2005年09月17日(土)

【政治と宗教<2>】

テーマ:【王や国の興亡に学ぶ】

政治と宗教は、現代では、きちんとその役割を分担して

人々の幸福や社会のために奉仕する役割が与えられています。


宗教活動と、政治活動は、明確に分離されて

いなければなりません。


しかし、昔から、どうも、政治活動に宗教活動が

【利用】されてきたという歴史があります。


これは、宗教家の立場からは、

最も避けなければならないこと

と考えています。


**************************


宗教と政治が絡むと、

宗教の純粋性が失われます。


たとえば、あるキリスト教が国教と

なっている国のことを考えて見ますと・・・


その国の要職につくためには、

キリスト者であることが求められていますが


こころから、神様の愛に、感動し、救いを受け入れ

神様のために、人と、社会のために奉仕したい

というこころからではなく、


その重要ポスト、地位が欲しい事が、動機となって

洗礼を受ける・・・ということも起こりえるのです。


そうなると、その人の信仰は、純粋性が失われ

方向がおかしなことになってしまいます。


しかし、肩書きはクリスチャンということですから、

その人の考えが、

クリスチャンの考えを代表する・・・かのように

誤解されてしまうのです。


また、宗教を利用しようとする為政者は、

先に何か、自分の主義主張があって、

その【自分の主義主張】をサポートしてくれる

【聖書の言葉=神のことば】はないか・・・・


という思いで、聖書を読み始めたり・・・

聖書を引用するということも起こってきます。


【聖書のことば、愛の教え】・・・に自らを従わせ

律して生きるということが、本来の信仰者の姿勢なのですが


自分の都合のいいように、聖書を解釈、適用する

神様の教えに自らを律するのではなく、

自分の考えに、神様を従わせようとしているかのような・・・。

それは、傲慢以外なにものでもありません。


キリスト教の歴史には、暗黒の歴史(十字軍遠征の問題をはじめ

ヨーロッパ諸国による諸国への侵略支配の時代)があります。


それらは、すべて、宗教と政治が不適切な形で、絡んでしまった

ことによる、為政者、支配者による宗教統制のもとに行われた出来事

といえます。残念なことです。


*****************************


そのような不適切な信仰者が起こす出来事のゆえに、

純粋に、信仰し、神や人を愛し、仕えようとしている活動まで

批判されたり、妨げられたりすることは、残念でなりません。


このような原稿を草稿しているときにも、

イラク・バグダッドでイスラムシーア派、聖地で

巡礼者816人が死亡する事件が起きたことが

報道されています。


【また、宗教間での問題、争いが・・・】という声が

聴こえてきそうですが・・・


本来、宗教は、人と人のこころの平和を、つながりを

回復させるものであって、争いのためにあるものでは

ありません。


しかし、争いの震源地ともなっている現状・・・

この問題の本質は、宗教が政治に利用されている

というところから、発生しているものと

考えていただきたいと思います。


本質は、宗教の問題ではなく、政治戦争であり

経済戦争が隠れているということ・・・


宗教を隠れ蓑(みの)として

本来の問題がうまくぼかされている・・・

矛先が違ったところに向けられてしまっている


ということを知っていただきたいと思います。


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イスラム教のおしえそのものは、たいへん平和を尊重し

また、イスラム教徒の人々も穏健な人々です・・・。


しかし、問題を起こす、クローズアップされてしまう人々は、

【過激派】【原理主義】といわれている人々で、

わたくしは、【純粋】にイスラム教を信仰している人々

とは思いたくありません。


どの宗教にも、また思想でも、過激派といわれる人々が

存在しており、その人たちは、為政者にとっては、

とても都合のいい人々となりえます。


特に、教育を十分受ける機会が与えられず、

客観的な情報も得られず、判断できないような環境や状況

にある国や人々は・・・。


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どうか、賢明なみなさまには、ぜひとも、宗教については、

無知でいてもらいたくはなく、


また、一般的にいわれている情報だけで、判断されることなく、

だれか、思想家のことばでなく、


実際の聖書の教え、聖書には何が書かれてあるのか、

また、イスラムの経典などに触れていただいたり、

ご自分の目で見て、確かめて、判断する・・・という作業を

ぜひとも、していただきたいと願っております。



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2005年09月17日(土)

