緊迫の入札物件のお話① | クワガタ・カブト ドタバタ親子日記と不動産管理 令和編

クワガタ・カブト ドタバタ親子日記と不動産管理 令和編

大阪を中心に不動産投資と管理を行っています。この10年以上は物件の購入ばかりで、管理物件と借り入れが激増。賃貸マンション・オフィス・店舗・倉庫など、約800の店子さん相手に毎日奮闘しています

私の体験をもとにしたフィクションです

 

・・・・・・・

 

とある日、仲介から物件情報がきます

 

物件は1棟建物・自社使用でしたが全部門移転、簡単にいうと空きビルです

 

仲介「この物件、TAIさんが一番評価してくれるでしょ」

 

私「おっ、ついに売却されることになりましたか」

 

物件は当社が所有する建物の隣地物件、売却のうわさは聞いてました

 

この物件、当社所有の土地とあわせることで道路付けなどの条件が大きく変わります

 

土地が一体になることで大きく資産価値が上がります

 

仲介「TAIさん、入札に参加されますか」

 

私「当然しますよ」

 

金融機関2行に電話します、今回は金額が大きいので協調融資で資金調達を考えます

 

入札は嫌いです、当社の入札での勝率は凄く悪い

 

入札をする場合、資金調達を考えないといけません

 

事前に金融機関に相談し、資金の承諾を得て入札、入札に負けると後が大変

(金融機関に負けた理由など説明しないといけません)

 

そんな事があり、入札に参加することも少なくなりました

 

今回は本気です、金融機関を会社に呼びます

 

それなりの金額の融資が見込めそう、金融機関の担当は支店長を伴い当社に来社します

 

支店長「TAIさん、事前に資料は拝見しました、いくら必要ですか」

 

私「2行で15億のフルローン」

 

支店長「わかりました、それで準備します、半分半分、当社は7億5千の融資でしょうか」

 

私「15億の評価でますか?」

 

支店長「こちらの土地(当社所有の隣地)も一緒に抵当つけさせていただきます、それで充分評価がでます」

(当社所有物件には数億円の根抵当がついます、残債は2億弱、安い時に買いました)

 

私「まあ、でしょうね」

 

支店長「土地を一体でみた場合の評価は25億くらいでます」

 

私「じゃあ、よろしくお願いします」

 

支店長「できれば当社で10億、相手さんは5億でいかがですか?」

 

私「ふっ、そんな話になると収集つかなくなるでしょ、入札金額はいくらになるかまだ不明ですが、半分です」

 

もう1行にも説明、2行から融資の承諾をもらいます

 

今回2行に分けたのは1行は全期間固定の金利が低い、金額が大きいので今後の金利上昇をリスクを考えました

 

融資金額の半分は全期間固定、半分は変動

 

・・・・・・・

 

私「内覧の参加は何社ですか」

 

仲介「御社も含め6社ほどです」

 

私「少ないね」

 

仲介「みんな、御社が買うと思ってますよ」

 

この状況、私が逆の立場なら参加しません

 

色んな場面で私が参加することは吹聴しました、いい風が吹いてます

 

空きビルの内覧に参加します

 

私「これは・・・」

 

思った以上に痛みがひどい、購入後しばらくは収益で運用を考えてます、このままでは賃貸にだせません

 

自社ビルあるあるです、外部貸しだと設備等の更新を行いますが、自社使用なので設備の老朽化が進んでます

 

私「トイレ、まだ半分和式便所ですね洋式に変更、それから社員食堂は貸室に変更で」

 

気になる点を挙げていきます

 

工事業者「改装が必要な所多いですね、空調も手をいれないといけません」

 

私「大体でいいから、見積もりだして」

 

工事業者「わかりました、確認します」

 

当社と付き合いのある工事業者を数社同行させてました

 

工事業者が採寸・撮影に入ります、各業者が物件の課題をだしてくれます

 

気持ちは購入後の運用に、今回は本気で取りにいきます

 

少し続きます

 

こんな話は面白いのでしょうか

 

話を続けるかどうか・・・

 

面白ければ「いいね」と「クリック」をお願いします

不動産ランキング
不動産ランキング