繰り返し起こっている様な感情。
香港人に尋ねても自分たちは香港人あるいはイギリス国籍も持った香港人と認識しているものの中国人と認識している人はとても少ないし同年代の人たちは普通語(北京語)もあまり得意でない人も多い。
去年、今年と3,4回香港には出張で行きましたが、空気感が以前のアジア的なものから中国的なものに変わっているのを肌で感じました。ここそこで聞かれる、あるいは表記されている北京語、特に地下鉄のアナウンスの声が上海の地下鉄と被って聞こえるくらい似ていた時にはかなり違和感を覚えたものです。
中国人、それも共産党員に尋ねると香港の市民が何故そんなに騒ぐのか理解できない、100年程前にイギリスに貸した土地に住んでいた中国人が、また元の中国に返還されただけなのに。。。といった具合。
この複雑な問題は中国の多くの場所で存在していたが、何れも無かった事の様になっています。
そういう転換期で当事者でもなく、でも世の中が変わっていく中で戦っている人を見てどうする事も出来ない自分を毎日感じています。
タイらしい
本日から3か月ぶりのタイ。
バンコクの空港に到着後、SIMカードを購入しようと
携帯電話会社の窓口に並んでいるとカウンターの内側で
突然ハッピーバースデーを皆が歌い始めた。
どうも窓口の女性の一人が誕生日だったようだ。
社員何人かでケーキを誕生日の女性に渡して記念撮影。
こういう何で、ここでこういう事になるの? と言うのが緩すぎでいかにもタイらしい。
ここに住んで仕事をしている時は腹が立ってしかた無かった様な事も外から出張で来ると
タイらしくてほっとする。
毎日ギスギスして肩がぶつかっても謝らない、満員電車の中での殺伐とした雰囲気の
日本と180度違うユルユルの職場で楽しく過ごす、、、こういうのも結局同じ人生なんですよね。
聞くと見るとは大違い
ずっと委託元のお客さんから上海での交通費は電車しか出ないので去年はずっと地下鉄や新幹線、
それにリニアを利用していた。
今回は2泊3日だったことと、Booking.comで取ったホテルが少し地下鉄の駅より遠かったので
帰りは久しぶりにタクシーで空港迄移動する事にした。
途中運転手が何気に話しかけてくる。
運転手: 俺が一番好きなのはドイツ、それでその次が日本。
僕: へー、なんで?
運転手: いやドイツは法律や規律がしっかりしてるし好感が持てる。
僕: じゃあ日本は?
運転手: 日本は漫画があるしシャンクベンホイがいる!
・・・・・・
シャンクベンホイ・・・・ なんじゃそれと思ったが、よくよく聞いて見ると山口百恵の事だった。
特に山口百恵の歌が好きなんだそう。。。
何か単純な例だけど、日本にいると反日的な報道があったり、
中国はもうだめだ的な文字が目立つけど、実際に体感してみると
殆どそういう目に出くわさない。
今回の仕事は半導体関連の仕事を請け負っている企業と打合せだったけれど
5年先迄仕事の見通しが立っているという。
そういえば、この間あった人もめっちゃ忙しいので仕事断っていると言っていた。
でも日経新聞には中国もうだめ的な数字が並ぶ。
物凄いシャープな経済の立ち上がりカーブが緩やかなカーブになっただけで
もうだめと言われると何となく日本人としては安心するんだけれど、実際は
そんな事もなく、一体この情報操作は何の為にやっているんだろうと毎回
疑問に思ってしまう。。。
さて、明日からまた二泊三日でバンコクへ。
殆ど放浪者になってきました。
今年一回目上海
昨日から今年一回目の上海に来ています。
久しぶりに来るとやっぱり色々の発見があり面白い街です。
今回は日本のお客さんの商売拡大の為、中国の代理店候補を紹介するという業務。
代理店は5年程前迄お世話になっていた中国にある台湾企業。
日本企業はシビアで退職後、以前のメンバーと一緒に仕事をする事はなく
(飲み会やゴルフには良く誘われるが)、
利害関係は発生しないのですが、他国の人たちは会社と付き合っているというよりは
個人と付き合っているという色合いも来いので
前職と関わりが無くなってもなにかと気にかけて頂ける事が多いです。
今回は台湾の友人から商売の相談もあるとの事なのでとても楽しみ。
あと20年~30年!
