市民と議会の意見交換会2022

 

コロナ禍の猛暑にもかかわらず、例年より大勢お集まりいただいた。活発な意見も出たところである。
 関心事は、昨年の議員定数削減であった。24名から22名、このことは過去のブログにも書いています。

 議員定数の適正な人数はどのように考えたら良いのか?

いったん減らしてしまうと増やすのは難しい。

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 定数削減に反対の意見として、議員の数が少なくなると、それだけ市民からの声を拾い上げられなくなる。
とても、もっともに聞こえます。
 では市民の声を拾い上げる機能はどのように働いているのか。議会と市民の関係ということであれば、議員と市民との双方向(もっといえば支援者)のコミュニケーションはあるが、議会と市民との間には双方向のコミュニケーションがほとんどないのが現状なのであり、今日のように意見交換会に興味を持ってくださってお越しいただけるのが数少ない機会なのであります。もっと市民参加型の議会を求めるのであれば、結果だけを議会報告会で知らせるのではなく、具体的に争点になっている政策問題について、早い段階から市民の意見を聞きながらより良い政策形成をしていくことが必要なのです。そのためには、計画段階において、市民との対話を進め、多様な意見や情報を収集しながら、議会としての政策決定をしていくべきだと思います。
 今日のグループディスカッションで、「新庁舎建設に当たっては、聴覚障害のある方、高齢者も増えてくる中で、災害時にはスマホだけではなく電光掲示板で知らせる必要はないのか?」というご意見があった
全くその通りだと思う。議会中の議事日程に組み込んで「市民の意見を聞く」機会などを作るようなことができたらいいと思います。
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選挙で選ばれた議員がそれぞれ市民を代表し、その意向を聞いているので、改めて市民参加の必要がないという意見をお聞きすることがありますが、市民の皆さんは本当にそう思っているのでしょうか?地方自治体全体を代表するという立場に立って、地域全体の利益を考えるならば、自らの政治信条や政策方針に基づいて行動することが議員の役割であります。自らの選出母体を超えた幅広い市民の声を聞いていかなければならないのは当然のことであります。