世間では3連休最終日の10月14日に、山登りに出かけた。
昨年、蓼科山に登って以来だ。

台風も迫ってきているが、天気は持ちそうだ。
夜中2時に起床、ひと風呂あびて、目を覚まして車に乗り込む。
5:30頃、登山口に到着する。
朝食をとって、準備運動して・・・6:00さぁ登山開始だ。

最初の1時間、登り坂がきつい。
絵に描いたような登り坂だけど、緩やかな登りだと思ったけど、きつい。
足をとめては、また歩き出す。
事前調査のコースタイムとは、同等のペースだが余力が無い気がした。

そうこうしている間に、4合目へ到着した。
そして、4合目半に到達。
4合目半から5合目に至る間、クマよけの鈴の音が迫る。
後ろから来た登山者が、接近しているのだ。
一昨年のハイペース登山万歳な自分には、耐えがたい屈辱なのだが、
そのプライドは昨年、捨て去っていたので、ザックをおろして道を譲る。

ここで、エネルギーを補給する。
エネルギー補給のおかげで、いくぶん足に蓄積された疲労は、取り除かれた。
だけど、トレーニング不足な筋肉はすぐに悲鳴をあげる。

最後の意地、ずっと森の中から抜け出すことができない登山道、
頂上は無理でも、展望が開けるところまで、がんばっていこうぜと自分を奮い立たせる。

動けよ、オレの足


そう心の中で叫びながら、展望が開けるところまで歩を進める。
そして、歩が止まる。

また・・・

勧めよ、オレの足

そう鼓舞しては、止まるオレの足。


次第に、足裏にも激痛が走る。
久々に履いた登山靴に靴擦れなのか、しっくりフィットしていない。

動かない足、動かせば痛みが走るものの、意地を通して何とか展望が開けた。


$Taka日記~リーマンライフ編


一昨年、登った御嶽山を眺めながら、ここで撤退を決意した、10時ころ。


登ったら、下山するのが山だ。
もう、棒切れのようになった足をさすりながら、
ヒザも笑っていて、自分も不甲斐なさからただ、笑うしかない有様だ。
だけど、車までは自分の二つの足でたどり着くしかない。

まだ、5合目か・・・高度計を見ては、もれる溜息。
結局、車に着いたのは13:00だった。


高度計では、朝6時1270m→ 9:45 2305m

トレーニング不足が招いた格好だ。
行動時間が、6時間以内の短めのコースを手始めにすべきだった。

もう一つ、ハイキングレベルでもよいから、実践で登山したいと思う。
筋肉、使わないとこうも動かなくなるのかと実感させられた。

今日は、世間様から1日遅れの3連休最終日であることが、せめてもの救いだ。