２０１０年倶楽部選手権速報！

２０１０年、倶楽部選手権優勝、安藤敬一郎選手！

本日は、倶楽部選手権優勝決定戦の競技開催日です。
文句なしの快晴、澄み切った水色の空に白い雲のコントラストが美しい文字通りの秋晴れとなりました。
ＡＭ７：２５、安藤敬一郎選手ＶＳ吉田義美選手の優勝決定戦、
両選手共にティーショットは快音が響き、熱きバトルの開始です。

２ラウンド目でサプライズが起こりました。なんと４番のショートホールで、安藤選手のクリークで打ったボールがホール・イン・ワンを達成しました。２１０ヤード、プレーを中断して競技を見守るプレーヤーが度肝を抜かれるほどの見事なホール・イン・ワンでした。
堅調にリードを取りながら安藤選手は、早くも３ＵＰリードして５番ホールを終了しました。
その後、７番ホールでひとつ落とし、２７ホール目のハーフを終えた時点で２ＵＰのリードをしました。
ところが歴戦練磨の他倶楽部クラブチャンピオンの吉田選手も一筋縄ではいかない奥義の持ち主です。
臆することなく、淡々と１０番・１１番と勝ちを奪取してイーブンに戻してしまいました。

つづく１２番・１３番ホールは共にイーブン、１４番ホール、セカンドを左のグリーン横のラフに零した吉田選手は、絶妙なアプローチをしてパーパットに挑むも惜しくもカップに弾かれボギー。
安藤選手も８mほどのバーディパットをカップに弾かれバーディは逃したもののパーを奪取して１UP。

続く１５番ロングホールは、共に飛距離が同程度のフェアウェイのセンター、吉田選手が勝負を賭けたのでしょうか、フェアウェイウッドで挑むもスライスして右の池に捕まってしまいました。
安藤選手は手堅くアイアンで刻んでパーをセーブして２UPとなりました。
続く、１６番ショートホールは両選手ともパーオン、パーセーブとなり、次の１７番ホールがドミーホールとなりました。

１７番のティーショットは、二人ともフェアウェイをキープ、吉田選手は、セカンドがグリーンの右方向に逸れ、下りの７メートルほどのフックラインを残しました。このホール、分けては負けが決まるので吉田選手、絶妙なタッチでバーディを狙うもカップ一個外して万事休すとなりました。
安藤選手は１５メートルほどの長い下りのフックラインを残しましが、このドミーホールの長いパットを果敢に攻めカップを１m以上オーバーしました。
しかし、返しのパットをしっかり入れてパーセーブで勝負に決着をつけました。

ピンの位置が難しかったので、激しいバーディラッシュはなかったようですが、OUT４番ホールの２１０ヤード、圧巻のホール・イン・ワンも飛出し、勝利の女神は安藤選手に微笑みかけていたように思います。
倶楽部選手権、通算V5、帝王谷口選手に並ぶ戦績を挙げ勝者の喜びを本当に感無量で味わっていたように思います。表彰式でも本当に勝ちたかった倶楽部選手権に対する想いが体全体からひしひしと伝わって来るようでした。名実ともに素晴らしいゴルフの鍛錬の成果を実らせていただき、クラブチャンピオンに返り咲きした安藤選手のゴルフ魂には、素晴らしい素質と精神力があると感動すら覚えました。

対する吉田選手も背中の痛みを堪えながらの白熱戦に、勝負に対するサムライ魂と奥義の数々をご披露いただき、すばらしい選手の登場で今後も大栄カントリー倶楽部の競技史に数々のドラマを誕生させていただけるものと思います。また、競技後の吉田選手のコメントで「この倶楽部は、たいへんメンバーの質が良く、競技でパスをしても嫌みを言うどころか、応援までしていただき本当にありがたかった。これが真の倶楽部ライフのあり方だ」と感心しておられました。
良き友、良き競技が、良き倶楽部ライフを充実させる。そんな倶楽部が大栄カントリー倶楽部です。
両雄の名勝負に惜しみない称賛の拍手と、今後の倶楽部ライフの基軸ともなる熱きハートに盛大な応援歌をお贈りします。そして、両雄のますますのご活躍をご期待申し上げます！