特別弁護士先生 | のんびり

のんびり

いろいろあるけれど、平穏無事に暮らしたい

曇り空、午後からは雨降り予報のようだ

 

相場が希望とは逆行している人が多いおかな?

本当に言葉がポンポン出てくる

相場用語、テクニカル用語、格言…

でも何もしていなんだ、そんなに知っているのならば玉操作すればよいのに実際傍観している

自分のポジションと実際の値動きは関係ないかのように日々値動きを解説しているんだ

不思議な感じもする

物知りなのに

 

小沢健二の歌にこんな歌詞がある

”ありとあらゆる種類の言葉を知って、何も言えなくなるなんて、…”

知識が豊富だけれども現実には何もできない、なんてことは避けたいよね

 

 

 

さて、兵庫県知事「ぼくは悪くない」事件について百条委員会による聞き取りが続いている

実質的に兵庫県知事防衛にGOサインを出された弁護士先生も証言されたようで

特別弁護士・藤原正広氏(兵庫県弁護士会)

特別弁護士である、やはり手腕も立場も特別なのだろう

 

気になる箇所を抜粋する

 

”藤原弁護士は尋問で、「(男性の懲戒処分後に民事裁判を起こされたとしても、法的に問題はなく)その裁判に耐えられるだけの調査をしていた。客観性があった」とした。”

 

”藤原弁護士は、告発文書の内容に真実だとする理由(真実相当性)がなく、告発者の利益を守る対象ではないため、法的に処分は可能だと回答した。  

そして、真実相当性がないと判断したのは、「告発文書が居酒屋で聞いたような噂話で作成されたから。その状況での話に真実性があるかどうかは疑問」という趣旨の意見を述べた。”

 

まず、仮に公益通報者として自死した者から訴えられたとしても”裁判で負けない(耐えられるという表現はそういう意味だと思う)調査をした”。客観性がある調査結果がある

つまり『告発内容に真実性がない、それは虚偽であるという客観的調査結果がある』と言明していることになる

となると、まずはその客観的な調査結果を提示していただくのが筋だと思う。

 

次に、”真実相当性がないと判断したのは、「告発文書が居酒屋で聞いたような噂話で作成されたから。その状況での話に真実性があるかどうかは疑問」”と発言したとか

 

この2つだけでも相当な食い違いがある

①我々は客観的調査結果により告発文に真実性がないと判断した

②告発文に真実性がないのは「噂話で作成されたから、真実性があるか疑問」

「真実性がないと判断した」から「真実性に疑問」にすり替わっている

 

特別弁護士だと「客観的調査をした」と言えば調査したことになるのかな?

言葉は武器だよね

 

 

これが告発文(個人名は黒塗り)

https://web.pref.hyogo.lg.jp/gikai/iinkai/index/tokubetsu/bunsho/shingi/documents/bunshoshiryou060719.pdf

 

こちらのサイトより

 

1)好き嫌いによる人事

2)政治家の周囲では日常的におこなわれている選挙に対する票集め

3)贈答品の取り扱いと(自分からの)要望

4)政治資金パーティー、それによる優遇する対象の決定

5)パワハラ

 

という感じでしょうか

これらの内容について「真実性がない」という調査結果が特別弁護士先生の手元にあるんですよね?

 

逆に考えるとこれらが真実であったと立証されてしまった場合は間違いなく兵庫県知事の立場は危うくなるという危機感はあっただろう

そのためにとことん追い詰めた

 

①維新の会による百条委員会設置反対運動があり

 

②告発者に対する副知事の聞き取り(ある意味強烈なプレッシャー)により「噂話」というキーワードが出る

その「噂話」を活用して特別弁護士先生が「真実性なし」と判断する。(無論、手元に客観的調査結果もある。ないとおかしなことになるよね?)

 

③告発者のPCに保存されていたプライバシーの開示。とそれをさらにオープン(世間一般に)開示するという脅し

実際、特定の県議には開示済み(無論本人の承認なし)であるという報道あり、維新の会県議が最後までプライバシー開示を主張していたことから維新の会県議は知っていた可能性が高い

 

百条委員会の直前までは証言する気があったということからすると、これ以外にもまだ何かあった可能性がある

 

 

私が知っているのは報道経由からの大雑把な内容であることは承知している

しかし、少なくとも大雑把な流れに関しては間違えてはいないと思う(詳細は知らん)

兵庫県知事とその擁護派、さらには特別弁護士先生により一個人がそうとうプレッシャーをかけられていた状態は間違いない

 

少なくとも公益通報者に対する対応ではない

さらに「勤務中の公務員が書くことではない」という意見が尤もらしく言われるのを見かけるが(これも兵庫県知事のご意見だよね?)、兵庫県のための公益通報であるのであらればそれも業務である。まったく関係ないわけではないよね?

筋違いな指摘が尤もらしくなってしまうのも言葉の魔法だ

 

 

公益通報者潰しの前例は作ってはいけないように感じる

政治家は利害関係で動くことは周知の事実であるがそれにも限度がある

最低限、表面上は取り繕うことぐらいはして欲しいものだと思う

「我は偉い」という傲慢な態度を普通にしてしまえる人格というのもある意味羨ましい、普通はできないと思う

 

これくらいで…ではないよね、もう

偉い人に忖度することが普通になるとそういう思考になってしまうのかも知れないな

事象を冷静に客観的に観察するという習慣をつけることが必要だ

詳細は分からなくても大雑把な流れはそれで分かる

 

自体が明るみに出てから離散した兵庫県知事を支える会がすべてを物語っているように思う