【その2 テコンドーアクションアカデミーでは自由組手練習をしません!その理由を包み隠さず本音で書きます。】
その1の内容はこちら
テコンドーアクションアカデミーでは設立当初から自由組手練習をしないことを特徴の一つとしています。
※レベルに合わせた条件や制限付きの組手練習や対人練習は安全に配慮しながら行います。(そのやり方の一例を本記事でもご紹介しています。)
※自由組手とはその名の通り生徒同士で寸止めではなく普通にフルコンタクトで殴ったり蹴ったりの組手練習をすることです。
さて、今回も独断と偏見に基づきかなりネガティブなことを書きます。
もし、
・ご自身が通っている道場または通っていた道場を気に入っており、自分の子どもも是非通わせたいと思っている方
・フルコンタクトで本気で打ち合うのが好きという方
・大会上位入賞を目指している方
はここから先は読まないでくださいm(__)m
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それではここからは組手練習において、これが問題でありリスクであるという内容をお伝えしていきます。
【そもそも白帯や初心者がテコンドーの組手をできるのか?自由組手の練習をする必要があるのか?】
何をもってテコンドーの組手というかによりますが、白帯や初心者はテコンドーの蹴り方ができていない、そのルールもよく理解できていないから白帯であり初心者なのです。
そんな状態で防具をつけて自由組手をさせたら
・他の武道や格闘技の経験者
・体重が重く体格が大きい人(昭和の時代でいうガキ大将、ジャ〇アンです)
・元から強い人(子どもで何も習ってなくてもめちゃくちゃ打撃が強いナチュラル系が実際に存在します。)
が圧倒的有利に決まっています。
実際そういう人達に弱者はボコボコにされ、怪我もします。
その痛みや恐怖に耐えて生き残れること自体が一つの適性であるとも言え
ます。
さらに現代っ子は相手に痛い思いをさせたくない、友達や仲間を攻撃したくないという優しいタイプのお子さんが多いです。
学校のケンカでも昭和の時代は鼻血も怪我も当たり前でしたが、現代では親のクレームも入りますし、下手したら訴訟沙汰にもなります。また学校の対応も問われますし批判を受けることになると思います。教師による体罰が普通だった昭和時代とは本当に時代が異なります。
こういうそもそもの闘争心があるのかどうか、闘争心が強いのかどうかも適性ですし、これは後天的にはなかなか変わらず、無理に変えてもどこかでその綻びが出てくると思います。
【白帯や初心者は回し蹴りができず斜めの蹴り上げになり、相手も自分も怪我をしやすくなる】
武道や格闘技でおなじみの回し蹴りですが、子どもや初心者はこのフォームを習得するのに一定の時間がかかります。
前蹴り、押し蹴り、かかと落としは階段を上る動作の延長線上ですので、子どもでも大なり小なり最初からある程度できますし習得も早いです。
それに対して回し蹴りは軸足を返して腰を入れるという日常動作にはない動きをします。
そのため初心者や子どもはほぼ全員斜めの蹴り上げになります。
そんな状態で自由組手をしたら、
・反則である帯から下の高さの蹴り技も混ざりやすいですし
・相手の金的を蹴ってしまったり
・相手の肘を蹴ってしまって足を痛めたり
・お互いの足同士が当たって足を痛めたり
ということが発生します。
また初心者はステップで攻撃を避けたり、受けた打撃の威力を流したりも上手くできないです。
だからこそ余計に痛い思いをしますし、防具をつけていても骨にヒビが入ったりという怪我もしやすくなります。
個人的には、初心者や白帯には、上級者が相手となり、こちらからの攻撃は一切当てないというハンデ有りの組手練習の方が怪我もなく、効率良く上達することができると思っています。
もちろん大会上位入賞を目指すなら別ですが、そもそも白帯や初級者向けの試合は、他の武道や格闘技の経験者やナチュラル系が圧倒的に有利なのは間違いないので、そもそもそういう強者以外は出ない方が良いとすら考えています。
試合慣れする、度胸をつけるという甘い感覚の人はなおさら怪我のリスクが高まります。
通っている道場内で十分に試合に慣れて、格上のものにも動じないように練習を積み重ねてきた方達が試合で上位入賞しているのです。
中途半端な覚悟や練習で試合には出ない方が良いと思います。
そして試合に出ないのであれば白帯や初心者が無理して自由組手を練習しなくても良いのではないかと考えています。
