トラベル特集ーー台北市「松山文創園区」 | 台湾観光のブログ

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文/朱佳雯・劉宛昀 写真/宋育玫

 松山文創園区は台北市でもっとも繁華な東部に位置し、近年注目の文化拠点である。建物は八十年余の歴史をもつかつての煙草工場で、2011年に松山文創園区としてリニューアルされ一般開放された。2013年に台北文創ビルが落成すると、誠品生活松菸店のほか、米国やドイツのデザインセンターが進駐し、設計産業のシンボルスポットとなっており、華山1914文創園区と並び台北の二大文化活動基地といえる。

 園内は大きな緑地のほか昔日の工場やオフィスが保存され、芸術作品とともに史跡が鑑賞できるほか、食事や飲み物が楽しめる新しいタイプの行楽エリアでもある。


Add:台北市信義区光復南路133号
Tel:+886-2-27651388
Open:屋外8:00-22:00
     屋内9:00-18:00
Web:www.songshanculturalpark.org 
Ticket:入場無料。但し台湾設計館・紅點博物館および特展は有料
Access:MRT市政府駅1号出口からゲート1-3まで徒歩約10分
MRT国父紀念館駅5号出口からゲート4-5まで徒歩約10分

松山文創園区
 松山文創園区の前身は1937年創建の「台湾総督府専売局松山煙草工場」で、大戦後は台湾菸酒公賣局に受け継がれた。台湾で最初の近代的紙巻きたばこの工場であるとともに、東南アジア最大の煙草工場だった。市場の変化に伴い1998年に生産を停止し、2001年に台北市より史跡に指定されるとともに、同年松山文創園区として開放された。


 松山煙草工場は設立当初から「工業村」をコンセプトに従業員の福利厚生が考慮されていた。モダニズム風の建築は水平の視線が強調され、シンプルかつ典雅。当時の事務庁舍を中心に、採光・通風良好な長い廊下や工場・倉庫群が特色ある空間をなし、市街地にあって貴重な緑地を含め大切に保存されている。


 場内に入ると軌道が残る。かつて完成した商品を鉄道で出荷した跡である。事務庁舍前の空地では週末になると手作り品のバザールやコンサートが開催される。事務庁舍の両脇にはデザインショップ「設計‧點」と世界に三つしかないドイツの「紅點設計博物館(Red Dot Design Museum)」が控え、工場のなかには「台湾設計館」「マルチメディアホール」、そしてデザイン工房「133号合作社」がある。


 かつての体育館からバロック風の花園にかけては、噴水池や裸女の彫像が立ち並ぶ。従業員が休息をとり英気を養う場所だったという。1-5号倉庫群は現在展示空間となり、6-15号倉庫にあったところは台北文創ビルに生まれ変わり、誠品生活店が進駐している。


 2012年、松山文創園区は台北市のデザイン・文化創造の基地に設定された。高層のビル群が林立する信義区にあって、松山文創園区はあたかも緑と文化のオアシスである。八十年の歴史を刻む史跡の中で都市の新しいエネルギーが息づこうとしているのである。


小山堂
往時の機械修理場には琉璃工房とTMSK小山堂餐庁が進駐。小山堂餐庁のインテリアはガラスが重要な要素となっており、店外にある鴨の彫塑も琉璃工房の作品だ。小山堂餐庁は台湾の風味を取り入れたイタリアンがメイン。「現烤紅悶焢肉チーズピザ」は台湾伝統の醤油の照り焼きをトマト味のピザにコラボさせた看板メニュー。季節限定で販売中の「芒果洛神花刨冰」は新鮮マンゴーたっぷりにハイビスカスの蜜漬やパイナップルアイスクリームを配した大物で、三人前はありそう。気候がよければ屋外のカフェテリアで池畔の食事も一興だ。


Tel:+886-2-27665610
Open:日曜-木曜12:00-21:30
金曜-土曜12:00-22:00
Web: www.tmsk.com/xst/
予約:時間により可/カード:可/サービス料金:10%/ミニマムチャージ:一人一品

