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中野区高円寺で猫背矯正なら太極堂鍼灸整体院

『猫背と骨盤の歪みを整え、腰・肩の痛みを解消します』
腰痛や肩・背中の痛みを姿勢から徹底的にアプローチ。猫背矯正・骨盤矯正にこだわった鍼灸院。自律神経の症状。リフトアップー7歳の若返りの美容鍼など

今日は中運についてちょっと復習。

 

とくに中運における「兼化」「斉化」について再度みていきます。

 

太過

 

「甲乙丙丁戊己庚辛壬癸」の「十干」が陰のときは不及となりました。

 

この不及は「不足・低下・減少」という状態になり、逆に「十干」の「甲乙丙丁戊己庚辛壬癸」が陽のときは太過になります。

 

この太過は「過剰・増大・増加」という状態です。

 

例えば「火運」だと「火」が本来持つ作用以上に働きが強くなってくるという状態。

 

 

イメージで補足すると「火」は「熱」や「暑」と関係するのですが「火」が太過になると「熱」や「暑」がいつも以上に強くなることになります。

 

つまり、「火運」が「太過」となると年間通して「暑」がベースにある状態となります。

 

なんか暑い日が続きそうというイメージです。

 

このように本来の運が強くなって増加している状態を「斉化」といいます。

今日は中運についてちょっと復習。

 

とくに中運における「兼化」「斉化」について再度みていきます。

 

陰陽と不及太過

 

中運とは、その年の年間通しての気候的な特徴を表すものでした。

 

この中運は、「年」を表すときに使われる「干支」で決まります。

 

「干支」の「干」の部分、「干」は「十干」のことなのですが、この十干は「甲乙丙丁戊己庚辛壬癸」の十文字のことです。

 

この十文字が「木火土金水」に分類され、その年の中運が「木運」「火運」「土運」「金運」「水運」という形に分かれていきます。

 

この十文字「甲乙丙丁戊己庚辛壬癸」はさらに、5つずつ陰と陽に分かれています。


そして、この「甲乙丙丁戊己庚辛壬癸」の十文字の陰陽が、中運の陰陽になります。

 

この時の陰陽は、陰だと「不及」、陽だと「太過」という現象が起きます。

 

「不及」というのは、例えば「木運」だと本来働くべき「木」の作用が低下・減少という状態になります。

 

そうすると、普段「木」の働きを適切に抑えコントロールしている「金」の働きが強くなっていきます。

 

斉化

 

これは陰陽五行論には相剋関係というのがあるのですがその働きによるものです。

 

本来なら「木」の「金」に抑え込まれすぎるということはないのですが、「不及」状態になっているので本来の力が発揮できません。

 

なので、「金」を跳ね返す事ができずに負けてしまうのです。

 

そして、本来のその年は「木運」として「木」の振る舞いをするはずが「金」にまけることで「金」に取って代わられてしまいます。

 

この本来の「運」を退けて他の「運」が働く状態を、「兼化」とも言いました。

 

 

 

7月7日は七夕でした。

 

七夕は五節句の一つですね。

 

五節句というのは文字通り5つの節句のことで

 

1月7日の人日(じんじつ)、人日は七草の節句のこと。

 

3月3日の上巳(じょうし)、上巳は桃の節句。

 

5月5日の端午(たんご)、端午はご存じですね、子供の日といわれていますが、 菖蒲の節句とも言われています。

 

そして、7月7日の七夕(しちせき)。

 

9月9日が重陽(ちょうよう)で菊の節句となっています。

 

もともとはすべてかつての中国で行われていた行事で奈良や平安時代に日本に入ってきたものですが、原型となるものは中国でも日本でも行われていません。

 

もともとの意味は若干違ったりしていますが、紆余曲折を経て今でも伝統的に残っているっていいですよね。

 

特に七夕は星祭りであったころから、織姫や彦星の話の伝承と合わせって夏祭りの一つとなっていますね。

 

7月7日は七夕です!

 

ですが、もう一つ大事なものがあります。

 

それは今日が二十四節気の『小暑』であることです。

 

『小暑』は梅雨があけてから本格的に暑くなり始めるころを指しています。

 

最近は温暖化の影響で季節感がズレているように感じることがありますが、7月7日あたりの『小暑』から暑さがまして、夏らしくなってきます。

 

東洋医学で示す季節は今私たちが体感している季節の表し方と若干違っていて、そもそも東洋医学の五運主気の考えでは「春→夏→長夏→秋→冬」という季節の表し方になっています。

 

ちなみに、この五運主気で「夏」は「春分のあと13日」~「芒種のあと10日」となっていて、だいたい4月2日くらいから6月15日くらいの頃となります。

 

もう一つ「夏」の字がついている「長夏」は「芒種のあと10日」~「処暑のあと7日」となっていて、おおよそ6月15日から8月30日くらいとなります。

 

「長夏」というと聞きなれないと思いますが、東洋医学では「長夏」は陰陽五行論で「土」の季節であり、その気候としての「気」の性質は「湿」になります。

 

湿気が多くて蒸し暑い感じがしているのはこの「長夏」の季節となります。

 

7月は『小暑』『大暑』と「暑」という文字がつく二十四節気が続きますが、この『小暑』『大暑』は「芒種」と「処暑」の間に来る節気で、「長夏」の真っ盛りとなります。

 

 

 

 

 

 

今日7月2日から『夏至』の末候の時期となります。

 

『夏至』の末候を半夏生といいます。

 

読み方は「はんげ しょうず」で、意味は「半夏が生える頃」となります。

 

半夏というのは漢方を知っている方なら聞いたことがあると思うのですが、生薬としても使われている植物で、「半夏厚朴湯」とか「半夏瀉心湯」などの漢方に使われています。

 

この半夏というのは「カラスビシャク」と言われるサトイモ科ので、この半夏(カラスビシャク)が生えてくる頃が、この時期ということです。

 

この時期は農家の方にとっても大事な節目となっているようで、この日までに「畑仕事を終える」とか「水稲の田植えを終える」という目安となっている日のようです。