【同じ色の帯同士、同じ体重、体格の者同士で組手をさせてもらえるのか?】
ハッキリと言えば空手大国の日本ではテコンドーはマイナーで競技人口が極めて少ないです。
空手とどのぐらいの差があるのかですが、それは大会の参加人数を見れば一目瞭然です。
テコンドーの大会参加者を見ますと同階級10名以下がほとんどです。
しかも階級によっては対戦相手がいなくて不戦勝ということも普通に発生しています。
例えば最近の全日本ジュニアの大会参加者がこちらです。
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また、大会によっては無理やり階級が上のものと試合が組まれたりしますが、そんなものは階級が上のものが圧倒的に有利で、階級が下のものはダメージを受けやすく怪我の発生率も跳ね上がります。
プロでも階級を一つ上げることには慎重ですし、階級が上の相手との対戦は避けます。(プロだからこそそのリスク、危険性が分かり避けると思います。)
それに対して空手は、フルコン空手も伝統空手も県内の大会でも数百名名参加、同じ階級に何十人と参加というのが普通だったりします。
そもそもの競技人口が圧倒的に異なるのです。
繰り返しになりますが、同じ階級、同じ帯の色(レベル)だからこそ、安全性は高まりますし、そういう同じレベルの多数の人達と練習するからこそ豊富な経験を積むことができるのです。
逆に、同じ階級、同じレベルでない者同士を自由組手で戦わせることが本当に安全なのか、技術を効率良く上げることに繋がるのか?
については私はハッキリとNOだと思っています。
個人的にはより慎重な安全対策と適切なハンデの設定がある組手の方が確実に良いと思っています。
【初心者や技術が低いものに寸止めやライトコンタクトなどの手加減はできない!】
映画や漫画では主人公がカッコ良く寸止めしますよね。
でも寸止めって一定の技術がないと難しいです。
余談ですけど実戦練習の中、振り下ろす刀や横なぎの刀を寸止めするシーンは定番でよく出てきますが、重力や遠心力がかかった刀を任意の位置で寸止めって物理的に可能なのでしょうか?😔
振り抜いた後に止まるのは自然なことですが、振って加速している刀には慣性の法則も働きます。
約束組手ならまだ分かりますが、実戦形式でお互い斬り結んでいる中、首の皮1ミリ手前で寸止め、髪の毛だけハラリと切り落として寸止めは漫画の世界だけで可能なことのように思います(^^;
蹴り技でも最初から蹴り抜くつもりで蹴ったものを直前でとめるのはかなり難しいですし、筋肉や関節にも負荷がかかります。
そのため、私は最初から止めるつもりで蹴っています。
そしてその止めるつもりの蹴りを実際の当てるかのような蹴りに見せるにはそれなりの技術が必要になります。
またそういう寸止めの蹴りでなければ寸止めの練習効果はかなり落ちてしまいます。
そして寸止め同様に、相手に打撲傷や怪我を負わせず、ダメージを与えないライトコンタクトというのも寸止め同様に一定の技術が必要になります。
もし技術が足りない者が寸止めをしたら、間違いなく、
「あっ、当たっちゃった」
ということが発生します。
またライトコンタクトと言ってもそれはかなり主観的なものですので、バシッ、ドシっとそこそこ強い打撃がくることがあります。
すると精神面が未熟な者同士の場合、いつの間にか感情に流されてフルコンタクトでボコスカやり合ったり、当てられて腹が立てば強い打撃を繰り出すようになります。
そして以前の記事でも書きましたが、フルコンタクトになれば体重が重いものが圧倒的に有利になりますし、体重が重い人の打撃はガードするだけで体に負荷がかかりますし、ダメージが蓄積すれば関節の故障を早め選手寿命を削ることになります。
もしかしたら若いイケイケの方はこれを聞いてもピンとこないかもしれません。
そこで個人的にかなりイケイケの格闘家だった山本“KID”徳郁氏の発言をウィキペディアより引用します。
"全盛期には「俺より体重が20kg重い奴とでも戦う。体重差なんて関係ねえ!」とまで言い放っていた。しかし、2007年1月のレスリング挑戦の際に右肘を脱臼してから総合格闘技に復帰した際に「今までは総合格闘技のメジャー団体で俺に合う階級がなかったから仕方なく中量級(70kg級)で戦ってきた。でも、これからは俺が軽量級を世間に広める」と宣言し、以降は以前とは正反対に極端に契約体重にこだわって試合の交渉が難航することが増えた。"