Pin Taiwan Design設計‧點
「設計‧點」では台湾最新のデザイン商品を販売している。文具・小物・3C商品・アイデアグッズ・生活道具などジャンルは多彩。新進デザイナーによる茶器のセットも好評を得ている。特設コーナーでは台湾設計館の作品を展示即売中。


Tel:+886-2-27458199#383
Open:9:30-17:30

誠品生活松菸店
誠品生活松菸店は日本の伊東豊雄設計の建物で、台北の新しいランドマークともいえる。モール・書店・シアター・劇場が一体となり、百軒を超す台湾ブランドや工房が進駐し、まさに創作と生活の距離がぐんと接近した世界だ。宿泊施設の誠品行旅(Eslite Hotel)は2014年末開幕予定。

EXPO
誠品自営のEXPOは台湾オリジナルのミニブランドを育てようと創立された販売スペース。敷地約六十坪の展示空間の九割の商品は台湾の新鋭デザイナーの手によるもので、挿絵・文具・磁器・食品など多彩な生活雑貨がそろう。「Malis」と「Shock MAMA」は挿絵商品、「瑕疵集」は手作りファッションのプリント集、「Goomi」は子供服、「Dawn」は靴下と、それぞれこだわりのオリジナル商品だ。食品としては阿里山手摘み茶・台湾ドライフルーツがお土産にお薦め。


Location: 誠品生活松菸店 2F

掌生穀粒
台湾各地の良質の白米と茶葉をすてきなメッセージを込めたパッケージにして販売。いずれも台湾の小さな農家の良心が伝わる商品群で、「飯先生」「一餐米航空帆布包」などの米の詰合せ、台湾花布をあしらった「春花夢露」など台湾土産に最適だ。このほか各種天然蜂蜜や米を原料にした乳液なども人気商品。


Location: 誠品生活松菸店 3F

有記名茶
台北大稲裎に発祥した有記名茶は1890年の創業。台湾茶文化を代表する名点だ。お店に入るとお茶がふるまわれる。それはガジュマルの木の下に集ってはお茶を飲んでいた郊外の風景そのもの。包種茶・烏龍茶・東方美人茶いずれも小ぶりの缶のギフトが詰めあわされて友人や知人へのお土産に喜ばれそうだ。

Location: 誠品生活松菸店 3F

0416X1024
生活雑貨ブランド0416X1024は二人の創業者の誕生日を表わしている。彼らのT-Shirt・文具・生活用品はいずれも「愛」と「家」をコンセプトにデザインされている。生活の中のいろいな要素をユーモラスにえがいたイラストが各商品に反映されて、思わず微笑が浮かぶ。なかでもT-Shirtは図柄も可愛く主力商品の一つで、手書きの絵ハガキ・ノートとともに人気が高い。

Location: 誠品生活松菸店 2F

ichihan
デザイナーのichiとhan夫婦が2010年創立したichihanは、事物のもっともシンプルな美しさを創作のモットーとしている。温もりのある木材と強靭な黄銅が結合した工芸品の数々は思わず見とれてしまうが、実に堅固で耐久性にも優れている。黄銅製の鉛筆・シャープペンシル、木質のマグネット・ボックス・テープカッターなど文具に人気がある。


Location: 誠品生活松菸店 2F

248農学バザール
248農学バザールはもともと週末に忠孝東路四段248巷の路地で開いていた農産品の直売バザール。発起人の楊儒門は有機農法に取り組む農家を支援するため、市の中心部に消費者と農民が直接交流できるステージを用意したのだ。現在は誠品生活松菸店内でも、「山野家」のレイシ蜜・龍眼蜜、またフルーツアイスキャンデー「春一枝」といった農産加工品のほか、木製食器・竹器などの生活用品がゲットできる。


Location: 誠品生活松菸店 2F

MRT市政府駅周辺
松山文創園区東側のMRT市政府駅は台北市信義商圈への玄関口である。周辺には台北市役所・高速バスターミナル・デパート・ホテルが密集し、近年台北市でももっとも発展著しい区域となっている。大規模なモールのほか、路地に入ると個性的なカフェやショップがひそみ「信義ぶら」の楽しみは尽きない。

