宇宙戦隊キュウレンジャーVSスペース・スクワッド | 日刊タカナリ

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※あくまで個人的な感想なので、参考程度にご覧ください。

ハミィ指名手配。



「宇宙戦隊キュウレンジャーVSスペース・スクワッド」



『ドン・アルマゲとの激闘から4年。


新たに開発されたネオ・キュータマがキュウレンジャーのハミィに盗まれてしまった。悪用を阻止するため、宇宙連邦大統領ツルギは、断腸の思いでハミィを全宇宙に指名手配した。』



2018年公開。


原作:八手三郎。


監督・アクション監督:坂本浩一。


脚本:毛利亘宏。


出演:岐洲匠、岸洋佑、山崎大輝、大久保桜子、榊原徹士、田口翔大、南圭介、岩永洋昭、平田裕香、唐橋充、細貝圭、水崎綾女、石垣佑磨。



Vシネマ新レーベル「Vシネクスト」第1弾。「スペース・スクワッド」シリーズ第3弾。

スーパー戦隊とメタルヒーローによるヒーローチーム「スペース・スクワッド」とキュウレンジャーのクロスオーバー作品。


シリーズ第3弾ではありますが、前作から直接繋がっているわけではないため、これから見ても問題はありません。

ベースはキュウレンジャーで、舞台はキュウレンジャーの最終回から4年後です。




ハミィの裏切り。


キュウレンジャーを見てきた人にとっては非常に衝撃的な出来事だと思います。

そこから、「ハミィには何か理由があるはずだ」とハミィを擁護する派と、「理由があったとしても宇宙の平和のために捕まえるべきだ」とハミィを断罪する派で内部分裂。キュウレンジャー同士での戦いに発展してしまいます。

まさかスーパー戦隊で「シビル・ウォー」が見れるとは思いませんでした。


どちらの言い分も分かるだけあり、辛い戦いでしたね。



違和感を感じたのはラッキーの行動。


ハミィ擁護派ですが、キュウレンジャーとしてドン・アルマゲを倒すまで戦い抜いたラッキーなら、断罪派の意見も理解出来るはずです。

頭に血が昇りすぎていつもの判断が出来なかったのか。なんか変でした。




スーパー戦隊ファンは敵にも要注目。


宇宙忍デモストの力により、かつての強敵が復活。


「獣拳戦隊ゲキレンジャー」から、メレ。

「侍戦隊シンケンジャー」から、腑破十臓。

「海賊戦隊ゴーカイジャー」から、バスコ・タ・ジョロキア。

「特命戦隊ゴーバスターズ」から、エスケイプ。


4作品ともしっかり見ていたので、この登場にはテンション上がりました。敵なんですが、倒されてほしくないと思ってしまうくらい魅力的です。


バスコ役の細貝圭さんは、バスコを演じたばかりに放送当時色々あったにも関わらず、よくまたやってくれたと思います。




個人的には面白いと思ってます。


しかし世間的にはあまり注目はされず、続編も今のところありません。

その理由はおそらく、MCU「シビル・ウォー」と同じ事をしている上、内容に意外性や、ユニバースを意識した作りをしていないからだと思います。


ギャバンを新しく作った流れでメタルヒーローのリブートや集合作をやるのは良いと思いますし、ある程度人気も出ると思います。ゴーカイジャーと絡ませたのも良かったと思います。

ですが、MCUほどの人気が欲しいならいつも通りやってても意味ないし、連続してやらないと新鮮さも薄れます。新規ファンも取り入れたいなら、その時の新ヒーローなんかも積極的にクロスオーバーさせるべき。時期が遅ければ遅いほど見るのは限定されたファンのみ。


そもそもチームを作ったのなら、ギャバンとシャイダーだけじゃなく、あと2、3人まとめて出しても良かったと思います。初出しのヒーローがいても良し。




やり方によってはもっと面白くなると思うので、個人的にはなんとかこのシリーズ続けていって欲しいです。


今だとキングオージャーと絡めば勢いつくかも。