(これはこの夏刊行予定の「古事記ゆる神様と巡る神社ガイドブックの打ち合わせ中の一枚。)

 

私は田辺聖子さん(の作品)が大好きです。

 

一度、直木賞のパーティーでお見かけしましたが、ドキドキしすぎて、遠くから「ガン見」だけさせていただきました。

 

ふんわりと丸くてステキでした。

 

さてその田辺聖子さんが亡くなられて、久しぶりに読み返したのが、乃里子の「恋愛三部作」。

 

いやあ、やっぱりすごかった。

 

通算5回は読んでいるけれど、そのたびに「泣いちゃって」「うんうんそうだよね」って思って、読み終わったら「恋愛小説はこれだけでいい〜」ってぼーっとしてしまいます。

 

ぜひぜひ、読んでくださいっ。

この順番で。

 

 

 

 

1970年代の小説。

主人公の乃里子は、イラストレーター。

 

その時代では最先端の仕事だったのかもしれないけれど、いま読んでも「ああ、わかる」って共感ばっかり。

 

乃里子の楽しく悩める30代は、いまでも誰もが持つ悩み。

 

これ本当にすてきな小説なんで、みんな読んで欲しいです!

 

笑って泣いて共感して元気が出ます。

 

この復刊したシリーズの表紙もいいんだけど、私はKindle版を買ったときに全部処分しちゃった。

でもやっぱり本も買い直そうかなあと、悩み中。

 

私は本が大好きでこれまで300冊以上の本の表紙イラストのお仕事をさせていただきましたが、残念ながら、田辺聖子さんの本は描かせたいただいたことがありません。

 

いつか、いつか、また別の表紙で復刊などあったら、描きたいなあ!

 

私の夢のひとつです。