私が大好きな本の一つであるレイチェル・カーソンの『センス・オブ・ワンダー』についてご紹介したいと思います。
彼女は、1962年に発表した『沈黙の春』で、化学農薬が自然や人体に及ぼす危険性を告発し、世界的な反響を呼びました。しかし、彼女はその3年後に癌で亡くなりました。
『センス・オブ・ワンダー』は、彼女が死の直前に書き残した遺作です。この本では、彼女が自分の甥や姪と一緒に過ごした自然との触れ合いの体験を綴っています。
雨の森や嵐の海辺、星空や虫の声など、自然界に溢れる神秘や美しさに対する感動や感謝が伝わってきます。
彼女は、自然とのつながりを失ってしまった現代人に対して、「センス・オブ・ワンダー」すなわち
神秘さや不思議さに目を見張る感性
を取り戻すことを訴えています。彼女は、「センス・オブ・ワンダー」を持つことが、私たちが地球を守っていくために必要なことだと説きます。
私はこの本を読んで、自分も自然ともっと親しくなりたいと思いました。
普段忙しくて気づかないことも、自然に目を向ければ新しい発見があるかもしれません。
例えば、季節の移り変わりや植物の成長、動物の行動などです。
また、子どもたちにも自然と触れ合う機会を与えたいと思いました。子どもたちが自然から学ぶことは多くありますし、大人も子どもたちから学ぶことは多くあります。
レイチェル・カーソンは、「センス・オブ・ワンダー」を授けることが私たちの使命だと言っています。
私たちはどうすれば「センス・オブ・ワンダー」を持つことができるでしょうか。
私は、まずは自然に感謝することから始めたいと思います。そして、自然に対する敬意や愛情を持ち続けたいと思います。