皆様、こんばんは
今日は北海道は大荒れの予報で、
ドキドキしていました
恵庭や札幌は、少し吹雪いたものの、
「いつもの冬」という感じでした
日本海側は非常に吹雪いている模様です
被害がないといいのですが…。
心配しています。
さて、今日はRA膠原病内科受診日でした
ついに遺伝子検査の結果が分かる日です。
ドキドキでした~~
結果は…
CVID(分類不能型免疫不全症)でした。
先生も私も思っていた通りの結果でした。
ここで少しCVID(分類不能型免疫不全症)のことを振り返りますね
症例数が少ない疾患ですが、どうぞお付き合いくださいませ。
CVID(分類不能型免疫不全症)は、PID(原発性免疫不全症候群)の中の一つの疾患です
PIDの多くが生まれつき発症するのに対し、CVIDは多くが成人発症します(時に小児でもみられます)。
CVIDの定義
「2歳以上(多くは10歳代以降)で発症する低γグロブリン血症で,同種血球凝集素の欠損,あるいはワクチンへの低反応を示し,既知の免疫不全症ではない疾患」
漠然とした定義で、除外診断が大切になります。
CVIDの臨床症状
1)感染症:上下道炎が多いです。細菌感染症の頻度も高いです。
呼吸器感染症による気管支拡張症が重要です(全体の30%~50%)
今日してきたグロベニンIの点滴(ガンマグロブリンの補充療法)で、予防出来ます
2)自己免疫疾患:自己免疫疾患を合併するものは全体で19%という報告があります。
私の場合、関節リウマチが合併なのか、関係ないのかは、医師によって意見が別れています
3)悪性腫瘍:リンパ系悪性腫瘍が多いです。悪性リンパ腫の発生危険度は12~18倍、胃がんの発生危険度は7~16倍とされています。
神経質にならず、40歳以上になったら人間ドックをしますね(主治医からのオススメ)
4)消化管症状:全国調査では、CVIDの約1/3でみられています。
5)肉芽腫性病変:リンパ組織、肺、肝臓や皮膚などにみられます。肺が最も多いです。
6)その他:肝脾腫が比較的多いです。皮疹、神経症状、発達遅滞などの合併もあります。
私は神経症状からの視野障害、膀胱直腸障害がみとめられています。それぞれの科でフォローしてもらっています
治療
免疫グロブリン補充療法(グロベニンIの点滴や、ハイゼントラの皮下注射)、それぞれの合併症はそれぞれの科でフォローします。
まぁ、ざっとこんな感じです。
診断されてしばらくは、その多彩な臨床症状に振り回され、
過剰に心配し、神経を張り詰めていました…
でも、最近では良い感じにのほほんと暮らせるようになり、
心身共に安定しています
臨床症状は多彩だけれど、
この姿勢が良いのかな、と思っています
これからの季節は、インフルエンザなどの感染症に注意しますね
この病気とも、関節リウマチと同様、共に歩んで行く所存です
長い文章、読んで下さってありがとうございました
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