ヒョウガラクロアワビ伝説の真相。
「岸辺露伴は動かない 第9話 密漁海岸」
しかし食べた瞬間、二人の身体に異変が生じ始めた。』
2024年放送。
原作:荒木飛呂彦「ジョジョの奇妙な冒険」、「岸辺露伴は動かない」。
演出:渡辺一貫。
脚本:渡辺一貫、小林靖子。
音楽:菊地成孔。
出演:高橋一生、飯豊まりえ、アルフレッド・キャレンザ、蓮佛美沙子。
ドラマ「岸辺露伴は動かない」第9話。
今回に話には、「ジョジョの奇妙な冒険 第4部 ダイヤモンドは砕けない」からイタリアンシェフのトニオ・トラサルディが登場。
どんな病気も治すという伝説のヒョウガラクロアワビの密漁を露伴に提案します。
まず初登場のトニオ・トラサルディですが、露伴と同じく、漫画からそのまま飛び出してきたかと思うくらいにトニオさんでした。
見た目、佇まい、話し方、完璧です。
不安だったのが、トニオのスタンド能力「パール・ジャム」。
料理に入れて、それを人に食べさせると、食べた人の身体の不調な部分をたちまち治してしまうというスタンドです。虫歯だったら歯が生え変わり、肩こりだったり肩から大量の垢が出ます。
ドラマだと“スタンド”は“ギフト”となり、スタンドビジュアルも映りませんが、能力は割とそのままです。
今回はどうするのかと思いきや、能力は“手を見ることでその人の不調が分かる”というものだけ。
治す力は、トニオを猛毒に詳しいという設定にし、“毒を組み合わせることによって不調部位を治す”、というものにしていました。
これには驚きましたが、面白い改変だと思います。
まさか第四部の「イタリア料理を食べに行こう」を、このドラマで見れるとは思いませんでした。
あなたがその台詞言うのねwww
「密漁海岸」は、どんな病気も治してしまうというヒョウガラクロアワビを手に入れるため、トニオが露伴に密漁を持ちかける話で、これが始まるのは後半からです。
割と原作そのままで、ファンとしては嬉しい限り。
トニオのパートナーが原作よりも言及された事で、話がより深くなっていました。トニオの愛情が原作よりも感じることが出来ました。
「密漁します」「だから気に入った」
これが見れただけで大満足。
神秘的かつ、不気味な話でした。
こういう罠はどこかでまだありそう。
終盤のアワビVSタコは、怪獣特撮映画みたいで好き。
今回も十二分に楽しめました。
次は「懺悔室」か「岸辺露伴 グッチへ行く」が噂されていますが、「懺悔室」は露伴あまり出てきませんし、「グッチ」は奇妙な出来事ではありますが規模が小さい。
だけど、今までもそういう話を面白くしていたので、もしかしたら予想以上に面白くなるかも。
期待しながら、続編を待とうと思います。