猫風太、大好きだよ。 | 花男オフィシャルブログ「花男のはなたれ日記」Powered by Ameba
2018-08-28 18:36:09

猫風太、大好きだよ。

テーマ:ブログ





猫風太。
おれには、
飼い猫がいた。

飼い猫、だなんて、
飼うだなんて、言葉がちがう。

一緒に暮らしていた、猫がいた。

おおい時は、
7匹いた。
いや心の中には、今もいる。

亡くなったり、
家出をしたり、
色々な理由で、
離れていった猫たち、
いや、おれが余りにも、
しっかり守ってあげれなかったからだ。

これはいい訳にしかならないけど、
年齢は20歳頃。
バンドをガツガツやり始めて、
バイト代は全て、
ライブに出演するためのノルマと、
つながりを作るための打ち上げに消えた。

自分の飯は、
実家から送ってくれた米とレトルト。
それはすぐなくなり、
半額になってる、
バターロール6個入りなど買って、
マヨネーズかけて食べるのが、
豪華な晩御飯だった。

本当にお金がなくて、
歌の歌詩にもしたが、
わずかにのこってた、
正月に送ってくれたきなこを、
賞味期限確認せず、
塩かけて食べてた。

そんな中にも、
猫、7匹は元気だった。
猫は白米は食わず、
ちゃんとキャットフードしか食べなかった。
そして、トイレシート、
トイレ用の砂。

我が家は当時、
ものすごい汚れていて、
ダニなんかもたくさんいて、
おそらく自分は慣れていたが、
匂いも臭かったんだと思う。

水道も、ガスも、電気も止まり、
風呂もまともに入ってなかった。

夏でもエアコンはなく、
というか電気も止まってるのだが。

こうやって書いてみると、
本当に壮絶な暮らしだった。

でも、
その中でできた友達は、
宝物で。
今はあまり会えてないけれど、
宝物って言葉が、
恥ずかしくなく使える、
むしろその言葉じゃ足りないくらいの、
本当に宝物で。

その中に、
猫たちもいた。

だけど、猫のご飯も、
すこししか買えない時もあった、

そうすると、
猫はスズメを捕まえてきた。
そして帰ってきたおれに、
「すごいでしょ!」
って顔してから、
食べようとした。
でも、食べなかった。
一緒にスズメのお墓を作りにいった。

自分のご飯は、
猫たちのご飯よりすくなく、
お互い野生の中のような暮らしだった。
でも、バイト先の友達が、
協力してくれて。
廃棄をもらったり、
特別に割引してくれたりしたから、
生き延びていた。
その中で、いつも音楽は鳴ってくれていた。


もう猫たちも、
とほほ、、という感じで笑
まったくもう!と、
1匹ずつ、
家出してった。
いつもなら帰ってくるのに、
帰ってこず。

ただ、
猫は、
死に目を飼い主に見せない、と、
いうと話をきいて、
もしかしたら、、
と、
自分を責めてた。

捨て猫を拾い、
その子が子供を産み、
7匹いた猫たち。

猫風太のみが、
最後の最後まで、
一緒にいてくれた。

かわいくて仕方がなかった。
そしてもちろん、
他の猫たちも、
かわいくて仕方がなかった、からこそ、
みんなごめんな、、って、
とても胸が苦しかった。

そんな中、
自分たちのバンド、
太陽族が、
花男、そら坊、つよし、あり、として、
作った男の子というCDが、
協力してくれた、
ドラマーの梶原さん(元ブルーハーツ)
ギタリストのマリさん(アナーキー)
や、当時タワーレコード札幌店の店長、
山田さんのおかげで、
なななんと、
1年間で1000枚売ろう!って話で、
作ったCDが。

4000枚くらい注文きて。

お金ないもんだから、
CD作れなくて、
売り切れ状態の続く中。

アナーキーのマリさん夫婦が、
お金を貸してくれ、、
注文し、
今につながっているのですが。

その中でも、
猫風太だけは、
いつも一緒にいてくれた。

みんなの人気者だった。

そんな時に、
初めての全国ツアーが決まった。

全国ツアー、、

猫風太。


何日も待たせてしまう、
というか、そんなの可哀想すぎる。
エサをあげにいってほしい、なんて、
友達に頼むなんて、
友達に申し訳なさすぎて、、
どうしよう、どうしよう、、

そんな時、
マスミサイルの元マネージャーの、
マキさんが、

「私の家、猫たくさんと暮らしてるから、
大丈夫だよ!」

大丈夫だよ??

、、


マキさん、、涙


自分は途方に暮れていて、
すがるような気持ちで、
マキさんの実家で、
猫風太と暮らしてほしいというお願いをした。

その答えが、
大丈夫だよ!

