今日も10時過ぎには30℃を越えてきた
昨夜就寝時に「蝉うるせーな」と思いながら寝た
起床時てもまだ定期的に蝉の声がベランダで響いていた
カーテンを開けてベランダを確認すると仰向けになった蝉
こいつ一晩中仰向けで動けずにいたようだ
指でひっくりかすと少し歩き回ってから飛んでいった
蝉も大変だな
言葉とは便利なものだ
人の心を穏やかにする効果がある
先日の株式指標の大きな下げでは著名人による効果ある言葉がなげかけられていた
自称プロから世間的にはプロ、あるいは経済学者だったりと世間的に信頼されている人たちだ
さて、こんな記事があった
福島参議院議員は処理水の経費のなかの広告費75億円って過大ではないですか?
と問うたのだと思う
広告費とは主要な国家事業に参加されている広告代理店大手が元請けになり…となんとなく想像がつく
大元のツイートはこれ
再稼働阻止ネットワークで経済産業省と交渉。処理汚染水の費用に国と東電はいくら支出をしているのかという質問。東電の建設費が460億円、モニタリングが20億円その他が75億円で主に広報費であると聞きました。処理汚染水の広報費に75億円近くも払っているのは大問題です。
— 福島みずほ 参議院議員 社民党党首 (@mizuhofukushima) August 1, 2024
東電建設費460億円、モニタリング20億円は必須だろう
それに合わせて広告費75億円である
税金だもんね
この問いになぜか?「処理水」の表現の方が主問題に取り上げられた
『処理汚染水』と表現していたからだ
この『処理汚染水』という表現が広告費を増大させているという指摘らしい
多分違う
この国や東電が「処理水(ALPS処理水)」と表現しているのは通常の水とは表現できないからそう表現しているのである
人体に問題があるとかないとかではなくて決して「水」とは表現できないからである
「処理水」については岡田氏のnoteで分かりやすくまとめてある
強い放射線を発し続けている高温の燃料デブリを冷却し続けなければならない
その冷却に用いられた水は燃料デブリから高濃度の放射性物質を貰い受けることになる
それを高濃度放射性物質を含有する『汚染水』と表現する
さらにこの『汚染水』とまざりあった水(雨水・地下水など)もまた『汚染水』となる
その量は140(t /日)におよぶ
その『汚染水』を多核種除去設備(通称ALPS)で処理して放射性物質濃度を低減したものを『処理水』としている
ALPS処理で日本国の安全基準を満たす基準まで放射性物質を除去されている
大雑把にこんな感じであっていると思う
素朴な疑問は高濃度放射性物質を引き受けた多核種除去設備はどうなるのか?
稼働して浄化処理するたびに多核種除去設備の放射性物質は増大し続ける
燃料デブリ→処理水→ALPS と移動するだけで放射性物質はなくならないと思うのである
燃料デブリとALPSのどちらの処理も課題だよね
福島参議院議員は「処理水」と「汚染水」が混ざった表現になっている、というのが問題になってしまっている
まあどうでもいいといえばどうでもいいことだ
単なる言葉(表現)の問題であるだけで現実は何も変わらない
それで広告費75億円の妥当なのだろうか
多くないかい…
国からのお仕事の原資は税金だよ〜