緊迫の入札物件のお話⑤ | クワガタ・カブト ドタバタ親子日記と不動産管理 令和編

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大阪を中心に不動産投資と管理を行っています。この10年以上は物件の購入ばかりで、管理物件と借り入れが激増。賃貸マンション・オフィス・店舗・倉庫など、約800の店子さん相手に毎日奮闘しています

続きです

 

売主「最低入札額に届いていないため、10分後に2回目の入札を行います」

 

私「えええーーーー」

 

13億で入札、2番手とは4億以上の差をつけましたが最低入札額に届きませんでした

 

仲介の予想、競合15億・最低入札額12億、あてになりません

 

2社の担当者が携帯電話を持って会場からでていきました

 

この時の私は

 

・競合2社はこれ以上無理やろ、急に次に13億以上の札は用意できないやろ

・だったら、最低入札額はいくらや、ここでなんとかしたい

・でも、競合がいないなら・・・きざむか・・・

 

そんな事を考えてると、競合2社の担当が戻ってきて

 

競合2社「今回は、ここで降ります」

 

まあ、そうでしょう

 

ただ、2社は1回目の当社の入札額を知ってます、業界に1回目の入札額は流れるでしょう

 

ここで、当社が落とせないと・・・

 

売主「TAIさんは、どうされますか?」

 

私「続けます」

 

カバンから事前に準備していた封筒を取り出し、入札箱の中にいれます

 

売主「では、入札額を発表します、TAIさん、13億5千万、最低入札額に届いておりません、10分後に3回目の入札を開始します」

 

私の心の中『えええーーー、13億5千万でも駄目!!!』

 

思わず、声がでてしまいます

 

私「もうええでしょう」

 

13億5千で落ちない、こちらは限界に近い、おもわず地面師風のセリフがでてしまいます

 

ここで落とせなければどうなるか

 

可能性があるのは

 

・最低入札額での相対

・売主が再度鑑定評価をとり再入札

 

が考えられます

 

どちらにしても、今ある当社のアドバンテージ(今、札を入れれるのは当社だけ)はなくなります

 

再入札になったら、13億以上の目線で検討できるか、この物件の具体的な目安ができてしまいます

 

どうする、フルスイング15億の入札書も持ってます

 

ここでフルスイングするか・・・・

 

白紙の入札用紙をだし金額を記入、入札します

 

売主「では、入札額を発表します、TAIさん、13億6千万、最低入札額に届いておりません、入札は終了となります」

 

最後はバランスを取りました・・・やはり無理は禁物です・・・

 

・・・・・・

 

仲介「あっ、どうでしたか」

 

私「駄目だった」

 

仲介「えええーーー」

 

事の顛末について話をします

 

仲介「15億では難しかったですか」

 

私「欲しいは欲しい、ただ買えなくも損をしてるわけではない、15億だと当面がしんどくなる、ここが俺の限界や」

 

・・・・・・・

 

東京駅、敗北者が大阪に帰ります

 

券売機を操作し切符を購入しようとします

 

私「直近の便は混雑してるな」

(平日のお昼)

 

予約するのはグリーン車です、わがままですが可能ならば隣が空いてる方がいい

 

券売機を操作し、40分後の出発便で隣が空席の席を発見します

(40分先なので結構空席があります)

 

40分後の切符を購入し、新幹線に乗車

 

隣にゴリゴリのおっさんが新大阪まで座っていました

 

・・・・・・・

 

この物件は今後どうなるか

 

わかれば、またシリーズが復活します

 

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