彼の名を知らず | 日刊タカナリ

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※あくまで個人的な感想なので、参考程度にご覧ください。

“賢者の石”、ついに錬成。


「鋼の錬金術師 11」


『エド、アル、マーテルは、目的地であるイシュヴァールに到着した。しかしそこはもう廃墟と化していた。
スカーの手がかりを探す中マーテルは、イシュヴァール内戦の真実を語りだした。

一方内戦が激しくなっているリオールには、アーチャーが率いる軍隊が到着した。
アーチャーと共にいたのは、軍に寝返ったキンブリーであった。』





「鋼の錬金術師」第11巻です。

第39話~第42話収録。


リオール内戦はさらに激化し、第2のイシュヴァールとなってしまいます。
そして、ついに賢者の石が錬成されます。



第39話では、マーテルによってイシュヴァール内戦の真実が語られ、現在のリオールが描かれます。


なぜマーテルが真実を知っているかというと、マーテル自身内戦に参加していたからです。
その時に軍の実験材料にされ、ヘビと人間のキメラとなりました。
この時は絶望と憎しみしかなかったでしょうね。これは辛い。
そこから救い出してくれたグリードは、まさに恩人ですよね。慕うのもわかります。

エドはマーテルに、グリードを殺した事を話しましたが、マーテルは特に驚いた様子もなく、「グリードさんらしい」と言って納得していました。
そこら辺でも、グリード一味は心から理解しあっていたのだという事がわかりました。


エド達の目的地はイシュヴァールからリオールへと変更となり、エドはそこでロゼの衝撃な姿を目撃します。



第40話では、リオールで起きている事、スカーの腕の秘密、賢者の石を錬成しようとする理由が明かされます。


この回はいろいろな事が明かされましたね。

リオールでの内戦とロゼの変化。いつの間にか母親となっています。つまりは、そういう事をされたという事になります。
最低の軍ですよね。

スカーの腕は兄の腕らしいですが、兄がどうして禁忌である錬金術に手を出したのか、弟に腕を渡したのかが描かれます。
ラストとスカー兄との関係も描かれていました。
こちらも軍の勝手が影響しています。

さらに明かされるのが、大総統の正体。最強の眼の秘密。
これは怖い。軍はもうダメですね。

アルにとっても今回のは辛すぎますね。大号泣でしょうね。



第41話では、ついに軍がリオールに進行。マスタング達は賢者の石やキメラについて知り、大総統秘書の真実がついに明かされます。


アルはやむを得ず、マスタング達についに賢者の石の製造方法を話します。さらに、第5研究所の秘密も明かされ、軍の闇に迫っていきます。 
 
リオールには軍が進行。一般人の避難の護衛として、エドは同行します。そんな中、エドの前に現れたのはラースと大総統秘書。
エドとアルの母親に似ている彼女は、予想通り敵でした。

そんな中ロゼは、前に進もうとしていました。



第42話では、ついにスカーは計画を完遂。賢者の石が錬成されます。


スカーとキンブリーの決戦。そこに介入するアル。
この戦いをきっかけに、スカーはある決断に迫られます。その決断によって錬成された賢者の石は、ある者の手に渡ります。

賢者の石錬成の瞬間はかなり衝撃的でしたね。
そして、スカーの決死の行動にグッときてしまいましたね。
久しぶりに見ましたけど、やっぱりいい男でしたね。



賢者の石が錬成され、それを求める人間達はどんな行動を起こすのか。
クライマックスに向けて、物語は加速します。



次回。

光のホーエンハイム現る。