#かなしいのに惹かれる曲⑤ | HAPPY LIFE【言霊】✩.*˚~不定期更新

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HSP、更年期に突入し、気力や行動力の低下、倦怠感等の症状が重なり、現在、推し活もブログ更新も不定期更新。度重なる体調不良で、推し活どころじゃない現実。

かなしいのに惹かれる曲

中森明菜さんの「難破船」


たかが恋なのです。


たかが恋なのに、

たかが恋人と別れたことで、

悲しみの海に溺れ、寂しさの海に漂い、

心ごと沈没し、私は、まるで難破船のようだと、

愛を失った人間の心情を難破船に例えた歌です。


1つの愛を失った人間の、

悲しくて寂しくてどうしようもない、

行き場のない感情が表現された歌の世界です。


作詞作曲された加藤登紀子さんの感性が光る歌です。


中森明菜さんの、少しハスキーで、

儚さを感じる歌声による歌唱と表現で、

悲しさ、寂しさ、切なさを感じます。


歌に感情を乗せているのか、

今にも壊れそうな、とても辛そうな表情で、

今にも泣き出しそうな表情で、

時には、実際に涙を流しながら歌われるので、

薄幸な表情とともに、

歌の世界観の悲愴感が増します。


プライベートでの恋愛が、

ままならなかったことも、

噂で聞いたことがあるので、

現実での感情が、

歌の世界にリンクしているように響くのか、

聴き手としても、なおさら、

より、切なく、哀しく、

聴こえるのかもしれません。



賛否両論分かれるカバー曲ではありますが、
林部智史さんが熱唱する難破船も、
また切なさや悲しさが伝わってきて、
私個人的には惹かれました。

林部さんの歌唱を聴いていると、

この歌に限らず、
心に刺さるような、
胸が締め付けられそうな感覚に陥り、 
聴いていて胸が苦しくなるのですが、
哀愁漂う世界観の歌が、
林部さんの声質に、
とても合っているように感じました。

歌唱力、表現力に長けた方だからこそ、
カバー曲でも、
情感タップリに歌い上げることが、
出来るのだろうなと感じました。

華原朋美さんの「難破船」

 
美声で、聴いていて心地が良く、
私個人的には好きな歌唱です。

どちらかといえば、
90年代J-POPの最前線にいた頃よりも、
音楽の世界から姿を消した後の復活、
再起後の歌唱に、より魅力を感じていました。
ちゃんとボイストレーニングを受けて、
歌唱されるようになったのではないかなと、
思われます。

この歌の歌唱に関しては、
私個人的には、
脆さや儚さ、繊細さよりも、力強さを感じるので、
今も、現在進行形で、
難破船のような感情を引きずっているというよりも、
辛かった過去は、
あくまでも過去として受けとめ、
もう前を向いて歩いていってるような、
そんな女性の芯の強さも感じます。

余計なお世話なのですが、
彼女もまた、プライベートで、
別離による失恋を経験され、
シンデレラストーリーのような幸せの絶頂から、
ドン底に落とされていた期間があったことは、
ファンではない私でさえも知っていたので、
よく、この歌を歌うことを決意出来たな!?
と驚かされました。

当時の愛する人が隣にいて、
幸せの絶頂にいた頃の姿を見たことがあった分、
カバー曲とはいえ、
この歌をちゃんと、
しっかり歌えるようになるほどまでに、
ドン底から這い上がってこれたんだなと、
聴き手として感じさせられました。

歌っている方の声質や歌い方、表現によって、
また、歌い手が抱える人生背景を、
聴き手が知っているかどうかで、
聴き手の心への歌の響き方や伝わり方も変わるのが、
歌の世界の面白い所だなと感じます。


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