間宮兄弟 / 江國香織 | カーツの歴史散策&御朱印作庭  庭は眺めるものではなく、       出てみるものなのだ、、

カーツの歴史散策&御朱印作庭  庭は眺めるものではなく、       出てみるものなのだ、、

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電光影裏斬春風

知っているようで知らない歴史の裏側をそっと、

御朱印帳をたずさえぶらり、ふらり、、つれづれに、、、

日々徒然に

 明信は沈んでいる。どうして沈んでいるのかといえば、いままで「心の恋人」だった直美ちゃんが、いきなり現実の友達になってしまったからだ。

 

 

なんかわかるー

あこがれ は、あこがれ のままでいいのだ◎

 

 

 明信にとっては、現実の友達より心の恋人の方が、はるかに親しく特別なものだった。大切でいとおしいもの。

 

 

これはまんま春琴抄の最後の一文を思わせるなぁ、、

 

 

間宮兄弟 / 江國香織 

 

 

 

違っていてもいい、違っていなくてもいい

気にしない気にしない、気にすることじゃぁ ない

 

あのA.ウォーホルはこんなことを言っている

 

 

 But why shoud I be original ?

 Why can't I be non-original ?

 なぜオリジナルである必要があるのだろうか?

 人と同じじゃいけないのか? 

 

 

また、著者のあとがきにはこうもある

 

 

(中略)。でも、下敷きを使っている大人やしゃぼん玉を飛ばしている大人をあまり見ないことも事実で、みんないつやめたんだろう、それともこっそりやっているのか、というのが積年の疑問でした。

 愉快に快適に暮らすのは有意義なことです。たとえ世間から多少「へん」に思われても。

 

 

違っていてもいい違っていなくてもいい

気にしない気にしない、気にすることじゃない

 

映画版が面白かったから原作も と手に

昨年のトークイヴェントでも話にでてたしね

 

 

で、

 

ロードムーヴィな感じもあって好きだなぁ、そんな いいなぁ と思っている間にすっと読み終わってしまった✨

 

江國さんはシリーズものを書かれない方だし、続編もおよそないと聞く

 

 

が、

 

でもこの「間宮兄弟」は、その後を読んでみたい

 

 

だって

 

 

「奪うためだよ」

 

 

なんだよ、かっこいいじゃん