だったのだ。

ごめんな風太、ごめんな風太、
ありがとうな風太、
おれ、がんばるからな!


申し訳ない気持ちと、
安心感と、
やはりマキさん家族には、
申し訳ない気持ちで、
風太をお願いした。



そしてそのタイミングで、
自分も引越しをした。
そんな時、最後の日。
家の玄関をしめて、
よし!と、次に向かおう!
と、
階段を、おりると。

なんと、他の猫が1匹。
家出をしたはずの猫が、
数ヶ月ぶりに会いにきたのだ。
当時のメンバーや友達の名前を、
猫たちにつけていたのですが、
おそらく大沢だったと思う。
最後の最後に、会いにきてくれたのだ。

ものすごくうれしくて、
ごめんな、ありがとうな、
とたくさん伝え、
すこししたら、
また旅にでてった。


飼えないなら飼うな。
責任最後まで待て!
と、
思われると思う。
その通りだ。
ただ、
本当にあの頃のおれも、
後先考えないアホだった。

アホだったなあ、、



でも、
周りの人の出会い、優しさに、
たくさん救われてきた。

おれはクズだった。
でも、
周りの人との出会いが、
素晴らしかった。
きっと、先祖が守ってくれてると感じる。
そのくらい、出会いに助けられています。

そしてどこか、
どうしょうもないのに、
音楽だけはやめてたまるか、と、
こんなとこで、
投げ出してたまるかと、
しぶとく歌い続けてるのは、
(太陽族としては、歌えてなくて、
土下座したい気持ちなのですが、、)

それでも、
しぶとく歌い続けてるのは、
親の愛情が、あるからだと思う。

腐ってたまるか、
18歳のおれを、
しかも家も働き先も決まってないおれを、
大阪で野宿して、
ホームレスみたいな生活から始まったおれを、
もちろん、
半分は、勝手にしろ。
という感じだったかも知れないが、
そんなはちゃめちゃなおれを、
応援してくれてた。

今も、
高校の同級生を、
太陽族として守る事できず、
何人も脱退していくという、
情けないボーカルなのに、
それでも歌ってるおれを、
応援してくれてる。


もうやめたら?とは、
一度もいわれずここまできた。

やめてたまるか、だ。
それに、今回の旅でも。

歌い続けくれてありがとう、なんて、
本当に、、うれしい言葉を、
いってくれたお客さんもいた。

新しい曲の歌詞カードを、
一生懸命写真撮ってくれてて、
おれは泣き出しそうだった。


どこかに、親の愛情を、
裏切らないぞ、という気持ちがある。

それと、宮田モータースとして、
一緒にちいさな音楽工場を、
支えてくれてる、
嫁や子供たち。
愛しい家族たち。


そんなみんながいるから、
やめてたまっか!負けねえぞドアホ!

と、
自分をまたひっぱたいて、
また前に進んでいる。



そんな中。


こないだ、
マキさんから連絡がきて。


「猫風太、亡くなったんだ。17歳だったよ。」





ポカーンとした。
ウソだろ?って。
でも、そんなに時間が経ってるんだって事も、
びっくりした。

しばらくボーッとしながら、
無性に、
会いたくなった。
猫たちに。


ただ、
猫たちに、
たくさんのものをもらった。
できるならもう一度、
あの猫たちと暮らしたい。

たくさんたくさん、
ご飯を食べさせてあげたい。
たくさんたくさん、遊ばせてあげたい。
抱きしめてあげたい。

心の居場所でした。
寒い部屋で、電気も止まってて、
そんな時、猫が湯たんぽみたいにあたたかかった。
布団に一緒にくるまって何度も寝た。

ゴロゴロと喉を鳴らし、
すぐ横で寝てくれた。

歌詩を書いてると、
遊んでよーと、
ノートの上でゴロ寝してきた。

ズーーーーーッとひっぱってずらしても、
また、のそのそノートの上にきて邪魔をした。
それがまた、心をやわらかくしてくれた。


その頃、戦友とか、クソガキの唄とか、
作っていた。


あと猫風太が、
最後の最後まで命を燃やしてくれていた。

このブログは、
とにかく、
猫風太の事を、
書きたくて、
描きたくて、
思わずブログを書き始めた。
だから、どうやって文面を締めたらいいか、
わからない。

これからゆっくり、
友達にも伝えていかなくちゃだ。

ただ、猫風太にありがとうを、
マキさん家族にありがとうを伝えたい。


猫たち、年齢のせいじゃないが、
若くて、アホなおれでごめんな。
ごめんな、きっと、
いや絶対あの頃の時間。
無駄にしないからな。

大好きだよ。


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