先日、靴の整理をしていたら20代から購入した革靴が30足を超えてしまっている事に気付いた。
20代と言っても実際に靴を「ちゃんと」購入しだしたのはイタリアに一年間住んでいた25歳の頃。
当時、服と靴の色のバランスやらなんやら回りの上司やイタリア人にうるさく言われてからコツコツと購入し始めて、購入した靴も手入れし古いものはもう25年履いている事になってしまった。
そこでふと我に返ると、今から買う靴はこのペースで行くとあと20年~30年履くものなので人生の終わりまで履く靴になってしまうと。
それならば、やはりそれ程流行に流されず、30年後見ても買って良かったなぁという靴にしないとお金を使うのも勿体ないなと。
あと30年って、、、今から買う靴は確実に維持できるだろうけど、ちゃんとそれを履いて歩けるだけ健康かどうかは分からない。
人生は短すぎるけど、欲しいものは溢れている。
*2011年購入のジョンロブの靴
友達の話
最近仕事の関係で仲良くなったタイ人弁護士としょっちゅうライン電話をしています。
何時も僕が長文のメールで状況説明をして彼がラインで簡単に済ませるというパターン。
人間て不思議なもので、国籍問わずあった瞬間にある程度合う人と合わない人を見分けます。
当然このタイ人弁護士はあった瞬間タイ人らしからぬ頭の切れ味とタイ人らしい物腰を持っていて
直ぐに仲良くなりました。
こんな友達が色んな国に出来た事が歳をとって良かったと思える事でしょうか。
今年4回目の上海で思ったこと
4月、6月、7月、そして10月と今年4回目の上海出張でした。
毎回来るたびに中国のスピードには驚かされます。
シェア自転車が急速に普及し、QRコードの支払いもあっという間に一般的な支払い方法。
お店にあるQRコードを読み込めば自社の名前で領収書が発行される。(脱税はほぼ不可能、偽札も使えない)
街の各コーナー、電柱の上、ホテルのロビー、通路、至る所に張り巡らされた監視カメラ網。
SNSも全て監視下におかれ、そしてグレートファイアーウォールによる情報遮断。(YouTube, FaceBook, Twitter, Instagram, LINE等は使えない)
それでも中国の人々は活気にあふれ物価や所得も上昇。 勿論取り残される層も多数。
ハイテク技術、IT・AI等物凄い勢いでソフト開発が進み、ビル・インフラ(高速道路、地下鉄、新幹線)等のハードも整備がハイピッチでずっと継続しています。
それでも実際のところ人間そのものはそんな直ぐに進化しません。
周りを見ると歩きタバコ、痰はき、大声、電車内での携帯等々、人間そのものはそんなに変わりません。
そこで、はたと気付きましたが、ものすごいスピードで世の中を管理するソフト・ハードを強化しても人民自体はそれほど進化しない訳なので
結果として誰かが望む、思惑通りの管理社会が凄い精度で出来上がりつつあるのではないかと。。。
宇宙旅行も始まる時代で何処迄ある意味、外界を遮る非情報社会の鎖国が継続するのか、壮大な社会実験の様な気がします。
Mission Complete
4月に上海で財布を取られて、かなり気分がブルーになってブログにも記録を残してはや半年。
財布の中身の復活と種々手続きにほんと時間がかかりました。
クレジットカードは結局4枚財布の中に入っていて機能を止めるのも復活させるのもMUFG系以外は比較的簡単でした。
銀行カードも数枚入っていましたがこれは機能停止から復活まで少々時間を要したもののなんとか復活。
なんせ財布を取られるというのは人生初めての経験で。。。
抱き着きスリとかポケットに手を入れられる等々、数々の修羅場はくぐってきたつもりでしたので、かなり落ち込んだのは言うまでもないです。
その後、教訓を生かして携帯の中にQuick Pay, Suica, Alipay, Wechat pay, Metro 大都会、Didi, Grab, 全国タクシー等のアプリを入れてしまい、もうほぼ現金を触らなくなりつつあります。
そんなこんなで今週再度上海へ。
月・火は茨城県で所用をこなし、羽田から浦東空港へ移動。
スリにあった経路を再度なぞって、スリにあった日と同じホテルへ宿泊する為に移動。
リニアモーターカー ⇒地下鉄 ⇒徒歩 で到着迄、スリに会わない様に睨みを効かせて。。。
そこから3日間、地下鉄で通勤していましたが、特に大きなトラブルもなく無事上海でのミッション・コンプリート。
スリにあった道をもう一度なぞって、WeChat Pay やAlipayを使いこなせるように進化して
何となく時計の針を巻き戻した気分になりました。
万事如意!!
