今日は中運についてちょっと復習。
とくに中運における「兼化」「斉化」について再度みていきます。
太過
「甲乙丙丁戊己庚辛壬癸」の「十干」が陰のときは不及となりました。
この不及は「不足・低下・減少」という状態になり、逆に「十干」の「甲乙丙丁戊己庚辛壬癸」が陽のときは太過になります。
この太過は「過剰・増大・増加」という状態です。
例えば「火運」だと「火」が本来持つ作用以上に働きが強くなってくるという状態。
イメージで補足すると「火」は「熱」や「暑」と関係するのですが「火」が太過になると「熱」や「暑」がいつも以上に強くなることになります。
つまり、「火運」が「太過」となると年間通して「暑」がベースにある状態となります。
なんか暑い日が続きそうというイメージです。
このように本来の運が強くなって増加している状態を「斉化」といいます。