鳩ケ谷の氷川神社の愛ちゃん | 八尾じゅんのブログ

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歌手の森山愛子を応援するブログです。
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"坂本梨紗"の外はおまかせ!!『沿線各駅めぐり みんなで歌おう!にっぽんのうた』に出演した愛ちゃんですが、今回は金曜日ということもあって、集まった人もそれほど多くはなく、50人ぐらいでした。愛ちゃんも車で何度か休憩をとりながらの出演でした。

自分のところからは、鳩ケ谷まで1時間以内と考えていましたが約40分で到着しました。自分も含めて5人のFCも、9時前には全員そろい雑談をしながら本番を待ちました。放送でも流れたように「津軽海峡冬景色」と「悲しくてやりきれない」、ほんのわずかの部分でも生で聴くことができたのはラッキーでした。

「悲しくてやりきれない」はサトウハチローの詩が好きで、私も20代の頃からカラオケで唄っていた曲です。
「リンゴの唄」、「長崎の鐘」など多くの歴史的な歌謡曲を作詞した詩人が、若手のフォーク歌手であった加藤和彦とよくコラボしたものだと、今も思います。

加藤和彦が「帰って来たヨッパライ」だったか「イムジン河」だったか、曲の後ろから辿って作ったというエピソードも有名で、曲と歌詞がピッタリとあっているのも、何か神の意志が働いているのを感じさせるような名曲だと思います。曲が出来たのは1968年。70年安保の2年前で、その当時の若者に対するメッセージソングにもなっていると思います。ちなみに私は中学生でした。

若者の抱く虚無感、絶望感、憔悴感などがテーマで、「やるせない」、「わびしく」、「むなしさ」、「くるしさ」と否定的な言葉ばかりが詩の中に使われています。しかし、2番の歌詞の最後に「救いはないだろうか」という反語表現にサトウハチローの童謡詩にも通じる優しさを感じます。「救いはあるだろうか」ではなく、「救いはないだろうか」だから、救いの存在することを強く、しかし、さりげなく強調しているように思われます。

「悲しくてやりきれない」は、しばらく隠れた名曲みたいな存在でしたが、2005年の映画「パッチギ」の挿入歌で使われて以来、脚光を浴びるようになったようです。

「悲しくてやりきれない」はぜひ愛ちゃんのフルコラースを歌うのを聴きたい一曲だったので、合唱の練習の前に、愛ちゃんがもう一度歌ってくれるかと期待していたのですが、
残念ながら皆での合唱を2度練習しただけで、愛ちゃんの「悲しくてやりきれない」は聞けませんでした。その代わりでもないでしょうが、ミニライブでは「まったなしだよ人生は」をフルコラースで歌ってくれました。
もちろん、「ぞっこん」も歌ってくれました。

自宅に戻って、録音した音声で愛ちゃんの歌声を聴きましたが、「津軽海峡冬景色」も「悲しくてやりきれない」もエコーがかかりすぎていて歌唱の良さを損ねているような
印象をもちました。やはり、愛ちゃんの唄はライブで聴くべきだと再認識しました。

顔なじみのFCの方は5人でしたが、ファンと思しき人も何人か確認できました。
愛ちゃんの応援、頑張っていきましょう。