【政治と宗教<1>】

テーマ:【王や国の興亡に学ぶ】

みなさま、こんにちは。

本日もみなさまの、ご健康、ご家族、お仕事、学びが

豊かに祝福され、守られますように。


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只今、こちらでは【ご先祖を大切にするこころ、意味】

について、記事をすすめている途中なのですが・・・


今回は、すこし、アクセントの意味で別のテーマを

記事にしたいと思います。


昨日三十日は、第44回衆議院議員選挙の公示日

でしたが・・・

本日のテーマは、【政治と宗教】についてです。


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日本において、人と人とのお付き合いにおいて

【政治と宗教】に触れることは、暗黙のうちにタブーと

されている傾向があるではないかと思いますが・・・・


それは、ある意味、ひとづきあいの中での

【配慮】としては、大切なことだと思います。


しかし、それは、【政治と宗教】について

【無関心】でいることとは、別のものです。


わたくしは、政治と宗教に無関心であって

人がしあわせになれるとは思いません。


【配慮】しながらも、【無関心】でいることなく

政治と宗教には、それぞれ、自分の考えをしっかりと持ち、

関わっていくことが大切です。


旧約聖書には、イスラエルという国の歴代の王、その統治の

興亡の歴史が書かれている部分があるのですが、


その時代が滅び、崩壊する要因となったのは、

例外なく、【政治と宗教の腐敗】だったのです。


【政治と宗教】は国の発展や崩壊に深く関わるものなのです。


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2005年09月12日(月)

【古代イスラエルの神権政治-<3>-】

テーマ:【王や国の興亡に学ぶ】

イスラエルの神権政治を語る上で、

大切になってくる言葉や前提をお伝えしていますが

本日は【預言者】についてお伝えします。


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【預言者】 ヘブル語で「ナービィ」といいます。

過去に、「カーナビ」の「ナビ」=「ナビゲーター」という言葉

それは、この預言者「ナービィ」が語源であるということを

記事にしたことがあります。【過去の関連記事はこちら>>です】


【預言者】はまた、【先見者】ともいわれ、

王や民に、神の意志を正確に伝える役目が

与えられており、神の愛や正義に人々を導く

まさに、【ナビゲーター】でありました。


【預言者】の【預】は、『預かる』の意味で

【予言】ということばとは、少々意味合いが

異なります。


特別に、神の声を聞くことができたとされる人々で

正確に神の言葉を聞き取り、また、正確にそれを伝達

しなければならない人々でした。


預言者は古代イスラエルの宗教指導者であり、

王に対しても、政治に対しても

大きな影響力をもつ存在でした。


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聖書に描かれる預言者の多くは、神の意志、律法にもとづいて

王に、厳しい勧告、提言をします。

それらは、王にとっては、気持ちのよいものではありません。


歴代の王の多くは、真の神からの預言者の言葉に

耳を傾けるのを好まず、自分勝手に、他の神々を拝みだし(偶像礼拝)

自分で勝手な預言者を立て、自分の都合のよいように預言させ、

政治を行おうとします。(霊媒師、占い師、口寄せの原点となったもの)

その結果、国政は腐敗し、国内は、混乱、分裂してしまうのです。


多くの預言者は、私利私欲に走る王と対立し、

迫害され、殺されてしまう預言者もいたのでした。


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神権政治が成立するためには、正しく神のことばを理解し、

それを正確に伝える【預言者の存在】

そして、その預言者の提言を従順に聞き、

政治に生かす【王の存在】が必要です。


聖書が勧める処の理想の神権政治が成立していたのは、

ソロモン王の統治の初期 わずか数十年しかありません。

  (旧約聖書 歴代誌 下 1章~9章)


