vol.950
昨日は、飲食店のオーナーさんと話をしていて
最近のクーポン雑誌の動向の話になった。
常に時代は進化するもの。
もうホットペッパーの時代じゃないらしい。
今では、スゴイのになれば
初回来店は、半額になったりするのもあるらしい。
どっちにしても
利用者が有利なようになっている。
基本的に、わしがフレンチレストランをやっていた時も
この手のクーポン雑誌に掲載するのはイヤじゃった。
昔、このクーポン雑誌が出たての頃は
確かに、クーポン雑誌で新しいお店を見つけて
ワクワクしながら、５００円割引券なんかを持って
行っていた時代もあったけど
今となっては・・・
自分達が行きたい店が決まったら
コンビニに寄って、クーポン雑誌手にとって
そこの割引だけを手にして店に行く！
なんじゃそれ
本来は、うちの店のことを知らない人に
その雑誌を経由して知ってもらうと言うことなのに
今では、割引の垂れ流しにしかなっていない
これじゃ、常連客が喜ぶはずがない
常連客は定価で食事をして
なんで、見たこともないような奴が来て
１０％も安くして食わしてしまう。
「わしらこの店に何回来とると思っとんや」
ほんで、このクーポンを持って来る客なんて
絶対に常連客なんかにはならんけえね
あいつら、クーポン族じゃけ
新しい店に、クーポン持って行って
常に新しいもの新しいものと
移り変わっていく性質じゃけ
って、こうやって考えたら
あのクーポン雑誌に掲載しとる意味がないじゃろ
でも、確かに
あの手の雑誌に掲載したら
クーポン持って来店してくれるけ
費用対効果が見えるんよね！
なんか、その雑誌に掲載したおかげで
こんなにお客さんが来た！
って錯覚するんよね
そうやって、クーポン雑誌中毒になって
のりピーみたいになって行くんよ。
いや、違うな・・・
マーシーのようになって行くんじゃ！
うんうん そうじゃ！
田代まさしじゃ
止めれんくなって
ガリガリになって
つぶれていくんよ。
飲食店のマーシー化現象！
わしは思うよね！
２回来るかどうかわからん客に
１０％も割引するんなら
２回以上来てくれとる客に
「いつもいつも、ひいきにしてもらって有難うございます。
これ、今度の新作メニューなんですけど
試食と言うことでサービスしますので
ぜひ食べてみてください。
でも、後で感想を教えてくださいね
」
そして、もう一歩ランクが上がれば
「いつもいつも、ひいきにしてもらって
有難うございます。板坂さん」
個人名までつけてもらって・・・
もうここまで来ると
完璧じゃね！
わしじゃったら
この店に行ったことのない奴を
何人でも連れて行くね！
連れて行ったら
「いつもお客様をご紹介いただいて
ウチの店は、板坂さんなしでは成り立って行きませんよ」
こんなこと言われるんじゃろうけ・・・
気持ちが悪い訳ないでしょ！
こんな１品サービスしたり
こんな、気のきいた一言を添えたり
これだけやっても
最終的に集計したら
絶対に、クーポン雑誌に出すより安く付くよ
でも、こういう
ギューーーーーーーーッっと
キンタマ握ってくれる店が少なくなったよね。
いっそのこと
もう一回、わしがやったろうかの～
いやいや
やめとこ
これだけ毎日偉そうなこと書いとるんじゃけ
できんかったら、
口だけ番長になってしまうけ
ほんじゃまた
＿■板坂裕治郎からのお願い■＿＿＿＿＿＿＿＿＿
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