【徒手治療】三鷹駅前太子堂鍼灸接骨院の勉強会ブログ!【オステオパシー】

【徒手治療】三鷹駅前太子堂鍼灸接骨院の勉強会ブログ!【オステオパシー】

毎月第2、第4土曜日18:15~19:15に行っている勉強会のブログです。
徒手治療に興味のある学生さん(2年生以上)や治療家の方も
ご参加いただけます。
詳しくは、三鷹駅前太子堂鍼灸接骨院(0422-29-9635)へ
お問い合わせください!

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・姿勢指導

 

今回は、簡単に実践できる「壁を使った姿勢指導」を行いました。

ブログを見てくださっている方も是非試してみてください。

 

<実践内容>

ステップ①

被験者には、壁に身体の後ろ側を付けるようにして直立してもらいます。

この時、後頭部とお尻は壁にわずかに触れる位にしてください。

注意点は、踵が壁についたままだと重心が踵にのみ乗ってしまため、

踵と壁は半歩ほど離すようにして立ってください

「踵と前足部に体重が11に乗っていると感じるくらいが

ちょうど良く荷重が出来ていることになります。

 

ステップ②

背中と壁の隙間に、術者(セルフの場合は被験者)の掌をタテにして入れます。

掌の厚さに対して
壁との隙間が広すぎるようだと骨盤が前傾(いわゆる反り腰)。

狭すぎて掌が入りにくいようだと骨盤が後傾(いわゆる平背)です。

背中と壁の隙間に掌一枚分がちょうどよく入るくらいの間隔を

骨盤の傾きで調整していきましょう。

※臀部や脊柱で押し付けてしまうと、骨盤の傾きが是正されませんのでご注意ください

 

ステップ③

最後は頭部の調整です。

頭の上から糸で吊られているように脊柱全体を上方へ伸ばして下さい。

顎が上がっている姿勢になっていたら、目線はまっすぐのまま顎を引きましょう。

※頸部が伸展していると、頭部前方位となって頸部の筋が過緊張してしまいます!

 

☆肩に力が入るようなら、肩をすくめるように力を入れてから

肩の力を一気にストンと脱力すると、うまく力が抜けますよ♪

 


太子堂接骨院では、土曜日の午後18:00以降から三鷹駅前院にて勉強会を行っています。

徒手勉強会、症例検討会等、その日によって様々な事を行っています。
徒手治療に興味のある方,学生さんはお気軽にご連絡ください!

三鷹駅前太子堂鍼灸接骨院:0422-29-9635

http://mitakaekimae-taishidou.net/

 

・内臓疾患と運動器疾患を鑑別する基本事項

 

もし、患者さんの訴える痛みが運動器疾患の痛みではなかったら…

 

 

私たちの様に運動器を中心として扱う施術者が、患者さんが発する痛みを

「内臓疾患から起こる疼痛」


と気づかずに治療し続けてしまうことによって、
専門医にかかることを遅らせてしまう可能性がないとは言い切れません。

場合によっては患者さんの生死にかかわる疾患を見落とす危険性があります。

そういったリスクを減らす為に、内科疾患との鑑別となる基本的な事項を

改めて話し合いました。

 

 

Q:内科的な疾患と鑑別するために、どのような問診・チェックをすべきなのか??

 

A: まず、確認すべきなのは

・潮痛(うしおつう)の有無

・運動(動作)によって変化の伴わない痛み

などが挙げられます。

 

潮痛とは、潮(しお)の満ち引きの様に、痛みの強さに周期性のある状態を指します。


例えば問診の際、患部に

「段々と痛みが出現し、段々と痛みが引くのを繰り返す」

と言った表現があった場合です。


基本的に運動器疾患では、患部の伸長/収縮,牽引/圧迫などに伴い

疼痛の減増が見られます。

その為、運動や肢位によって身体の痛みに変化が出ない場合

(まったく変わらない痛みがつきまとう様な場合は)     

 運動器疾患のみとは限らず内臓疾患である可能性を疑う必要性があります。

このような“運動によって変化の伴わない痛み”は、

運動痛の検査をする際に確認するこることができます。

(ただし、急性期や炎症が起こっている場合はこれに限りません。)


 

他に、関連痛の可能性(:狭心症の症候が左上肢に出現する等)や
とある臓器の特徴的な痛みの出現など、

(例:食前痛:十二指腸 食後痛:膵臓・胃 )

さまざまな角度からチェックをすることができるでしょう。

  

私たち施術者は運動器疾患を専門としています。

しかし、患者さんは内科疾患の関連痛を筋肉や関節の痛みと感じて

接骨院を受診することも十分に考えられます。

何かおかしいなと思ったら、

「まさかこんな疾患にかかってるはずがないだろう」

バイアスをかけることなく、慎重な判断をすることが大切ですね!

 

 

太子堂接骨院では、毎週土曜日の午後18:00から三鷹駅前院にて勉強会を行っています。

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勉強会内容

・足のうら,踵の痛み②

 

今回は、前回トピックスに上がった足部痛の続きについての記事です!

