アジア各国リーダー学歴比べ
日本は学歴社会である。なんだかんだいっても。大臣以外。
欧米では学歴の評価は学士、修士、博士と言う学位によりそれぞれ専門知識の到達度を示す。
ここでアジア各国のリーダーたちの学歴を紹介したいと思う。
台湾の前総統 リートンファイはアイオワ州立大学大学院農業経済学部修士課程を経てコーネル大学大学院卒業
シンガポールのリー・クアンユー元首相 英国ケンブリッジ大学卒業
フィリピンのアロヨ大統領、ジョージタウン大学留学(クリントン元大統領と同級生)後、フィリピン大学経済学博士課程終了後、アサンプション大学経済学部長
タイのタクシン首相はイースタン・ケンタッキー大学で修士号終了後、サムヒューストン州立大学で犯罪学の博士号を持っている(元警察官僚)
わが国のコイズミ首相と次期首相候補(あくまで候補)の安部幹事長代理の学歴を見てみよう。
まずコイズミ首相
慶応義塾大学の4年生時(すでに2浪2留していた。さらに3回目の留年も確定していた。)いきなりロンドン大学に留学、そして正式の学位をとっておらず外国人向けの単位をとっていた。
慶応大学をその後卒業したかは不明。そして首相の父も政治家。
そして安部幹事長代理(おじいちゃんは戦後の総理大臣岸信介)
サザンカリフォルニア大学外国人のための英語コース終了。
ところが本人の公表は「南カリフォルニア大学政治学科に留学(あくまで留学であり卒業ではない。)
2004年1月末突然民主党の古賀潤一郎議員の学歴詐称疑惑が取り上げられた。ペパーダイン大学を卒業していないのに卒業したとかいうやつだ。
どうやら自民党は学歴詐称してもマスコミは公表しないらしい。
なぜかコイズミ首相や安部代理も学歴詐称が明らかで週刊誌にも載ったのに大手マスコミは公表しなかった。日本の政治家は二世、三世が多い。仕事を継ぐとでもいうのだろうか?江戸時代みたいだ。
学歴がすべてではないと思う。だが市場がグローバル化した世の中で国際感覚をまったく持っていない人が首相をやっているのはどうかと思う。
タイのタクシン首相は「国家は会社と同じ、首相はCEO。」と公言し、各県の知事制度を目標達成、成果主義でおこなっているのだ。そしてアジア通貨危機によりIMFより借り入れた資金を一年前倒しで完済し、見事タイ経済を復活させた。
ほかにも各国首相がいろいろ自国の経済立て直しを行っているのに対し、現在の日本の改革ぶりがいかにいい加減かよくわかる。日本株式会社コイズミ社長はいったいどのようなビジョンをもって日本をどのような国にしたいのかまったくわからない。
いまの日本は「目の前で火事が起こっているのに誰も消そうとしない。」のではないだろうか?
まず始めに、金融機関や地方自治体、そして政府も同じく情報の透明性を進め、情報の開示、財政状態を明らかにすべきではないか。そんな当たり前のことをできないのに郵政民営化なんて唱えている場合ではないと思うのだが、、、
コイズミ改革は郵政民営化して満足して終わり、そんな気がする。
- 著者: 溝上 憲文
- タイトル: 超・学歴社会