手塚治虫先生の作品ながら、
読んではいけないような気がして、
今まで手に取っていませんでした。
先日、図書館で見つけて、
そろそろ読んでみようかと
何気なく借りて、
でも読まずにそのままテーブルに
置いたままでした。
すると次女がいつのまにか
読んでいて、
「結城は最悪」と言いながら、
最後まで読み終えてました。
どれだけ最悪なのか...。
犯罪ものが好きな僕は、
気になって本を手に取りました。
次々と重ねる完全犯罪、政府の秘密、
事件を追う検事..。
登場人物の描き方はうまいし、
ストーリーも見事です。
誘拐、殺人、暴行、脅迫、
主人公のしていることは確かに
最悪なのですが、
相手が銀行の支店長だったり、
国会議員だったり、
駐留軍だったりするので、
ついつい主人公を応援してしまう。
そして、息を呑むクライマックス。
お見事です。
あっと思わせるラストも。
何度か、読み直したい作品です。
ただ、作品中、同性愛や
残酷な暴力シーンが
多数描かれています。
苦手な方は読まないことをおすすめします。
文庫版は2冊に分かれてます。
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MW(ムウ) (1) (小学館文庫)
627円
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Kindle版はこちら。3冊に分かれてるみたいです。
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MW 1
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そして気になるオリジナル版。
エンディングが2種類?
気になります...。
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MW (ムウ) 《オリジナル版》1
5,994円
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