 

<足底の痛み>

ひとことに足底に痛みがあるといっても、

原因が必ずしも足底部にあるとは限りません。

ふくらはぎの筋肉には、足底部に放散痛を引き起こす

トリガーポイントが多くあるためです。

(足底筋・ヒラメ筋・腓腹筋内側頭・長母趾屈筋・

長趾屈筋・後脛骨筋・第三腓骨筋etc)

触診を通して、下腿にトリガーポイントが形成されていないか

チェックしましょう。

 

fat pad syndrome

踵部痛がある人に見られる所見の一つです。

足底は密性結合組織が豊富で、さまざまな方向に線維が走っています。

またその隙間を埋めるように脂肪組織が満たされていることで、

荷重に対するクッション性を得ています。

スポーツをやっていてヒールストライクが強くなってしまう人、

体重が重く、足底に荷重がかかりやすい人は

加圧で踵部の脂肪が薄くなってしまう為、

足底から触って踵骨が触れやすかったり、脂肪組織が薄いと感じる場合があります。

こういった際にはホワイトテープなどで踵部の脂肪組織を集約するように

テープを巻いて、踵骨に対する衝撃を緩和させることで

疼痛が減少する可能性があります。

 

<足底腱膜炎>

「足底腱膜炎と踵骨棘に関して直接的な関連はない」とされていますが、

実際に痛みはなくても踵骨に骨棘が形成されている人は多いと言われています。

踵骨付近に痛みがあり、骨棘を触れて足底腱膜炎と判断するのは

鑑別として明確ではないため注意が必要です。

 

 

 

 

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勉強会内容

・足のうら,踵の痛み①

 

今回の勉強会は足部痛をテーマに、

症例をもとにした足部疾患について検討しました。

 

<外反母趾>

例えば、

・外反膝・偏平足の人

・O脚アライメントで距骨下関節のみ過回内している人など、

足部から始まる上行性の運動連鎖が破綻する

(すなわち過剰回内足になる)ことによって

起こりやすいと言われています。

 

その為、

・膝または股関節の外旋傾向がある

・大臀筋の短縮,股関節の内旋制限がある

場合などに外反母趾が出現しやすいと考えられます。

 

また、外反母趾の発症は上記のように

全身のアライメントに依る影響も考えられますが、

局所的に見た場合、母趾の一軸性の動きがうまく働かなくなっていることも

外反母趾と偏平足の発症原因の一つとして考えられます。

母趾球筋などの内在筋の弱化により母趾中足骨の過剰内転が起こるため、

このアライメントを周囲の靭帯で支えることになります。  

しかし靭帯には収縮の機能がない為、靭帯の張力に負荷がかかり、

クリープ現象

(:軟部組織へ持続的に伸張ストレスが加わることで、

徐々に靭帯が伸長し変形すること)           

が進行することで母趾の外反が強まってしまいます。

 

〈治療〉

治療例には、母趾に荷重をかけながら行うカーフレイズが有効です。

※長腓骨筋には母趾の内転を制動し、

横アーチの高さを維持する働きがあるためです。

施術の際に行って感覚を覚えてもらい、

セルフケアとして指導すると良いでしょう。

また、もし開張足がひどくて横アーチが下がっていたら、

夜寝ている間に正常な足のアライメントになるように

エラスコットを巻いてもらうとアーチ形成の補助となります。

 

 

※夜や朝に痛みが出るようだと包帯がきつすぎます。

逆に弱すぎると矯正力がないので力加減に注意が必要です。

弾性包帯なのであまり引っ張りすぎないようにしながらしっかり巻いて、

巻き終えたら母趾の爪を押してもらい、血流循環を確認してもらいましょう。

 

 

次回は足部痛の続き、踵部の痛みなどについてアップします!

お楽しみに!

 

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勉強会内容

・膝・大腿前面の全体的な痛み

 

膝の痛みがあるけど、どこが痛いのかが分からない、

なんとなく大腿前面辺りがボヤっと痛いというのが主訴の患者さん。

膝の検査をしても特に悪いところは見つかりませんでした。

その場合、骨盤の歪みにより大腿直筋・縫工筋などの筋肉の張力が

影響している場合があります。

この患者さんの場合、骨盤の歪み(下肢長差)を直したら膝の痛みもなくなりました。

 

・正座をすると膝が痛い

 

高齢の患者さんで正座をすると痛いが、正座をしたい。という患者さんがいました。

Dr.からは「変形があるから正座はしないほうがいい」と言われていました。

この患者さんの場合、検査と問診の結果から、正座を行おうとした際に膝のアライメントがズレてるせいで痛みがでていると推測。なので、患者さんが正座をしようとするのに合わせて他動的に下腿を内旋させ、正しいアライメントのまま膝を屈曲できるようにしました。その結果、痛みなく正座ができるようになりました。

 

 

 

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