さて、このあたりのオットは、仕事仲間との忘年会でベロベロに酔って帰ってきて爆睡するかと思えば、自分で故紙をまとめて出しておいてくれたり。犬がそそうしたと怒るかと思えば、病院でのリハビリの方法が変わって少しラクになったと嬉しそうだったり。
ワタシが仕事で夕食の支度が遅れると、「無理して作らなくても外食すりゃいいじゃんかよ」とムッとしたり。
2週間ほどは微妙に上がったり下がったりしている。
この月もイベントの予定は全てキャンセルし、昼間は病院へ行くか家で読書か昼寝。夕食後もすぐに寝室へ行ってほどなく寝てしまう。相変わらず過眠ぎみの毎日だった。
時は年末のことだけに、ワタシも忘年会の予定がちょこちょこあった。
そんな予定があったある日。夕方までワタシは仕事をしていた。オットは病院から帰ってすぐ昼寝。午後6時半になって、出掛ける前に起こすと、薄目を開けて頷く。
そして午後10時前に戻ると、入浴中だった。どうやらあれから散歩へ行って残り物で食事を済ませ、風呂に入ったよう。でも、上がるとまた寝室へ行き、寝てしまった。
オットは「しんどいんだよ」と言っていたが、また酒を飲み過ぎたんじゃないのか・・・。
翌朝もぜんぜん起きてこず。ワタシが散歩へ言って午前11時前に戻ると、台所でタバコを吸っていた。
それから昼食にカレーを作ってくれる。
ありがたいけど、それがすごく辛かった。だからオットが盛ってくれたルーを
「ちょっと辛いから、お鍋に戻すよ」と、皿を盛って立ち上がると、自分もスプーンを置いて
「もういらんっ」
と立ち上がってしまった。いきなり、激変。
あとはブスッとした顔でタバコを吸う。ワタシは食卓を片付けて2回へ上がったけれど、缶ビールを抜く音が聞こえてきたからヤケ酒をあおっているんだろう。そして、出掛けていった。
この日も、ワタシは連チャンで忘年会があったんだけれど、帰ってこないオットを待っていてもしょうがないので出掛ける。そして午後10時頃に戻ると、オットは寝室で本を読んでいた。声をかけても返事はなかったが。
でも翌日の朝は普通に戻っていた。が、散歩中に犬が小便を引っかけたと言ってまた怒る。
本当に、上がり下がりが激しい。
この日のワタシは遅くまでかかる仕事があったので、犬のリードなどを洗って干し、食事の用意だけして仕事に戻ろうと思っていたら、「オレがしておく」と言ってくれる。だから任せておき、午後10時前にようやく夕食を摂る。この時点でオットの機嫌は直っていたんだけれど、テレビを見ながら食事していて
「今日、道で○○を見た」というオットに生返事をすると、とたんに
「もういいっ。オレはお前のそういうところが嫌いなんだよ」と、声を荒らげる。
無視した訳じゃないんだけど、テレビを見ながら「ふーん」と言ったのがそんなに気に触るのか。
この日も、オットはそそくさと2階へ上がって不貞寝していた。
あーあ。