そのほかは、神権政治の本質からかけ離れた、

【独裁政権】の歴史です。


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愛と正義の神、聖書の神の意志をしっかり伝えられる

正しい預言者、正しい王がいないところでの神権政治は

成立しませんし、それはいとも簡単に独裁政権・政治と

なってしまいます。


それは、どうゆうことかと申しますと


聖書において、

神のことばは【絶対的な権威】があるわけですが

そのことばを【取り次ぐ】役目にすぎない預言者が

忠実に【神の意志を政治に生かす】役目にすぎない

王が・・・やはり人間、権威には弱くなるのでしょうか・・


気がつかないうちに、何か自分に権威があるように

錯覚し始めるというか・・・【神の権威】を【自分の権力】

にすり替え始める・・・


私利私欲が隠れた動機となっている【自分の考え】

をあたかも【神からの託宣】のように伝え始める・・・

神のことばの誤用・・・


そして、【神を神とする】のではなく、

人間である【自分が神】になっていくという

自分の立場の乱用・・・

それは、それは恐ろしく、

大きな過ちに陥り始めるわけです。


【自分を神】とする為政者によって独裁政権が

起こるのです。


人間は、【権威】や【権力】ある立場に立つということには

とても弱く、誘惑が多く、大きくなるものです。


神権政治は、独裁政権を生みやすいという体質を

もっているのです。そして、いわゆる【宗教戦争】と

いわれるものを起こし始めてしまうのです。


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現代・・・かつての預言者のように

神のことばを忠実に聴く能力を与えられている人は

皆無だと思いますし、


新約聖書には、聖書の神の預言者はバプテスマのヨハネまで

であるとも記されているので、

現代社会において、聖書の認めるところの預言者は存在しない、

よって、まことの神権政治も成立しえない・・・

という立場をわたくしは取らせてもらっています。


このことは、もう少しあとの記事で、

【聖戦:ジハード】ということに触れなければ

と草稿中なのですが・・・

【聖戦が成立するか】ということに関連してきます。

わたしは、現代社会において【聖戦はありえない】という

立場であるということです。


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限られたブログの記事で、【預言者】について充分触れることが

できていませんが、追ってその都度、話題にできればと思います。


終末の世には【多くの偽預言者の出現】ということも

聖書に記されており・・・【預言者】ということばは

これから先の時代に、重要になってくるかもしれません。

   (新約聖書 マタイ福音書 24章3-12節)


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2005年09月11日(日)

【古代イスラエルの神権政治-<2>-】

テーマ:【王や国の興亡に学ぶ】

【大切な律法】

古代イスラエルの神権政治を見ていくときに

たいへん重要になってくるのが

【律法】というものです。


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旧約聖書において、【律法】ということばは

【契約】【秩序:ルール】【法律】ということばに

置き換えられます。


もっとシンプルに言えば、【約束】ということばです。

・・・現代風に言えば、【マニフェスト】といえますね。


この【律法】を中心に旧約聖書の世界は描かれています。

古代イスラエルにおいて、

社会の指導者リーダー、政治家(預言者・王・統治者)は

この【律法】に忠実に仕える者として、

最も【律法】を擁護・大切にし、遂行・遵守する存在として

具現者として期待されていました。


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旧約聖書の律法は、モーセという指導者の時代にまとめられた

とされる【モーセ五書】が中心になります。


モーセ五書とは、旧約聖書の最初の5つの書簡

【創世記】【出エジプト記】【レビ記】【民数記】【申命記】をいいます。


これは、いわば、古代イスラエル国家、民族の歴史、

法律(憲法・民法・衛生法;商法等々)制度といえるのですが・・・


もし、みなさまが、実際の聖書から上の書簡をお読みに

なる場合は、ぜひそこから


【契約の概念、】【正義の実行:弱者や貧者の救済措置】

【正直・公正・公平】【透明性】【金融・税金システム】・・・

などのモチーフを探っていただけると興味深いかなと

思われます。

(※上記に関する律法については【こちら<<】 をクリックしてください)