"前日計量時点でKIDは62.1 kg、魔裟斗は74.7kgと、両者には軽量級ながら12kg以上の大きな体重差と体格差があったため、KIDは試合後控室の映像で「あそこまで体重に差があると…」と初めて体重差を気にする内容を口にした。"
どんなにイケイケの方でも怪我や故障を経験すると考え方が変わると思います。
また自分より上の体重のものと戦い勝利している方、怪我や故障が少なく選手生命が長い方がいかに体の使い方が上手く、技術が高いのかも分かるようになると思います。
武道や格闘技における怪我や故障についてご興味のある方は、フルコンタクト空手家でありリングドクターも務める二重作氏の本を読むことをお勧めします。
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【WTテコンドーのルールは防具有りのフルコンタクト】
まずテコンドーにはITFとWTの2つの団体があり、ルールも道着も技のフォームも完全に異なります。
そしてITFは頭のヘッドギアや胴のプロテクターなどの防具をつけないライトコンタクトの組手をします。
一方WTテコンドーは頭のヘッドギアや胴のプロテクターなどの防具をつけたフルコンタクト制です。
正直に言いますと、この記事を書くまで私はWTテコンドーもライトコンタクトだと思っていました。
その理由は一撃必殺のKOを目指した打撃よりも、手数多くポイントを稼ぐことを優先した素早く直線的な打撃技として競技が発展してきているからです。
そしてそもそもそういう競技のスポーツ化を目指したからこそ、空手よりも先にオリンピック種目になったと理解していました。
さらに2008年の北京オリンピック以降は電子防具が導入され、ますますKOよりは上げたままの前足でセンサーを反応させポイントを稼ぐスタイルに移行しています。
そのためテコンドーがフルコンタクトというイメージが私の中で薄れていました。
あとはフルコンタクト=KOを狙うフルコンタクト空手という先入観があったのも原因です。
しかし、オリンピック選手を選考する競技団体全日本テコンドー協会のホームページにはフルコンタクトとハッキリと書かれていますのでWTテコンドーの組手はフルコンタクトということになります。
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そして、そういうフルコンタクトのWTテコンドーの組手で優勝したりする選手及びその親御さんの意識が非常に分かりやすく書かれている記事を見つけましたのでシェアします。
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上記の記事をご覧いただいても分かると思いますが、生半可な興味や思いで組手の試合に出ても勝てないのは当たり前で痛い思いや怖い思いをして嫌になるだけです。
組手の大会で優勝する選手を多数輩出している道場主さんのお話を伺っても、組手で勝てる生徒さん、というよりは組手練習を楽しいと思える生徒さんは適性があると言えますし、その適性がなければ練習はただ厳しい、怖い、痛いだけのものになり挫折します。
実際どれだけ多くの生徒さんがそれでテコンドーが嫌になり辞めていったことでしょう。
せっかく今まで韓流やオリンピック正式種目化の追い風があったのにも関わらず、テコンドー人口が増えていないのはこういう人を選ぶところにも原因があるように思えます。
さらにもう少しネガティブなことを書きますと、いくら胴のプロテクターをつけていてもまともに受ければかなりの衝撃が来ます。
そして腹筋は鍛えられてもろっ骨は鍛えられないので、当たる角度が悪かったり、衝撃を受け流せなければ、普通にヒビが入ったり折れます。
それは試合でなくても、道場内の練習でも普通に発生します。
ということで当たり前のことかもしれませんが、テコンドーの組手練習では、こういう怪我も覚悟する必要があります。
【一般人が打撃に強い身体をつくるのは相当困難】
私の知人には昔の極真空手の黒帯指導者の方が何人かいらっしゃいます。
いわゆるフルコン空手の猛者です。
彼らは打撃を受けてもアザもできない打撲に強い身体に鍛え改造しています。
ただ一般的にはそういう鎧のような筋肉をつける場合はアウターマッスルがメインになります。
しかし、跳び蹴りやハイキックがメインのテコンドーではそういうアウターマッスルよりも体幹やインナーマッスルの方が求められます。
フルコン空手の猛者や指導者の方でバットは余裕で折れる方でも体が硬くてハイキックは苦手という方はけっこういらっしゃいます。
