- 前ページ
- 次ページ
青蓮院のふすま
上品な色使いで、素敵なふすまです
ここ数年、色を積極的に使っています。
色に囲まれた
その中にいることが幸せなのですが
自然のもつそのものの色
人工的な色
すべてに与えられた色
その色と色の組み合わせで
雰囲気ができあがり
それを感じる人の心
建築はだから興味深いのかもしれません。

彼たちの年齢は17歳
陸軍第七十二振武隊
万世特攻基地から
昭和20年5月27日早朝出撃
遺書
必沈 轟沈 又轟沈
吾が願ひ 酒のみて
我必沈確実なり
快なるや我が体当たり
身よ 沖縄の空と海を
我が法名には
「純」を忘れない様に願ふ
「ああ悲しいかな」は必要なし
何も俺は哀しいわけは一つもない
唯 喜びで一杯なり
それから我には遺骨だなんてない
我が身の物は遺しません
大体俺なんかは墓場なんて勿体ない
俺はむしろ墓場より拍手の方が好きだ
孝正の位ハイは
仏壇より神様棚の方がいいかも知れぬ
次に過去を語る
何故俺は高二(高等科二年)から工業校
を止めたか
何故川崎航空機に入ったか
一に飛行士になりたかったのだ
さうして俺は幸過ぎた
親に対して申訳けなし
一、鉄砲弾とはおいらのことよ
待ちに待った門出ぢやさらば
友よ 笑ふて今夜の飯は
俺の分まで喰って呉れ
二、でかい魚雷を翼に抱いて
俺の得意はいざ体当たり
愉快じやないか仇なす艦
上る火柱、水柱
三、男散るなら 桜の花よ
散りて九段で 又咲きかへる
散って行くのは 雷撃魂
笑ふて咲くのは 大和魂
七二振武飛行隊歌
一、翼輝く日の丸に
燃ゆる闘魂 目にも見よ
重い爆弾かかへ込み
散るは敵かん轟沈だ
二、平壌原より巣立ちたる
我等一二の若桜
母の面影 胸に秘め
散るは敵かん体当たり
ああ華なれや七二隊
三、狙ふ獲物は敵空母
何を小癪な敵載機
見たぞ突進 轟沈だ
上がる火柱大戦果
ああ特攻の七二隊
ああ特攻の七二隊
轟沈
振武七二隊
千田 孝正
愛知県出身
だんだんと春らしい明るい光に
まぶしさを感じる今日この頃
2月21日
長女の卒業式
卒業生、それぞれが持つキャンドルが
フランスの大聖堂のなかできらめくその光のように
ひとりひとりのこの時を迎えた気持ちの瞬きを表している
楽器が奏でる音に、みんなの歌声が響き渡り
素敵な卒業式を迎えた君
おめでとう
iPhoneからの投稿