単なる一国家の歴史にとどまらず、あらゆる国の法律制度

を考えるときのケーススタディとなる話題に満ちていると

わたしは思います。


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一方、旧約聖書には、

人間の心理や行動、すなわち、善と悪の心、その相克・・・・

自己保身、嘘、賄賂、詐欺、窃盗、淫行、嫉妬、殺人、放火、強盗

など残虐な事件、個人や社会の不正、不義が

赤裸々に記録、描かれています。

きれいごとは、書かれておらず、ドロドロとした人間模様が

克明に書かれています。


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・・・個人的なお話ですが、

わたくしが『聖書のことばは信じられる・・・』と確信したのは、

実は、変かもしれませんが・・・

旧約聖書に、いわゆる「きれいごと」だけが書かれていなかった

からです。


それらは、いわば、その国の隠しておきたい部分、失敗

知られたくない恥の部分、【負の歴史】です。


しかし、それらを旧約聖書、イスラエルの民族史は、克明に記録し、

約3500年もの間語り継がれ、記録され、先祖の歴史として、覚え続け

先祖の失敗を教訓に、今に生かそうとしているのです。

成功例、栄光の歴史からというより、負、失敗の歴史から学ぶ・・・

自分たちが同じ過ちを繰り返さないように・・・という姿勢


・・・・わたくしたちの国にも、戦後60年経っても、くすぶり続ける

近隣諸国との関係がギクシャクする要因がありますが

自国の負の歴史から堂々と学ぶことができたら・・・

とは思うのですが・・・・。

どうも過去がうまく清算できない・・・。

未来に向かおうとするエネルギーが消耗されますよね・・・。


******************************


・・・話題を戻しますが、ドロドロとした人間関係の記録


時代は、変わっても、深いところでの人間の心理や行動は

世の東西を問わず、昔も今もかわらないじゃないか・・・

3000年以上の時を隔てても・・・・。と思いました。


旧約聖書には、そのような【人の欲望】が、社会を

家庭・共同体を崩壊させていることが描かれています。


特に、人々を導く指導者・政治家層の腐敗が・・・・

社会を崩壊させた経緯が・・・・


あまりにも世の中、今も昔も【人の欲望】でものごとが

動いているんだなぁ・・。と

政治でも、経済でも、

社会全体を動かしている根底にあるものは、

【人の欲望】 しかも、それは、止め処もないもので・・・

その行き着く先はどうなってしまうのだろうか・・・


もし、聖書の預言が正しいものならば

わたくしたちは、聖書に描かれる

イスラエルの古代史から、それを予測し

学ぶことはできます。

******************************

さて、本日の記事の区切りとして・・・


聖書によると、旧約聖書の律法は

【神】によって制定されたことが書かれています。


律法の制定者は、神であって、その律法を通して

神はご自身の意図、意志をお伝えになっていると

考えています。


旧約聖書マラキ書2章5節というところには、

その神様のご意志が端的に表現されています。


「レビと結んだわが『契約』は命と平和のためであり

わたしはそれらを彼に与えた」

(※レビ:特別に神からの神託を受け取り、王や民衆に

それを取り次いだ人々、祭司職為政者、律法の専門家)



社会を人の自己中心的な【欲望】で動かそうとするのではなく

互いの命と平和のために、制定された神様の律法(愛の秩序)

を知り、互いが生きていくうえで、調整しあう・・・


【約束事】によって、ひとつの秩序、ルールをふまえながら

全体をみていこうとする姿勢が、互いの平和のために必要なのでは

ないだろうか・・・と旧約聖書は提言しています。


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聖書の神は 愛と正義、命のルール、秩序の回復を願い、約束しておられる

その【神のマニフェスト】は、今なお、その実現を目指して、進行中です・・・。

また、その神様は、決してその【約束】を反故にはされないお方である

とも、聖書には記されています。


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2005年09月08日(木)

