皆さん、こんにちは
新学期ですが、まだまだ残暑が厳しいですね引き続き熱中症などに注意し、無理せずに
今回は、何度目かのご案内になりますが、成長ホルモンについてです
身長は様々な因子が働いて決められます。背の低いお子さんから高いお子さんまでいるのが当たり前です。小柄=病気ではありません。
しかし、治療の必要なホルモン異常が隠れていることがあります。生まれつきの病気でも3歳以降に成長の遅れが目立ってくることが多いので、成長曲線をつけてみましょう数字ではなく曲線として、視覚的に見ることで変化に気づきやすくなります。
曲線をつけてみて①身長が-2SDよりも低い時②曲線の傾きが標準曲線よりも寝てきた時にあてはまる場合は、一度ご相談することをおすすめします
生まれた時の赤ちゃんは約50㎝です1歳までに+25㎝、4歳頃に約100㎝になりますそれ以降は年6㎝前後伸び、思春期の急激なスパートが始まり、最終身長にいたります。成長に必要なのは3歳以降は成長ホルモンです。この成長ホルモンの分泌が少ない人がいます。成長ホルモンの補充治療を行うことにより、低身長を改善できるかもしれません。しかし、お子さんが成長できる時期には限りがあります。思春期がすすみ、骨が成熟すると、それ以上の身長の伸びは期待できなくなります。なるべく早くご相談をという理由はこのためです。昨年行ったアンケートでも早く治療を始めたかったというご意見もありました。
当院では、木内医師が担当となります専門外来の成長ホルモン不全症に治療や検査について記載があるので、ご参考になさってください。
成長ホルモンの分泌は思春期前のお子さんでは、睡眠中に最も高いピークが現れます思春期になると、覚醒中にも大きなピークがみられます。適度な運動は細胞の働きを活発にして、成長ホルモンの分泌を促します骨の成長にも良い影響があるそうです。栄養面ではこれを食べると背が高くなるという特定の食品やサプリメントはありません。多くの食品をバランスよく食べることが大事です
長くなりましたが、最後までお読みいただきありがとうございました