今年のクリスマスツリーどうしようかな、何もないのも寂しいなと思ってたら、ちょっとおもしろいの見つけたので買いました。
我が家には、たくさん私の作品があります。
この陶画もそのひとつ。
陶板にシルクスクリーンのような技法で多色刷りしています。
5種類あるので、季節などによって替えたりしています。
その作品たちを使えば、ちょっとした「クリスマス感」や「お正月感」を出すことができるのです。
夜のふくろうちゃんの前に、たわしツリー置いただけなのにクリスマスっぽさ出ました。
このふくろうちゃんはホココロサイトでも取り扱い中です。
この作品に付いている物語も素敵なんですよ。
✣+✣+✣+「夜はいつも、明るい朝を待つ時間」+✣+✣+✣
とても悲しいことがあって、人は暗い森の中で膝をかかえていました。そして冷たい雨が。
「いまの気持ちは、夜の闇。この思いを誰もわかってくれない」そこに「ホウ」と鳴き声。
大きな羽をはばたかせたフクロウが、近くの枝にとまります。「ほら、飛んでくる鳥まで不吉じゃないか。僕は雨に濡れそぼっていくだけだ」
フクロウが口を開きました。
「ねえ、僕はずっとそばにいるよ」
えっ、と驚いて人が顔を上げると、フクロウは四つ葉のクローバーをくわえています。
「僕は夜の鳥。そして希望の鳥。夜はいつも、明るい朝を待つ時間」
気がつけば雨は温かく流された涙のように変わり、森のしっとりした湿度が人をくるんでいます。クローバーを人の掌に落とし、フクロウは「ホウ」とまた鳴きました。
「クローバーが朝露に濡れる時、君は違う世界を見ているさ」
✣+✣+✣+✣+✣+✣+✣+✣+✣+✣+✣+✣+✣+✣+✣+✣+✣
この作品を含む5つの陶画のタイトルと物語は夫(ジャーナリスト:佐々木俊尚)が書いてくれました。
ぜひホココロサイトを見てくださいね。
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