【古代イスラエルの神権政治】

テーマ:【王や国の興亡に学ぶ】

本日もこちらにお立ち寄りくださりありがとうございます。


台風も荒れましたが・・・

今度の衆院選投票日・・・どうなりますか・・・。


数回前の記事で、【政治と宗教】について、ほんの少し

触れましたが・・・


政治は大切です。どうぞ、みなさまの権利を清き一票に

込めて・・・投票にお出かけくださいね。

(こちらは、政府の広告ブログではありませんが(^^ゞ)


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さて、本日は、政治と宗教関連として

【古代イスラエルの神権政治】に触れておこうと

思います。


・・・と申し上げても、実はこれは大変大きなテーマでして

旧約聖書すべてのモチーフともいえますし、

宗教戦争と呼ばれているものには、この【神権政治】が

深くかかわってきており・・・・


どれだけ、簡潔にわかりやすく、みなさまに提示できるか

草稿に悪戦苦闘しているのが現状ですが・・・

下記のようなテーマ、内容をお伝えすることができればと

思っています。


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【古代イスラエルの神権政治に関連して】


■民族の歴史としての旧約聖書

  神政政治の起源: 直接 聖書の神の声をきくことのできた時代~


■エジプトの奴隷時代からの解放 新天新地を求める旅の中で。

  指導者の苦労 民の反抗 


■律法の制定

  律法の制定者・付与者である神 

  神託を受ける預言者、

律法の実施、行政者としての指導者  律法(法律)に基づく統治


■部族から国家へ 王制の制定  政治においての預言者と王の関係


■神権政治における官僚・国家公務員(預言者、王、祭司)の堕落、腐敗

  指導者の神への反逆、契約違反、国の混乱、分裂、崩壊、・・苦しむ民衆


■真の救い主(預言者)を求める願い、神の国の回復を願うこころ


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さて、以上のような感じなのですが、

みなさまに、興味をもってiいただけるかどうか・・・


実は、このようなことをお伝えする、このブログ的意味は・・・

ここで、現代国際政治学・宗教学について解説したり、議論したり

する性質のものではなく、


お一人お一人が、大切なご自身の人生をどうコーディネイトなさるか

ということに、何かお役にたてるものとなればと願ってのことなのです。


それは、どのような意味かといいますと、

みなさん、お一人お一人は、いわば、みなさんのご人生の

立派な【政治家】、【統治者】であるということです。


政治、統治を【コーディネイトする】という言葉に置き換えさせては

もらっていますが・・・。あるいは、【プロデューサー】そして

【ディレクター】という言葉に置き換えてもいいかもしれません。


ご自身の人生を大切にまた、他者とのかかわりのなかで、

より豊かな人生を構築され、プロデュースされるか

そのようなことに こちらの記事やテーマがお役に立つと

うれしいです。




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2005年02月04日(金)

ソロモン王:失墜の要因

テーマ:【王や国の興亡に学ぶ】
みなさま、本日もこちらにお立ち寄りくださり有難うございます。

今、みなさまのお働きやご家庭の誠のご繁栄を祈りつつ、
それを妨げる要因の一つとなってしまう【性】の問題について
考えております。

【歴史】というものが、何かある一つの【世の原則】を学ぶ為
のものであるとするならば、【性的な問題の混乱・腐敗】は
【亡国の兆し】の一つとなるものであります。

古代国家のソドム、ゴモラに始まり、エジプト、バビロニア
・・ローマ帝国等、諸国の滅亡の陰に【性的不道徳の蔓延】
が確認されます。

【性の問題・混乱】は、【命の分野の問題、混乱】
であり、【性の危機】は【命の危機】を意味します。

本日は、その一つの事例を、古代オリエント国家の一人の王
ソロモン(王としての統治BC.970-BC930)のふるまいから学んで
みたいと思います。


【引用・参考図書】
●生田哲著【早わかり旧約聖書】日本実業出版社 p.224より
●旧約聖書 列王記<上> 3章~4章 10章~11章 


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ソロモンは、父ダビデから受け継いだ武力、近隣諸国との友好関係
の維持、海外貿易や属国からの貢物によって、莫大な富を獲得して
いた。

