学校訪問2日目。
この日も社会科教師の授業と、日本文化紹介の予定。
2日目ということもあり、担当の先生はうちらに子どもたちを預け、
自分は外へ用事をこなしに出て行ってしまった…
大丈夫かしら?という不安そよそに、子どもたちは落ち着いている。
質問タイムの時間になり、先生は帰ってきた。
そこから、
発展した日本の問題。
発展段階にあるウズベクの問題。
日本はなぜ短期間で発展をなしえたのか。
日本はボランティアをウズに送って、日本にはどんな効果が出るのか。
にテーマが発展。
自分なりの答えを言いました。
言葉の問題があるから、思ってることを100分かってもらおうとは
思ってないけど、先生の子どもたちへの説明を聞いてる限り、
大まかには理解してもらえた気がする。
歴史の授業を終えたあと、次のロシア語授業のコマは先生が来ないため
空いてるから、自分たちの好きにすればいいと、いきなりの無茶ぶり。
ネタがない…
そして、先生はまた出て行ってしまった…
困ったながらも、質問コーナーを続けていたら、話が発展。
子どもたちからさまざまな質問がきました。
カラカルパクスタンの何が好きか。
カラパクの踊り見たことあるか。
国歌知ってるか。
と。
その勢いで、披露してくれた歌と踊り。
カラパクの国歌。初めて聞きました。
教育がすべてなんでしょうけど、この国の人たちは日本よりも国を想う
気持ちが強い、自分の国を誇りに思っていると思う。
ウズベクに来て、多くの人がウズベク好きかと聞いてくる。
うちは日本で育ったから日本がいいと答えると、
自分はホラズムが好きだ、カラパクが好きだと答える。
日本が発展したことはみんな知っています。
でもインフラが十分でなく、環境の厳しいこの国なのに、
だいたいみんな自分の生まれ育った場所を好きだと言います。
外を知ってしまった人は、外がいいと言う人もいるが、
自分の祖国を想う気持ちはとても強い。
「ватан」=「祖国」
この言葉、TV、広告、街角、あらゆるところで見ます。
自分もこの国で生まれ育ったら、そう思えるのかなぁ・・・
話がそれましたが、なぜか「相撲」を紹介してしまった自分。
ウズの国技「クラッシュ」にちょっこし似ていたので…
盛り上がりました。
自分も楽しかった。
そして、日本文化紹介の時間。
今回は習字、折り紙、けん玉、日本茶、浴衣。
やっぱり浴衣は大人気です。
みんなとてもかわいかった…
折り紙コーナーでは、ある男の子が彼女に
花をあげたいから、教えてと。
教えてあげて、一緒に作りました。
その男の子、予告通りに彼女さんにプレゼント。
いいですね。
そういうとこ、日本よりオープンな気がする。
お幸せに~
↑習字で一番やんちゃやった子。手も顔も墨だらけ。
こんな感じで、無事に2日間のイベント終了。
校長先生からもお褒めの言葉をいただきました。
なによりも自分が楽しかった。
ヌクス31番学校の先生方、子どもたちありがとう。
そして、日本人ボランティアのみんな、たった5人だったけど、
みんなと一緒に仕事できて楽しかったです。
実り多き2日間でした。