敷金について、相手にかみつく(ガウガウ)のお話 | クワガタ・カブト ドタバタ親子日記と不動産管理 令和編

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大阪を中心に不動産投資と管理を行っています。この10年以上は物件の購入ばかりで、管理物件と借り入れが激増。賃貸マンション・オフィス・店舗・倉庫など、約800の店子さん相手に毎日奮闘しています

少し大きな賃貸物件の交渉をしています

 

条件交渉もほぼほぼ終わり、契約書の打ち合わせの段階

 

先方からメールがきます

 

私「んっ、なんかメールきたな」

 

メールを確認

 

私「なに~~~~、小さい会社だからといってなめやがって、こんなもん飲めるわけないやろ、ガウガウ~」

 

私の野良犬だましいに火がつきます、ガウガウ

(ガウガウは噛みつく擬音です)

 

メールに書かれていた内容は

 

『御社に敷金を2500万預けます、同額を物件に抵当権を設定させてください』

 

敷金の保全で物件に抵当権の設定、なめられてます

 

・・・・・・

 

当社の方針ですが、抵当権は1物件に1金融機関にしてます

 

融資をしてもらった金融機関が1番抵当を設定してます

 

何度か、いろんな金融機関に2番設定でもいいので追加担保や共同担保でとの申し出を受けた事がありますが

 

全て断っています

 

例外で、同一の金融機関が2番で追加設定をすることは認めています

(これでも、1物件で1金融機関)

 

なので、当社の所有物件の登記簿は凄くキレイです

 

これは、先代(親父)がバブルのころに1物件にいくつもの金融機関が抵当をうって振り回された経験に基づき

 

このような方針になっているのに

 

店子が、たかが2500万のために抵当を設定させろと言ってきました

 

・・・・・・

 

その登記簿を見た時に金融機関や他業者がどう思うか

 

当社がそんな資金調達をしてると、何もないのに邪推されたりする場合があります

 

たかが2500万の調達のために物件を差し出してるように思われます

 

更に今回は店子から2500万の返金能力も怪しいと思われています、こんな要望は飲めませんガウガウ

(店子が入居しようとしてる物件は10億超で売れる物件です)

 

・・・・・・

 

先方に電話します

 

私「この抵当権の設定は無理です」

 

先方「本社の法務部から言われています、保全のためなので協力お願いします」

(法務言うたらなんでも通ると思うな、そんなもん知るかガウガウ)

 

私「いや、今までの賃貸借契約でこんな事を言われたことがないです」

 

先方「そこをなんとかご納得を」

 

なんで納得しなあかんねん、ガウガウ、当社の信用問題も絡んできます

 

私「わかりました、私から提案があります」

 

先方「なんでしょうか」

 

私「敷金は0円でいいです、その代わり当社が御社の本社建物に当社が2500万の抵当権を設定します、やってる事は同じなのでこれで調整してください(ガウガウ)」

 

先方「えっ、そんな無茶ですよ」

 

私「どうしてですか、何かあった時の保全のために抵当権を設定するんです、御社の言ってるスキームと一緒ですよ、だったらいいじゃないですか(ガウガウ)」

 

先方「いや、当社は倒産しません、必ず契約事項は守りますので」

 

私「じゃあ、当社も倒産しません、必ず契約事項は守るので抵当権の設定は飲めません(ガウガウ)」

 

先方「・・・・・」

 

中小企業なのでナメラレテます

 

ふざけるなという思いで噛みつきましたし(ガウガウ)

 

私は経営者です、それくらい会社が金融機関からどう見えるかは気にします

 

法務がどうとかのサラリーマンではないです

 

駄目なら、この話はつぶれてもよいと思ってました

 

・・・・・・

 

後日、先方から

 

『抵当権の項目は削除します』

 

当たり前のこと過ぎて無感情でメールをみてます

 

ただみなさん、一つだけ注意点

 

今回の案件は物件が非常に強いです

 

途中で話が壊れてもいいと思ってましたし、先方も絶対借りたいのも見えてました

 

良い物件を所有してるから強気にでれます

 

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