言葉の効力 | のんびり

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カメムシ

 

 

”わかっていた。そんな言葉がなんの力にもならないほど、母が絶望していることを。”

岸田奈美著書にこんな一文があった

 

普段、言葉に力があり、言葉こそが人間を動かす

という感覚がある

 

しかし時に言葉が完全に無力になることもある

あまりにも言葉と状況の間の乖離が甚だしい場合だと思う

 

近い事例だと兵庫県知事

 

現実に起こったことと兵庫県知事の言動の乖離が大きすぎて言葉がなんの意味も持たない状況になっている

言葉に感情がない、上滑りの正しい言葉を並べている。それだけだ

自覚のない悪事というのも達が悪い、それも表面上は優等生。学生ならばそれで通るのだろう

 

1番の問題は有権者に政治家先生を辞めさせる権限がないこと、そこにメスを入れる必要があることは誰もが認識していると思う

 

 

こちらも言動が無効になっている

”23日付で会長職を引責辞任し特別顧問に就任した小林一雅氏(84)に、月200万円の報酬が支払われることが25日分かった。

 同社の通常の顧問への報酬は月50万円で、異例の好待遇となる。”

 

表面上は引責辞任で経営から退くように見せかけて、特別顧問という肩書きで実質的に経営に関与して報酬も特別待遇

小林製薬さんそれでいいの?と誰もが思う

言葉ばかりか会社そのものの信用が無効になっているように感じる

これだけの規模のトラブルを生じさせた場合、完全に経営から退くことを誰もが疑わない

例え創業家一族でもあっても

 

 

こう言ったケースもある「差別はいけない平等だ!」と説く側であるが自分がその立場になると差別する側になってしまう

”公立小学校で勤務する教師の男女2人は2023年7月、不動産業者から購入した土地が被差別部落にあると主張し、契約の解除を求めました。”

 

被差別部落には住めないから契約解除ということで

差別が無くなる訳がないわな、普通にこういう人が教員やってんだから

 

 

人間というのは自分本位になってしまう傾向があることは仕方がないかもしれない

しかしそうなってしまうにしても、そこを補正する癖を付けて出来るだけフラットに思考することを習慣付けることをしている人とまるで自覚なしに自分本位に振る舞うことが常態化している人とでは言動に相当な差が出ることは間違いない

どんなに社会的地位があろうと傲慢になっていることが知れ渡ると途端に言葉は無力になるだろう

そうなっても表面上優等生を通してきた人は変わらず優等生の言葉を発し続けるだろう

それが習慣というものだ

言葉を武器にしてきた人の言葉が無効になると何も残らない