富の移動
「財力と権力はいかなる場所においても長く、不変であったことはない。」
それらが到着したときはすべてが新鮮で活き活きしている。それがそこにとどまっている間は活気に満ち、すべてが豊富にある。
そして、それが去った後はすべてが踏み潰され、不毛の土地しか残らない。
1271年、マルコ・ポーロが中国へ旅し、東方見聞録なるものを書き上げ、産業と貿易で栄える大きな国、中国があることをヨーロッパの人々に伝えた。
1492年、クリスとファー・コロンブスがアジアの近道を探そうと西へ向かって船出した。その結果、アメリカ大陸を発見し、世界は一変した。
1500年、南アメリカから金を略奪して持ち帰ったスペインは金融大国になった。中国からヨーロッパに金融力が移り、その後フランスからオランダ、そしてイギリスへ移動した。
1920年代、第二次世界大戦直後、金融力がアメリカに移った。
権力と財力は世界を旅する。
さて、次は??