イカロスの慟哭 | 日刊タカナリ

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おすすめの映画やマンガ、製作したプラモ、イラストを紹介していきます。
※あくまで個人的な感想なので、参考程度にご覧ください。

ゼクス・マーキス、南極の海に散る。


「新機動戦記ガンダムW Endless Waltz 敗者たちの栄光 5」


『自爆をし、重症をを負ったヒイロであったが、トロワによって回収されていた。ひと月ぶりに目覚めたヒイロは、トロワに対して現状の説明を求めた。

一方ゼクスは、自爆したウイングガンダムを回収、修理をしていた。
ヒイロと決着を着けるためであった。』




「新機動戦記ガンダムW Endless Waltz 敗者たちの栄光」第5巻です。


ゼクスとヒイロの戦いが始まり、ゼクスはOZを敵に回してしまいます。



まず驚いたのがゼクスの対応ですね。
ヒイロと決着を着けたいがために、自爆しボロボロになったウイングを修理。OZには内緒でやっているため、南極にまで行っています。
これは完全にゼクスの独断です。騎士道精神の塊のような男ですね。

トロワはいつの間にかゼクス達に協力。OZの情報を収集すると共にウイングとヘビーアームズの修理もしています。
OZにとっては、ガンダムは喉から手が出るほど欲しい機体ではありますが、それに手をつけないという事は、ゼクスに協力している人間はゼクスと同じ気持ちである事がわかります。



そして決戦なんですが、ゼクスはトールギスで、ヒイロはヘビーアームズで挑みます。
なぜウイングで挑まないかというと、施しが過ぎるからです。修理だけならまだしも、自爆装置まで外されていることで、「ヒイロのために」というのが見え、戦い辛くなるみたいです。それをゼクスも理解してますから、ヘビーアームズでの戦いを了承します。

この戦いはテレビシリーズにもあり、結構熱い戦いです。
ビームサーベル装備のヘビーアームズは見所です。左腕を負傷しているヒイロのために、トロワが左腕の中に仕込んでいました。通常ヘビーアームズにはビームサーベルは装備されていません。
ヒイロが負傷しているのも知っているゼクスは、トールギスの腕も負傷させています。本人はそのつもりはないと言っていますが、対等に戦うために負傷させたんだと思います。
ここまでくると変態ですね。だけど、この正々堂々とした姿は好きですね。

ヒイロも最初とは少し変わってきました。



一方デュオとカトルは、敗戦続きで、コロニーに危険が及ぶ可能性があるなか、宇宙に上がる決意をします。
この時のカトルの決断と覚悟は良かったですね。
一見弱そうなんですが、たまに大胆で力任せなの結構好きですね。


果たして、残りのメンバーは集まるのか。
宇宙で何が起きるのか。




次回。

登場、新たなG。