昨日は夕方早めに仕事を終わって、帰りの電車の中でニコ生を見てましたが、竜王戦の第一局初日の封じ手に移ろうかというところでした。先手番の羽生棋聖が３五の飛車をどこに動かすのか？３四か２五か？いきなり飛車が狭い感じで、昨日の塚田九段の解説でも竜王戦中継ブログ解説でも、３四に突っ込めばいずれ飛車は捨てて（小駒と交換して）の戦いになるとのことで、互角らしいのですが、見ているこっちはひやひやします。家に着いてからタイムシフトを見始めましたが、ものすごく時間を使ったゆっくりしたペースで、▲５八玉の後、渡辺竜王が１時間くらい手を保留して考えていて、その辺で昨日は私も疲れていたので寝ちゃいました。序盤早々の段階で、すでに一手ずつ互いに構想を練りながらの駆け引きが有るんですね。さっぱり分からないけど...。今日の二日目は封じ手開封後、いきなり午前中に嵐が来そうで怖いです。
今シリーズはどのような展望になるのか？羽生さんはオールマイティーすぎてよく分からないのですが、本当の得意戦法は何なんでしょうか？今は角換わり志向でも角交換拒否で雁木とかの変形も有るみたいなので、相居飛車と言っても、相掛り、横歩取り、矢倉、角換わり、雁木（どっちかが）・・・に加え、羽生さんも渡辺竜王も振り飛車を混ぜる可能性も有りそうで、七番勝負の展望がまったく読めません。羽生さんの後手番なら菅井流三間飛車とか出てきませんかね？ひょっとして。あと万が一にも相振り飛車とかになったら、もう涙が出ますね。二人ともタイトル戦は山ほどこなしているので、初挑戦の人の場合のように初戦を取らなきゃ一方的なペースになるとかそういうプレッシャーは無いでしょうが...。ただ久しぶりの羽生vs渡辺頂上決戦ということで、腹の探り合いというか、昨日の出だしの午前中は羽生さんも少し眠そうだったし、顔芸合戦みたいな部分も有って笑っちゃいけないんだけど、狸の化かし合いみたいな様相もなきにしもあらず。それだって、大狸（竜王）対大大狸（棋聖）みたいな魔界を覗き見るような趣が有りました。
一方、里見さんも今日から第６２回三段リーグが開幕となります。霧島酒造杯女流王将戦では伊藤女流二段の挑戦を２連勝で退け、また朝日新聞の記事によると、奨励会や女流棋戦とかを意識しすぎたりすることなく、すごく自然体で臨めているようなので、今日の初日が大事とは言えども基本は一局そしてまた一局の積み重ね。勝てる保証はないけど、また同時に絶対勝てないという相手もいないと思うので、半年間の長丁場ですが、頑張ってください。もう誰が考えたって、里見さんしかいないじゃないかって、思うんだけどな。それから、加藤女王とのリコー杯女流王座戦のニコ生放送も、楽しみで待ちきれません。
さあ、史上最強棋士と史上最強女流棋士のそれぞれの挑戦が始まります。運命やいかに？将棋最高！
https://www.shogi.or.jp/match/shoreikai/sandan/62/index.html
－－－－－日程追記－－－－－
10/21：長谷部／先)谷合
11/3か4：先)小高／三田
11/19か25：桝田／先)渡辺
12/2か3：岡井／先)古賀
1/7：横山／先)出口
1/21か27：先)三浦／甲斐
2/3か10：先)貫島／服部
2/18：藤田／先)冨田
3/4：本田／先)関矢
追記２
びりたんさんのコメントに有った記事。何回も読んじゃいます。