好きな時に好きな場所で学べる、の罠 | 公式ブログ|パソコンスクール キュリオステーション 永福町店・荻窪店

公式ブログ|パソコンスクール キュリオステーション 永福町店・荻窪店

杉並区のパソコンスクールです。キュリオステーション永福町店と荻窪店の2店舗について語っています。

本日もOKZ氏と朝活をしてきました。
場所は大泉学園のロッテリア。
東映の撮影所のあるところです。
朝ロッテリアは赤ちゃん連れのママだらけ!
そんな中でスーツ姿のいかつい男2人の場違い感といったら(笑)

今日の内容は子供プログラミングスクールの準備活動です。
現在はマインクラフトとスクラッチを合わせたマイクラッチの授業をやっていますが、
内容が小学校3年からなので、
小学校低学年はまだ対応できていなかったのです。
小学1年からでもできるプログラミング授業を
色々と模索中ですが、
やっと良い教材が見つかったので、
近日中にスクラッチコースを
ホームページで発表できると思います。

本日は場所と時間を選ばない
便利なオンライン学習について
僕の意見を伝えたいと思います。

オンライン学習だったらスキマ時間に
スマホやパソコンなど、
場所を選ばずに学習できて、
すごい便利で良いと思いますよね。

教室という場を運営する立場としては、
そう言った便利な教材が出てくるとその度に
もしかして生徒さんを取られるのではないか、
教室に通う必然性が薄れるのではないか?
と、内心ヒヤヒヤしてしていました。

確かにオンラインでどこでもパソコンを学習が出来るなら
わざわざ教室に通わなくてもいいじゃん、
と思ってしまいますよね?
ドットインストールなど、
無料でわかりやすく
便利なので
僕もよく利用しています。

しかしそういうのサービスがどんどん出てきても
なぜか教室の生徒数には影響はでていません。
既存の教室を駆逐することなく、
教室運営にダメージを与えるまでになっていないのは
なぜでしょう?
今日はその理由を考えていきます。
 
その答えは実は統計ででていて、
なるほどと思いました。
オンライン学習をしている人で
最後のカリキュラムまでしっかりと
授業を続けて、
しっかり修了までたどり着くことのできる
生徒はどのくらいかわかります?
普通に考えれば
時間も問わず、
場所も問わないんだから、
大抵の人は最後までカリキュラムを
やり遂げそうだと思いますよね?
少なくとも10人いたら5ー6人は最後までやりとげるだろう、
なんとなくそう思いませんか?

でもそれは幻想で、
勉強を食事に置き換えると、
レストランでハンバーグを注文したけど
セットにするのを忘れて
ライスが付いてこなくて
まあいいかと思ってハンバーグだけ食べたけど
全然食事をした気にならなかった。
という状況に似ています(笑)


統計では
最後までカリキュラムをやりとげる人の率は、
なんと5パーセント
、、、
、、、
少なすぎますね。
約20人に1人しか
カリキュラムを最後までやりとげられていない。
ということです。
つまり、20人中19人はなんらかの理由で
途中で授業をやめてしまい、
継続できなかった。 
ほとんどの人が始めたけど
結局覚えられていない
ということですね。

その理由を考えてみました。
好きな場所で学習できる、
ということはその場所に
いろんな状況が混在している、
ということでもあります。

勉強もできるけど、
テレビも観れる。
ゲームもできる。
Lineもできる。
お菓子も食べれる。
予約録画して観たい番組のある自宅かもしれないし、
グーグルクロムの
ブックマークにはyoutubeの番組が並んでるかもしれない。
だから学習をするための目的意識を
よっぽど強く持ってから始めないと
途中で違う道に流されてしまします。

楽しい道、楽な道がすぐ隣にある状況で
1人だったら
どうしてもそっちに流れてしまいますよね。

つまりオンライン学習は
始めるまでの敷居が低く、
導入はしやすいかもしれませんが、
カリキュラムを修了まで継続させることは
とんでもなく難しく困難だ。
ということになります。
終わりまで見る人が20人に1人ですからね。

20人中の1人になるためには
しっかりした自己管理、
スケジュール立てが必要。
つまり継続力が必要になってきます。
オンライン学習サイドもそのことは重々承知で、

最後まで継続してもらうために
いかに楽しく授業を作り込んでいくか?
をすごく考えエンタメ色をどんどん入れてきています。
プログラミング学習にディズニーのアニーメションを入れてみたり。
有名な声優もつかい、ハリウッド映画のようなプログラミング学習教材。
すごい贅沢な感じ。

でもどんなにオンライン学習にエンタメ要素を入れ込んでも
面白さはゲームやテレビ、遊びには
敵うはずはありません。
大事なのは生徒が学習する場所、時間、環境で、
その場では勉強以外やる状況ではなくすること。

教室の場合は 
教室に来る
というハードルをクリアさえすれば
あとは時間が来るまで勉強するしか道はありません。
当然といえば当然ですけど。
オンライン学習と比較するとそれが当然でなくなってくる。
予約をして教室にきて
席に座り、時間まで学習する。
その学習サイクルがあるのが教室だと。

この学習をする上での当たり前の要素、
学習を継続するサイクルが
オンライン学習は弱いので、
継続率が5パーセントなのです。

オンライン学習と言っても
要は進化したよく出来た教科書に過ぎないということです。
学習計画を作って自己管理し勉強していく、
この学習の管理は実はすごい問題で
20人に1人しかできない。

なので20人中の19人はオンライン学習と聞いて、
いいね!と言って初めてみるけど
結局は続かなくて、
なんだ、結局覚えられないな。
となって本当に必要になってきた、
という状況が来た人は
やっぱり教室で覚えないと無理。
という判断をして教室に通う選択をする。
教室が廃れることなく続いているのは
こう言った理由だと思います。

長くなりましたが僕の意見を言わせてもらいました。
教室として、生徒さんにしっかりと覚えてもらうための継続するサイクルを
さらに構築していきたいと思います!