森昌子さんの「越冬つばめ」
報われない恋をしている女性の心情が、
描かれた歌です。
若い女性が、
自分よりも年上の男性に心惹かれ、
その身も預けてしまうも、
一緒になって人生を添い遂げることは出来ません。
幸せになることは出来ないと分かっているのに、
幸せになれなくてもいいからと、
それでも諦めきれない女性の、
切ない心情が描かれています。
どうしようも出来ない切ない想いを抱きながら、
空を飛ぶツバメの姿を見ているであろう女性、
そんな光景を思い浮かべてしまうような、
情感溢れる歌です。
森昌子さんの女性の歌声による歌唱も、
曲を作られた円広志さんご本人の、
男性の歌声による歌唱も、
どちらも素敵で、違った響き方で、
それぞれに魅力的で、
切なく心に響いてきます。
「夢想花」とはまた雰囲気の違う
円広志さんの作曲の世界観に惹かれます。
