消されたライセンス | 日刊タカナリ

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おすすめの映画やマンガ、製作したプラモ、イラストを紹介していきます。
※あくまで個人的な感想なので、参考程度にご覧ください。

今回はこちらを紹介。


「007  消されたライセンス」



『ジェームズ・ボンドは、親友のCIA・フィリックスの結婚式を訪れていた。
共に式場に向かう最中に、フィリックスが追っていた麻薬王サンチェスが現れたと、連絡が入った。
ボンドとフィリックスは、急いで現場へ直行、サンチェスを逮捕した。

しかしサンチェスは、捜査官を買収。
脱走してしまった。』



007シリーズ第16弾です。


ティモシー・ダルトンがボンドを演じた最後の作品になります。
ボンドだけでなく、Mとマネーペニーの俳優も今作で最後となります。


物語は、親友フィリックスのために、ボンドは麻薬王と対決します。


正直話はよくある話です。
ですから、007じゃなくても話は成り立ちます。
007っぽさと言ったら、Qの秘密兵器くらいです。

タンクローリーでのアクションはなかなかよかったです。


今回は前作までと違い、残虐描写が少しあります。
これはあまりない方がよかった気がします。


そして今回のボンドは少し勝手です。

フィリックスのために行動するのはわかりますが、周りを見ていません。
自分の目的のために他の捜査官の邪魔までします。
偉そうなこと言ってこれだと呆れてしまいます。


あとMI6自体もボンドに対してかなり甘いです。
命令違反をしてるわけですから、ボンドのもとにもっとMI6からの刺客があってもおかしくはないのに、全然来る気配がありません。
最近の作品でも甘い部分はありましたが、ここまでじゃないですね。


前作はなかなかよかったので期待してたんですけど、個人的には前作を下回る出来になっていて残念でなりません。