というより、打撃に強い身体を持ちながらさらに180度開脚の股割ができる柔軟性を持つ方はそうとう数が少ないと思います。
実際私自身、YOUTUBEの動画で活躍されている一部の方を除いて、そういう強靭さと柔軟性を両方獲得された方にはリアルではお目にかかったことがないです。
動画でもその多くは10代20代であり、40代過ぎて180度開脚できる柔軟性を持つ指導者は空手だけでなくテコンドーでもまず見かけません。
このことからも肉体の強靭さ(耐久性)と柔軟性を併せ持つことがいかに難しいことであり、そういう方々が超レアだということがご理解いただけたのではないかと思います。
なおここで余談ですが、テコンドーの組手の大会で優勝して成果を残している方々の中には元は空手がメインだったという方がけっこういらっしゃいます。
フルコン空手はより重量や耐久性の高い身体が求められますので、フルコン空手の軽量級の方で体が柔らかい方がテコンドーに転向すると上手く適合して活躍できる可能性が高いようにも思います。
特にフルコン空手で養った痛みや恐怖への耐性、闘争心、打撃慣れした強靭な体はそれだけでもかなりのアドバンテージになると思います。
いかがでしょうか。
ここまで読んでいただいただけでもテコンドーの自由組手が一般人にとってどれだけ敷居が高いのかご理解いただけたのではないかと思います。
そして、これについてはフルコン空手やキックボクシング、ムエタイなどフルコンタクトの格闘技や武道は同様と言いますか、試合で防具をつけず、ガタイの良い方々が多いことから、その適性はより絞られますし、一般の方にはよりリスクが高く、覚悟もいるというのが推測できると思います。
ということで、
当教室では組手の大会で上位入賞を目指しておらず、
そもそも一般的な組手の大会に出場することもしません。
そして大会で上位入賞を目指すガチ勢でなければ、自由組手練習はやらない方が良いと考えていますので、自由組手練習をしないことを基本方針としています。
これはホームページでも明記していますし、それをご理解いただき納得された方のみご入会いただいています。
なお当教室は自由組手はしませんが、組手練習は生徒さんの技術に応じて段階的に行っています。
もちろん体重や身体能力、帯の色が異なる場合には、安全性をより慎重に確保しながら、適切なハンデをつけることを前提条件とします。
ハンデ付き組手の一例ですが、
・ミット組手(お互いそもそも打撃を受けることがありません)
・指導員や格上の者は一切打撃をしないという最大ハンデの組手
・防具をつけた上での寸止め組手(寸止め空手でも寸止め失敗の反則が発生していますが、寸止め失敗時やガード時の安全対策として防具一式をつけます。)
・防具一式をつけた上でのタッチ組手(指導員の主観的な判断で、技術的にタッチという加減ができなかったり、感情に流されタッチでなくなることのある生徒さんはタッチ組手はさせません。)
・防具一式をつけた上でのライトコンタクト組手(指導員の主観的な判断で技術的にライトコンタクトの加減ができなかったり、感情に流されライトコンタクトでなくなることのある生徒さんはライトコンタクト組手はさせません。)
以上のようなやり方があります。
もし従来の武道教室はちょっと、、、
と思っていた方、
また興味があったものの合わずに辞めてしまった方、
よろしければ当教室をご検討ください。
当教室は代表指導者自身、
「もし自分に大事な可愛い娘がいたとして安心して通わせることのできる教室であるかどうか?」
を基準に考えています。
また一般的な道場や教室が強い者勝ちで、強い人が賞賛され、歓迎される中、当教室は運動が苦手な方や武道が初めての初心者の方を大事にして歓迎している教室です。
さらに組手の試合には参加しませんが、その分、
・武道を通した心の育成
・技のフォーム(カッコ良さ、武道的な理にかなった体の使い方)
には特に力を入れています。
そしてその指導法も感覚的なものでなく、論理的で、ポイントが明確化され、言語化されていますので、運動が苦手な方でも効率良く着実に上達していただけます。
少しでもご興味をお持ちくださった方はまずは何でも遠慮なくお尋ねください。
すべて率直にご回答しています。
そして納得していただけた場合のみ、体験レッスンをご予約ください^^
体験レッスン後の勧誘、営業は一切しておりませんのでそれもご安心ください^^
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