Pâtisserie ALEX 
フランス風スイーツを主軸にしたカフェ。白と薄紫色で構成される古典的佇まいで、フランスの甘い香りがいっぱい。もし二人で素敵な午後のひとときを過ごすなら、アフタヌーンティカップルセットがお薦め。さくさくのミートパイと自家製のケーキに特製クッキーとお飲物がお得なセットに。またシェフが開発したオリジナルマカロンにもチャレンジしたい。

Add:忠孝東路四段553巷18号(MRT市政府駅1番出口徒歩約5分)

Tel:+886-2-27623236
Open:12:00-20:00
Web: www.facebook.com/patisserie.alex
予約:可/カード:可/サービス料金:10%/ミニマムチャージ:150元

Drip Café好滴咖啡
アメリカンサンドイッチ・サラダ・パスタ・スイーツとお馴染みのメニューにいずれも創意が施され、松山文創園区周辺でももっとも人気のカフェである。なかでもビーフチーズサンドイッチ・キムチパスタのほか、シェフがニューヨークから導入したというクロワッサン風ドーナッツ「可拿滋(Cronut)」が好評。イチゴクロナッツは台湾産のほか輸入物を駆使して年間を通じて提供できるようになったという。甘酸っぱいイチゴとカスタードクリームがクロナッツ包まれ、さらにイチゴアイスクリームが添えられている。またデンマークブレッドは蜂蜜を入れて焼き上げたフランス風食パンにバナナ・イチゴ・キウイフルーツをのせた優れ者。


Add:忠孝東路四段553巷26号(MRT市政府駅1番出口徒歩約5分)
Tel:+886-2-27648181
Open:11:30-22:00(LO食事21:00、飲料21:30)
Web:www.facebook.com/DripCafeTaipei
予約:お薦め/カード:不可/サービス料金:なし/ミニマムチャージ:ドリンク一杯


MRT国父紀念館駅周辺
 松山文創園区西側の国父紀念館駅周辺には国父紀念館のほかテレビ局やオフィスビルが立ち並び、多様なレストランやカフェが密集する。

秦味館
 秦味館は十六年の歴史を擁し、台湾では珍しい中国陝北・西安料理を提供している。店主は台湾人だが、陝西料理研究のために当地の窯洞(黄土高原特有の住居)に一年滞在したという。秦味館は陝西窯洞をコンセプトに当地ならではのインテリアが施されていて興味深い。なんといってもお薦めは「羊肉泡饃」。泡饃とは麺食の一種で、秦味館では白色の半生の圓饃の上に「秦」の字を焼き入れしている。テーブルに届けられると客が自らの手で細かくちぎる。すると店員はそれを廚房に持ち帰って茹で上げるという習慣がある。「蔥椒魚片」は古来のメニューを再現したもので、清朝慈禧太后お気に入りの食事だったという。スイーツ「蒙古炸奶豆腐」もぜひお忘れなく。ヨーグルトを包んで揚げた当地名物の菓子である。

Add:延吉街138巷2号(MRT国父紀念館駅2番出口徒歩約5分)
Tel:+886-2-8771-3288
Open:11:30-14:30(LO14:00)
17:30-22:30(LO21:00) 月曜定休
Web: sausau.com.tw
予約:可/カード:可/サービス料金:10%/ミニマムチャージ:なし

VEGE CREEK蔬河
 「滷味」というのは台湾伝統のスナック。客が好みの野菜や肉類を選ぶと、夜店の亭主が特製のたれの中で煮しめてくれるおでんのようなおつまみである。蔬河は平均年齢三十歳の三人の若者が開設した小さな店だ。外観はちょっとおしゃれなカフェにもみえるが蔬河はベジタリアン。客は店内に入ると籠をもって適当な野菜や食材を選び精算し、待つこと3-5分で出来上がりというシステム。蔬河の滷味はあっさり味。大きなテーブルに八種の調味料がおかれているので、自由に添加できる。

Add:延吉街129巷2号(MRT国父紀念館駅1番出口徒歩約5分)
Tel:+886-2-27781967
Open:12:00-14:00、17:00-21:00 
Web:www.facebook.com/VEGECREEK
予約:不可/カード:不可/サービス料金:なし/ミニマムチャージ:なし

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