渥美清さん主演の映画「男はつらいよ」シリーズは計50本ありますが、ようやく全作鑑賞をコンプリートしました。
僕が成人して会社に入った後、90年台はシリーズも最終盤期で、甥の満男(吉岡秀隆さん)と寅さんのダブル主演のようなシナリオ構成に変わりましたが、なんとなくリアルタイムで見ていた記憶もあります。自分もサラリーマンになりたての頃で、あのバブル期前後の空気感や自分自身の不安とか失恋した~とか(笑)。
20年前くらいだったと思いますが、テレビ東京で毎週連続で寅さん全作一挙放送といって5~7本くらいは放送しましたが、その後、うやむやになって途切れてしまったという記憶があります。が、本当にそうだったかははっきりしない。渥美さんが亡くなったのが1996年なので、その時に追悼番組はあったかもしれないが、自分の記憶では2000年以降だったような...(※)。それから2005年頃に、しょっちゅう中国出張していましたが、その時にANAの映画プログラムで寅さんをやっていたので、だいたい見るようにしてました。その後も自分でDVDを買ったり、GEOで借りたりとかしながら、同じ映画を2回見てしまうこともありましたが、とにかくようやく全部抜けなく見終わりました。
日本の名だたる女優さんがマドンナ役として登場しますが、個人的に一番きれいだなと思うのは、浪花の恋の寅次郎の時の松坂慶子さんです。不遇な環境で悲しみを乗り越えて明るく生きる芸者役というのが刺さる要因かもしれませんが、妖しげで実に美しい。十朱幸代さん、大原麗子さんも好きですが、(昭和の代表的な女優という枠組みだと)若干マイナーかもしれませんが真野響子さんも好きです。
今週もう一度葛飾に仕事で行く用事があるので、帰りに柴又によって草団子でも買ってこようかと思う。
※うちの長女が生まれたのが2001年で、なぜかその頃のことのように信じこんでいたのですが、記憶を整理するとやっぱり渥美さんが亡くなった96年のことのような気がしてきました。