ソロモンは、スペイン南部のタルシシュに向かう商船を多く所有し
それを用いてあらゆる商品を内陸の国々に販売していた。

ソロモンのもとに年間に持ち込まれる【金】は約23トン
これに商人の持ち込み、アラビヤの官僚からの贈り物が加わる。

だが、これほどの大金がイスラエルに流入しているにもかかわらず
イスラエル人の懐はまったく豊かにならなかった。

宮殿の増改築、城壁の建造、町の建設のため、イスラエルのいたる
ところで土木工事が進行していたからだ。

そして国民は、低賃金で工事に駆り出されるばかりか、
重税にも苦しんでいた。


*****************************


王子として生まれ、宮殿で育ったソロモンには、苦労して王座を
勝ち取った父ダビデとは異なり、国民の苦しみや不満に対する
理解が足りなかった。

しかも、ソロモンは政治、経営手腕に優れている反面、女性問題
にはルーズであった。ルーズを超えて【色情狂】であったといえる。

惚れた外国の女性をどんどん妻や側室にしていったソロモン。

エジプトのパロの娘を正妻に迎えたのをはじめ、
モアブ、アモン、エドム、シドン、ヘテなどの諸国の王や貴族の
娘を700人も妻にし、側室を300人も集めた。

ソロモンは、肌や髪の毛の色の異なる外国の女性の性的魅力の虜
になり、快楽にふけった。

近隣諸国の有力者の娘を妻や側室にするのは、友好を深め商売を
円滑に進めるうえで利点となっていたが、
その弊害は利点をはるかに上回った。

*****************************

ソロモンの妻たちは、神がかつてイスラエル人に、「彼らと交わ
ってはならない。彼らは必ずあなたがたの心に転じて、彼らの
神々に従わせる」といわれた国の人たちで、出身地の神々である
シドンの女神アシュタロテ、アモンの神モロク、モアブの神モス
を礼拝した。

彼女たちの信じる神々に礼拝することをせがまれたソロモンは
渋々この要求に答えた。

だが、年をとるにつれて体力と知力の衰えたソロモンは、彼女
たちを喜ばすために、異教の神々を自ら拝むようになった。

これを見た国民は、どこの国にもそれぞれの神がいる・・・
神ヤハウェは全世界の神ではなく、イスラエル一国の神・・・
と思うようになり、神の国イスラエルはすっかり世俗化し
ソロモンの心は神から離れた。

神の祝福を受けて不世出の智恵と力を誇ったソロモンであった
が、色情狂の愚者になり下がってしまった。

*****************************

【ソロモンに対する神の裁き】

神はソロモンの夢に2度も現れ、愚かな生活をやめるように警告を
発せられた。しかし、彼は神の勧告に従わなかった。

そこで、神は預言者を遣わして、ソロモンにこう告げた。

「お前が契約を破ったから、私は、王国を引き裂き、国をお前の
家来に与える。しかし、父ダビデの信仰に免じて、王国が分裂
する時期は、お前が死んだ後になる。さらに、ダビデの信仰に免じ
て1つの部族(1つになっていたユダとベニヤミン民族)だけは
お前の息子に残す」

神からの宣告を受けたソロモンは衝撃を受けた。

しかし、父ダビデが、バテ・シェバを犯し、彼女の夫ウリアを
わざと戦死させたことを預言者ナタンに厳しく叱責された時に
見せたような、魂の底からの悔い改めは見られなかった。

****************************

この後、王国は、さまざまな脅威にさらされることになる。

まずは、ソロモンに敵対する北と南の軍事的脅威である。
北の脅威は、ダマスコを支配するレゾンによる反乱、
南の脅威は、エドム人ハダデによる反乱である。

国内問題は、エフライム出身のヤロブアムによって発生した。
彼はソロモンから信頼され、エルサレム城の修理現場責任者
から、イスラエルの子孫の総指揮官に出世していた。

