この記事の続きです↓

いつも元気いっぱいなAさん❗️
浮かれる男性社員。
嫉妬するおばちゃん。
疲れる私😩




いつも明るくて頑張り屋な彼女だけど、
付き合ってゆくごとにだんだん見えてくる部分がありました。




Aさんはめちゃくちゃ空気を読むのが上手い人。





一緒に話している人に完全に話を合わせることができる。




例えば、お互いに嫌いあっているBさんとCさんがいたとする。
BさんがCさんの悪口を言っていたら、Cさんをガンガンに悪く言い、
Bさんが去り、Cさんが現れたらCさんに完全に話を合わせてBさんの悪口をガンガン言う。
そういうタイプの人なのだ。




嫌いな人がいたらめちゃくちゃ悪口を言う。
でも、目の前に嫌いな人がいたら大好きな友達に会ったみたいに嬉しそうに話す。…怖い。




だから常に話が一貫しておらず、
なにが本音でなにが建前なのか分からない。
私から見たらそんなのバレバレなのに、
男性社員たちは完全にAさんを信じ切ってるみたいに見えた。




何歳年上の人でもまるで友達のように仲良くなってしまう。
頼まれたことはなんでもやってくれるし、
こちらが言わなくてもやってくれていたりする。
大体断らずに引き受けてくれる。





気がつけばAさんが1番仕事が出来る人として扱われるようになった。




そのうちAさんにみんなが頼るようになっていった。
パソコンの入力方法やデジカメの操作方法をわざわざAさんに電話して聞いてくる人、自分のスマホの操作が分からないと聞く人…




Aさんは何でもかんでもやってあげてるように見えた。
そんな訳でAさんはいつもめちゃくちゃ忙しかった。





はたからみたら「自分で出来るでしょ?」ってことまでAさんにみんな頼ってた。




恐ろしいのは、
そのうち私自身もAさんがいないとなにも出来ない。というような気持ちになっていったこと。
周りの人を見て引いて見てたようで、私自身もAさんに頼っていたし、彼女に気に入られたいという気持ちでいっぱいだった。多分みんな同じような気持ちになっていたんだろう。






自分の本音より、他人の意見を優先している人は、軽く見られる傾向がある。
どんなに頑張っても「やって当たり前」というふうに取られてしまい、しんどくなってることにも気づかれず、どんどん用事を頼まれてしまう。




だから本当は、他人の意見より、自分の本音に従うべきなのだ。できない仕事があれば断っていいし、嫌なことを言われたら嫌と言った方がいい。本音を殺すということは、自分自身を殺す事にもつながりかねないのだ。





当時からカウンセラーになりたかった私は、Aさんにもカウンセリングさせてもらったことがある。
その時、真剣に私なりにAさんに本音で向き合ったつもりだった。




でも、本当はそんな思いは彼女には届いていないようだった。私がカウンセリングで言った言葉をふとした時に冗談めかして言い放ったのだ。その時、この人に何言ってもダメだって思った。






つづく。