5年目
会社創業から4年がたって今日から5期目に入りました。
毎日毎日あぁでもない、こうでもないと迷う日々がまだまだ続いていますが、結局は自分との闘いなんだなと改めて思います。
会社員時代も先輩、同期、後輩と競っている様で実は自分が地道に努力して目の前の目標を一つづつクリアーし、そして数歩先の大き目の目標へ到達するという事の繰り返しでしたが、何時も誰かに追われている、何かに危機感を覚えているという日の繰り返しでした。
一歩外に出て自分で会社を始めて見ると、これはもっと切実になってきて一喜一憂する日々が続いています。
これが決まったらすごい事になるんじゃないか(結局決まらないんですが)、これを受けたら大きな仕事につながるんじゃないか(つながらない事が多いです)、などと感じる案件が増えた事は確かです。
一方でアポイントが入らない日は自分は世の中に必要とされていないんじゃないか、あのお客さんはこんなにしてあげたのに何にも返してくれない、などなどと孤独感の募り方も今までで経験したことが無いようなものです。
まぁそれでも何とか前進していますがやっぱり嬉しい時、悲しい時、儲かった時、損した時、色々とと目の前に現れる事やモノに感情を大きく揺さ振られずに自分の決めた事をたんたんと出来るかどうかという自分との闘いなんだと思う様にしてまた一歩づつ前進したいと思います。
盗難
今週は上海で仕事です。
某社に頼まれて中国で一緒に会社を作ることになり、その手続き等で。
空港で両替して、それを交通カードにチャージ。
リニアから地下鉄を乗り継いで約1時間半。
やっとホテルの最寄りの駅に着くと外は大雨で傘がないと動けない状態。
うーー今日はついてないと思いながら、百度地図(グーグルマップみたいなやつ)を
見ながらホテルへ移動しずぶ濡れの状態。
ホテルにチェックインし、お客さんに呼ばれているレストラン迄行くべくカバンを開けると
あるはずの財布がない!
もうこれはかなりブルーです。
もう30年くらいの海外経験でこんなに見事に財布を取られたのは初めて。
もうどうしようもないまま途方にくれてお客さんとの食事会へ。。。
食事会中の落ち込み感でかなり心配をかけたかも知れません。
公安へ届け出ないと保険が出ないそうで、食事のあと公安警察へ行き
財布の中身の説明をして漸く届け出を終えたのが夜の11時頃。
公安の態度はびっくりするくらい悪くて、うちじゃなくて地下鉄の財布落とした駅の公安に行け、
とかホントに財布の中身を知っているのは持ち主だけだからな!とか
(どうも申告した現金を上乗せしていると疑われた模様。)、久しぶりにThat's Chinaでした。
まぁ、多くの中国人がこんな感じだから文明がこんなにも日本より進もうとしているのに
文化がついてこず、何となく日本人に優越感を抱かせているのではと何時も思うが。
これで文化度も高ければもう日本は全然かなわないのですが。
嫌な事があると次はどんな良いことがあるのか、と落ち込まず、良い事があれば
次はどんな厳しい事があるのかと舞い上がらず、年中精神城代を保つ修行の様なものです。
