経済評論家の山崎元さんが亡くなられて、

最後の著書を予約していたので、発売日に自宅に届いた。

 

 

 

 

 

 

正しくて、できれば面白いことをなるべくたくさんの人に伝えてできればちょっと感心されたい。

こんな山崎さんの信念がこの本からもぶれずに書かれている事が伝わってきました。

 

癌でなくなった山元さんですが、それでもがん保険は不要であると、、

不動産ですら、これからの時代には不要であると、、、

 

少しの算数ができれば正しい判断ができるはずの消費者が、

不動産や生命保険に関しては、一切計算ができなくなり、経済合理性を書いてしまう、、

お金の事を向き合うことはとても大事である、、

でも一方で、お金の事に時間をかけすぎて、本来使うべき重要な時間を使うことができなくなるのは非常にもったいない。

 

 

 

今から約10年前に購入した21世紀の資本論

6千円くらいする高額な書籍ですが、当時衝撃を得たのを覚えています。

 

r>g

 

r:不労所得の収益率(資本の年間収益率)がg:労働の収益率(経済の成長率)

を超えること、ここ10年くらいは、確かに私が仕事で稼ぐ収益は、

不労所得の収益を超える事は一度もありませんでした。

 

当時は不労所得は悪で、労働所得が正と考えていましたが

最近は、所得は所得で正とか悪ではなく、このような論理が分かっているかどうか?

ただ、それだけで経済格差が出てくるんだと思います。

 

リスクを取りたくない労働者が、安い賃金で我慢するしかない図式である現在の資本主義。

お金に働いてもらう株式投資は、リスクを負っているからこそ、リターンがあり不労所得は悪ではなく

リスクを負った対価だと最近が考えている。

 

10年前は勤労所得で稼ぐことを決意していた自分がいます。

 

もし10年前の自分にアドバイスするのであれば

資本収益率を高める動きを、時間を使うことなく、アクションしなさい、、、と伝えると思います。

適度にリスクを取り「株式」に上手く関わることを勧めると思います。

 

名ばかりの”幹部社員”という責任ばかり押し付けられて、権利がない会社に働くのではなく、

ストックオプションを求めるのも良いのではないか?と思います。

社内ベンチャーというリスクのない働き方ではなく、自身で資本を入れて、リスクを負う働き方も必要だと思う。

親会社100%の資本構成では、リスクとリターンのバランスが非常に悪い。

せっかくリスクを起こして事業を興すのであれば、飼い殺しになるような働き方、

労働時間を確実に高く売るという価値の高め方ではなく、自分を磨き、リスクを抑えて、確実に稼ぐような

旧来のパターンよりも、自分に投資することは同じだが、失敗しても致命的でない程度のリスクを積極的に取って、

リスクの対価も受け取るのが今後必要な働き方だと思っています。

労働者ではなく、資本家、株主というポジションにいかにして移動するか?が大事だと思う。

 

私自身は39歳で2回目の転職をしましたが、

結果、転職する度に、おかげ様で、自由に使う時間も増え、スキルも所得も高める事ができた。

もっと早く気が付けば、、と思ったものの、、人は欲があっても、欲望の塊ではいけないと思っています。

 

子供達には、どこかのタイミングで金融教育をしたいと思っている。

野村証券が行っている、金融教育に参加させるのもいいだろう、、

経済がどのように成り立っているのかを、俯瞰的にみさせるのも大いに勉強になるはずだ、、、

 

でも、人をコマのように、、、

資本を最大化させるためのツールに見るような人にはなってはいけない。

立身出世だけが全てではなく、世の中の負にどう向き合い、どう解決できるのか?

未来から振り返った時に、あの時の判断が、意思決定があっての今があるといえるような自分であり、

子供たちでもあってほしいと思います。

 

(写真はイメージです)

 

今日も一杯、山崎のハイボールを頂きます。

 

山崎元さんに献杯!