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あるドクターの話を聞いていて、僕は何を言っているか分かるけど、「これ、もし一般の人が聞いてたら…たぶん何言ってるか全然分からないだろうな。」って思った。
その後、別店舗を訪れたときのこと。
若いスタッフが、さも一般常識でしょ?の如く専門用語を並べてきた。
さすがに僕も分からないので「それ、何のことですか?」
すると奥にいたベテランのスタッフが、「○○って意味ですよ。」と説明して下さった。
業界にいると、つい「このくらい常識だろう」と思ってしまいがち。
でも、一歩外に出れば、それは“通じない言葉”・・・
僕らの業界でもよくある話で、「それ、筋肉ですか?スジですか?」と尋ねられることがあります。
僕らにとっては区別するまでもない感覚ですが、この「スジ」が何を指すのか、一般の方には意外と分からない。
※「スジ」とは、ほとんどが「腱(けん)」を指し、腱とは、筋肉です。
一部、靭帯も「スジ」と捉える事もあります。
専門用語は、その分野・業界では当たり前の言葉です。
ですが、それが伝わらない相手にとってはただの”??”になってしまう。。
今回の出来事を通して、あらためて気づかされた事
「分かりやすく、伝わる言葉で話すことの大切さ」
これからも、できるだけ専門用語をかみ砕いて、誰にでも届く言葉で伝えていこうと思います。
その道の“常識”は、他の人にとっての“未知の世界”。
だからこそ、専門家としての優しさは「伝えようとする姿勢」にこそ宿るのだと思います。
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