ある日、宮廷での仕事を終えてエルサレムを出て行く
ヤロブアムは、シロの町から来たアヒヤという老預言者に
暗がりで出会った。

彼に挨拶したアヒヤは、彼をひとけのない道端に連れていき、
自分の着ていた新しい外套を12切れに引き裂いた。

そのうちの2切をアヒヤが持ち、10切をヤロブアムに渡し
て、こう言った。

「ヤロブアムよ、神はソロモンの手から王国を引き裂き、
10部族を取り上げあなたに渡す。そして、イスラエルの
2部族はソロモンの家に残される。10部族を手に取って
神の契約を守り、王国を建て、真の神だけを礼拝せよ。」

この言葉に励まされたヤロブアムは、直ちに民にソロモン
から離れるように説得工作を開始した。

この策略を知ったソロモンは、彼を逮捕して殺そうとした。
だが、ヤロブアムはいち早くエジプトの王シシャクのもとに
逃れ、ソロモンが死ぬまでエジプトで亡命生活を送ることに
・・・。

・・このように、統治者、王の堕落は、国の混乱を招き・・・
国は、崩壊、分裂の一途をたどり、臣下、国民は苦しみに
巻き込まれていくことに・・・。

全ての事の発端は、王の性的堕落にともなう偶像礼拝であった。


***************************






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2004年10月05日(火)

ソロモンの王としての始まりは順調だった

テーマ:【王や国の興亡に学ぶ】
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

名もなき羊飼いから苦労してイスラエルの王に登りつめた父ダビデ。
彼は、神ヤハウェへの信仰を基盤に、外的から国を守り、政治、経済
文化を整えるのに一生を捧げてきた。

それまで半遊半牧生活を送ってきたイスラエルは、
ダビデによって初めて国家というかたちを為したのである。
そのダビデも70歳に達した。

死を予期したダビデは、イスラエルの王に指名したソロモンを
自分の枕もとに呼び、「あなたの神の戒めを守り、モーセの律法に
書かれているとおり、神のおきての命令を守りなさい」と遺言を残した。

ヘブロンで王として7年半、エルサレムで王として33年間
合計40年間にわたってイスラエルを指導してきた偉大なる王ダビデ。
彼は多くの人に惜しまれてこの世を去り、亡がらはエルサレムに
埋葬された。

そしてソロモンは 20歳 でイスラエル統一王国第3代王に就任した。

就任後のソロモンは、エルサレムの北西10キロメートルにある
ギブオンの祭壇で1000頭の焼き尽くすいけにえを捧げ神を讃美した。
この夜、神はソロモンの夢に現れて、
「あなたに何を上げようか。欲しいものはなんでも与えるから願え」
と告げられた。

ソロモンは、「あなたは父ダビデに大いなる恵みを施されました。
深く感謝いたします。わたしは王とはいえ、あまりにも小さな存在で
あります。あなたの国民は多くて、数え切れないほどですから
善悪を判断して、彼らを統率し裁くために、聞き分ける心をしもべに
与えてください」と謙虚に神に願った。

この願いは神に聞き入れられた。しかも神は、ソロモンの願いどおりに、
知恵の心と善悪を判断する心を授けられたばかりか、
彼が求めなかった、富、名誉、長寿をも与えると告げられた。
その時、ソロモンは夢から覚めた。

ソロモンの王としての出発はすこぶる順調であった。
父ダビデから受け継いだ武力、近隣諸国との友好関係の維持
海外貿易や属国からの貢物によって莫大な富を獲得した。
国内政治では、12部族を12管区の官僚組織に組み替え
支配しやすい中央集権国家を造り上げた。

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

●生田哲著【早わかり旧約聖書】日本実業出版社 p.224より
●旧約聖書 列王記<上> 3章ー4章 
※ソロモン王の統治(BC.970-BC930)



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