今日も、どうもありがとうございました。

 

今回は、みんなで「立つ動き」ができました。

 

Yさんと、取り組みはじめて

1年と1か月。

 

ここまでの道のりは長かった。

 

メンバーもずいぶん入れ替わりがありましたが、全体として進化、成熟してるものがあるんだなぁと思いました。

 

 

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今回も、いつものように

水袋になって、ゆらゆら

寝転んで、にょろにょろ、にょろり

 

「からだは生きた水袋」(野口三千三)

 

を感じることから始まりました。

 

 

● 前回より、体の中から揺れてるな〜と感じたから、人にしてあげるのも

自分を揺らすのも心地よかったです(Tさん)

 

 

からだ全体を耳にして、相手の中で起こっている揺れや動きを、丁寧に優しく繊細に、からだ全体で感じ取りたい。

 

ちょっとした違和感やちがいに瞬時に気づいて、話しかけ方を微妙に変えていけるなら、安心して相手の水袋と関われます。

 

 

 

● 身体が水袋だと意識すると、流れが滞ってるところでつっかえる。(Jさん)

 

そうなんです。その違和感が大切で、ここからが、次の動きの手がかりになります。

 

 

 

「大事に触れるということは、自分の中身全体が変化し外側の壁がなくなって、中身そのものが対象の中に入り込もうとすることである。そのことによって対象の中にも新しく変化が起こり、外側の壁がなくなり、中身そのものが自分の中に入ってくる感じになるのである。そして自分と対象との中身がお互いに交じり合い溶け合って、自分と対象という対立する二つのものはなくなり、あるのはただ文字どうり一体一如となり、新しい何ものかを生みだす反応が今ここに起こりつつあるという実感がある。」(野口三千三)

 

 

 

でも、まだまだ、感覚を貞(き)いたり、からだの感覚を信じるより先に、頭で考えてしまいます。

 

 

「感覚がとらえたことしか思考の材料にならない。思考しないと行動できない。」(野口三千三)

 

 

さらに、からだの中身をゆるめつつ、重さを 地球に預けたまま

任せて、委ねて、うごきます。

 

 

● 真のうごきで、助けてもらったら、足が上がって逆さになってしまいました。できたというより、上がった?浮いた?って感じです。(Nさん)

 

 

● 後ろにょろ転、全然わからなかったけど、右には にょろっといけました。左はゴロンとなっちゃう。なんでだろ?(Sさん)

 

 

ここでもやはり、重さの流れが理解し難い。でも、、、

 

 

● 包助してもらって起き上がるときに、お腹の力を抜いてゆるめたら、軽く起き上がれたのが驚き(Tさん)

 

 

少しずつ、ご自身で、からだとの対話から、違いを生み出す模索も始まっています。

 

 

 

そして、さらに

ここからの 「立つ」。

 

 

普段、当たり前に立っているその感覚から

全体をゆるめて、楽に乗れるところを探します。

 

 

右半身に乗ったり、左半身に乗ったりも、しました。

 

からだを半身に分けること

さらに、地球の中心に働きかけつつ、右半身、左半身だけのからだになること。

 

それを、まるごと全体「水袋」でやる。

 

 

ん???

これでよい???

私のからだは、どうなっている?

 

 

 

● 親が介護認定受ける時に立ち会うと、要介護2までは片足立ちが入ってる。

身体の軸がズレてると、片足立ちがふらつくと、納得。(Jさん)

 

 

「立つ」ってことは、当たり前にやっていることだから、尚更、問い直していくのは意義がある。

 

 

● 自分の身体の声を聴く、ということが大切と言いながら、気づけてないことが多いなあと思ったのでした。(Jさん)

 

そうおっしゃいながらも、感覚の小さな声を感じ取ろうと、右半身左半身のまっすぐの感覚、乗る感覚を確かめていかれるJさんのひたむきに貞(き)こうとされる姿勢は印象的です。

 

 

● 全くわからない状態での参加でした。水袋を感じると言うのが、初めてでした。

理論が入ってこないのは、頭が固いから?(Nさん)

 

 

いえいえ、「わからない」のが自然なことです。

お料理とか、自転車に乗るのと同じです。

できるようになればわかるんです。

 

体操にだんだん馴染んでくると、いろんな場面で、最善のことを体が教えてくれたりします。

あるときに、気づいて嬉しくなるけど、からだとの対話は果てがない・・・。

 

 

ロマンはあるけど、私たちの 体操の探究は はじまったばかり

 

なのですが

 

 

● 気づきが、有難いです。(Jさん)

 

いろんなところで、これがあるから

楽しんで、続けていけるのでしょうね。

 

 

 

「からだの動きの実感を手掛かりにして、自分とは何か、自然とは何か、地球とはなにかを探検する営みを体操という」(野口三千三)

 

 

みんなで一緒に取り組める。

その場があることがありがたいです。

 

 

今回もありがとうございました。

 

 

 

 

【今日やった動き】

 

寝にょろ(対話の動き)

やすらぎの動き

おへそのまたたき

真の動き(胎児の動き)

後ろにょろ転

立つ

歩く

右に乗る、左に乗る

 

脳天一点逆立ち

 

 

 

 

 

 

 

体操の前に。

天井の茶色と緑の対比が

きれいでした。(かよ)